2016年1月11日 (月)

『読めよ、さらば憂いなし』

松田青子の『読めよ、さらば憂いなし』(河出書房新社)を読む。帯買い。「私たちには本と映画がある だから今日も生きていける」...正にその通り。そして憂いなし。紹介する作品から著者が拾う言葉がじんわりと良くて、読みたくなる・観たくなる。特にドラマ『すいか』のくだりは素晴らしい。うんうんうんうんと頷き過ぎて首が取れるかと。『すいか』ラバーに悪い人はいない。『すいか』だけで三次会まで飲める。嗚呼同志よ!

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2012年1月29日 (日)

2011年版おさる的 Best book of the year

今更か!という空気が濃厚ではあるが、一応恒例なんで...。そしてこれ書かないと既読本、仕舞えないんで...。つうわけですっかり忘れた頃のベスト10冊であります。季節はずれで恐縮です。

    * * * * * 

2011年どころか、2012年も始まってそろそろひと月が終わる。後手後手だ。気持ちは後ろ向きだ。後出ししてもじゃんけんで勝てる気がしねえ。まいっか、後で考えよう。みたいな負の無限ループでひと月。ここいらでいい加減去年の整理をし、新しい年を生きねば。って遅!とりあえず珠玉の10冊を選んでみた。2010年12月から、最後のほうは感想書いてないんだけど2011年12月末の期間中、読んだ本からのセレクト、そしてほぼ読んだ順。


  ●おさるが選ぶベスト10冊

    こっちへお入り/平安寿子(祥伝社文庫)

    キネマの神様/原田マハ(文春文庫)

    1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター/五十嵐貴久(双葉文庫)

    心星ひとつ/髙田郁(ハルキ文庫)

    青年のための読書クラブ/桜庭一樹(新潮文庫)

    たまさか人形堂物語/津原泰水(文春文庫)

    COW HOUSE/小路幸也(ポプラ文庫)

    ビブリア古書店の事件手帖/三上延(メディアワークス文庫)

    セレモニー黒真珠/宮木あや子(メディアファクトリー文庫)

    SPEED/金城一紀(角川文庫)


2011年のベスト本は、やはり『キネマの神様』。本を読んでいて、時々嗚呼本読みで良かった...としみじみ思う一冊に出会うことがあるけれど、これは完全にそーゆう類の本だった。そしておせっかいなことに周りの人にも布教したくなる本。そういえば2010年のベスト本も映画絡みの本だったなあ。
五十嵐貴久は『For You』や『年下の男の子』など、女子の心を掴む秀作が多かった。中でも『1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター』が、妙齢女子の青春小説としてすこぶる楽しかったので。どうやら黒木瞳で映画化らしいよ。
小路幸也もイイよ~。『早坂家の三姉妹』『ブロードアレイ・ミュージアム』『空へ向かう花』など甲乙つけがたし。でも特に『COW HOUSE』は血が繋がっていない他人同士が集まってハウルの動く城っぽい”家族”になっていく感じに心揺さぶられた。大事に思える言葉が沢山あって、私にしては珍しく付箋をつけながら読んでいた。
今更ですが髙田郁のみをつくしシリーズには夢中になった。今一番楽しみにしてるシリーズかも。同好の士と飲みながらキャスティングをするのも盛り上がったなあ。
意外な拾い物(失敬)だったのが、宮木あや子の『セレモニー黒真珠』。葬儀屋小説なんだけど、男前なアラサー女・笹島がとにかくかっちょよくてシビれる。独特なユーモアのセンスも私は好きだった。
書いてるうちに気付いたが、今回選んだ10冊は『COW HOUSE』を除いて大体女性が活躍する話で吃驚。たまさか人形堂もビブリア古書店も店長は女子、ゾンビーズは健在だけど『SPEED』の主人公は女子高生だ。時代なのか?それとも私がそのような話ばかりを好むのか?そのあたりを突き詰めつつ、今年もとにかく読んでいこうと思います。

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2012年1月 3日 (火)

謹賀新年

大阪へ行ったきりになっちゃたのか、おさる!?と各方面から問い合わせがあったりなかったりしつつ2011年が暮れ、なし崩し的に2012年が明けてしまった。感想も書かないままに積みっぱなしになった既読本で、おさるの巣は壁ができてしまいました。あったかいです。なのでそろそろ冬眠(してたのか)から目覚めて、おさるのゆくえをお知らせしていこうと思った次第です。つうわけで今年もよろしくお願いします♪

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2011年3月16日 (水)

本は落ち続ける。

月曜は停電による電車運休等の影響で、会社に行くのを諦めた。火曜日は頑張って一時間早く出社したら、既にあらかたの社員が出勤&労働中。日本のリーマンて...と静かに感動。がっ、部の庶務女子が全員欠席した一日の為に諸々の事務処理がえらいことになっており、お前ら事務仕事をなめんなよとも思ったおさるである。こないだわかったことだけど、こいつバカだなと思ってた人がやっぱりバカだってことが更にわかって(これが課長だったりする)、いい加減トサカにきて説教するも、しゅんとしちゃったので今日のところは勘弁したった(何様)。まあバカはバカなりに頑張ったってことで。いいのかそれで。
夜、ィヨコハマではまたもや結構大きい地震があり、積みなおしたマンガが再び激しく落下。連れ合いが今拾い集めて、各マンガ毎に紐で縛っています。ブック○フのまとめ売りみたいです。

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2011年3月14日 (月)

忘れない。

ご無沙汰です。ご無沙汰しているうちにこんなことに。
11日の大地震の時は会社におり、結局その日は家に帰れなかった。東京からィヨコハマはやはり遠い。会社に泊まるなんて、SE時代の徹夜作業以来か。食料を分け合い情報交換をして、一晩を共に過ごした人たちとは何だか連帯感が生まれたような。非常時は大変だけど、こんな時だからこそ人間の色んな面を垣間見られる。今までちょっと苦手だった人が案外いい人だった!ってわかったり、こいつバカだなと思ってた人がやっぱりバカだったり、でもそんなバカの明るさに案外救われたり。うちにおいでと電話をかけてきてくれた友人たち、心配してメールをくれた人たち、嗚呼俺ひとりじゃないんだ...。なんて、今更ながら沢山の人に感謝した。
翌日やっとのことで帰宅すると、案の定棚から落ちた本が散らかっていたけれど、そんなのは些細なことだ。このことを忘れないように。いろんなことを忘れないように。本を片付けながら諸々に泣けてきた。でも泣いてる場合ではないのだ。スカーレット・オハラの心持で、明日からまた頑張ろう。

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2011年1月 9日 (日)

2010年版おさる的 Best book of the year

謹賀新年。...ってもう9日だよー。一体何日冬眠してたんだ?的な年始めであります。今年もだるだるな予感が...。いや、巻き返す!これから巻き返す!まだ間に合う、かも、しんまい(弱気)
つうわけで今更ですが、2010年版おさる的 Best book of the yearです。今回から別ウィンドウでなく、こちらでちゃっちゃと済ませることにした。ィヨロシクお願い致します。

        *  *  *  *  *

こんにちは、小雪です。ハイボールの美味しい一年でした。すみません小雪というのは詐称です。でも飲んでばかりいたのは相変わらず。休肝日という言葉は俺様の辞書からなくなったね。昨年から常勤で働き始めたこともあり、って言うのは言い訳だけど、更に飲んでしまいなんだかんだ色々あって、ふと気付くと近年稀に見る読書量の少なさだった。情けなし。しかし致し方なし。数少ない既読本の中から珠玉の10冊を今年も選んでみた。いつも通り、2009年12月から2010年11月末の期間中読んだ本からのセレクト、そしてほぼ読んだ順。今年はまっとうに暮らしたい(←書いてみただけ)。


  ●おさるが選ぶベスト10冊

    インスタント沼/三木聡(角川書店)

    名残り火/藤原伊織(文春文庫)

    クジラの彼/有川浩(角川文庫)

    映画篇/金城一紀(集英社文庫)

    写楽 閉じた国の幻/島田荘司(新潮社)

    ちょっと変わった守護天使/山崎マキコ(文春文庫)

    D列車でいこう/阿川大樹(徳間文庫)

    うぬぼれ刑事/宮藤官九郎(角川書店)

    ミーツへの道/江弘毅(本の雑誌社)

    うたうひと/小路幸也(祥伝社文庫)

 
  ●各種特別賞

    *号泣 of the Year : ピース オブ ケイク/ジョージ朝倉

    *男前女子 of the Year : エコノマという店をつくるまであたしの舌が覚えてきたこと。/中西麻衣子

    *センセ of the Year : 内田樹

    *ありがとう of the Year : 北森鴻 & ロバート・B・パーカー

今年のベストは何といっても『映画篇』。これはもう絶対!鋭意布教したー。周りで何人無理矢理読まされたことか。すみません。でもイイんです鉄板です。初めの話でうーん?と思っても次の話も必ず読んで!お願い。辛い話があっても、最後の話で救われるから。つうかほんとにええ話だから~。読んだ後、好きな映画について語りたくなるよ。そんな一冊。
三木聡の映画は、ジリ鈍の時に観るとぐっとくる。この正月も『亀は意外と速く泳ぐ』を再び観返して、むのすごく哲学的な気分になった。映画の原作『インスタント沼』もむちゃくちゃなのにじーんとする。俺だけかもしれんが。
『名残り火』は確かイオリン最後の長編。やせ我慢にならない男の美学。
自衛隊好き(←ちょっと隠したい)としてはド直球だった『クジラの彼』。『阪急電車』『シアター!』も良かったけど、京都よりも小劇場よりも自衛隊が好きだった俺、ってことか?
クドカン健在!を知らしめたうぬぼれ氏のシナリオ本は、噛み締めるほどに面白い。たぶん一番笑った本かも。嗚呼うぬぼれ氏のテーマが止まらない....

特別賞もちょっと少なめ(何しろあんまり本読んでないんす)。
『ピースオブケイク』はマンガだが、昨年いっとう泣いた。なんかシンクロして感極まった。恋する女子ってめんどくさい。バカバカ。
こんな料理本?読んだことねえ、みたいな本の著者・エコノマのマイちゃんはかなり強烈だった。未だエコノマは行かれてない。
単純な私は内田樹センセの本にいちいち目から鱗。しばらくはセンセの本で思いっきり啓蒙されたいわ☆
昨年残念だったのが、北森鴻とロバート・B・パーカーの訃報だ。いつまでも大好きな作家だ。ずっとずっと大事に読んでいきたい。


つうわけで長くなりましたが、昨年のまとめはこんな感じ。
今年もよろしくお願い致します。

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2010年1月25日 (月)

ありがとう、さようなら

北森鴻さんが亡くなった。
冬狐堂も蓮杖那智もムンちゃんも、帰ってくるって信じてた香菜里屋のマスターのことも、もっともっと読みたかった。残念で残念でほんとうに残念でたまらない。

ロバート・B・パーカーも亡くなったそうだ。
どうしよう、スペンサー。おろおろした。いつかは終わるものだけど、こんな風に終わるなんて。信じられない。

二人とも大好きな作家だった。
遺された作品を愛し続けよう、いつまでも何回も繰り返し読み続けよう、と思った。

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2009年12月 6日 (日)

2009年版おさる的 Best book of the year

明日から京都なんすよー。うふふ。お誕生日に南座で歌舞伎見物と洒落込んで。もう各方面からバンスしてドロンですわ。でへへ。色々ゆるみっぱなし。
その前にひと仕事。毎年恒例のおさる的ベストブックを10冊選びました。誰にも頼まれてないけど。今年はとにかくあまり読めてないので、すっごくフツーのセレクトで面目ない。ほな、しばらく留守にするマンキー。

おさるの選んだ10冊はこちら → おさるSPECIAL

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2009年9月 1日 (火)

Yonda?パンダをもらうおさる

Yonda新潮文庫をせっせと読んで、
Yonda?パンダの腕時計とブックカバーをもらったよ。
案外かわいい...
腕時計は50冊、ブックカバーは20冊分。
いったいどれだけつぎこんだか...とかは考えまい。

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2009年6月 5日 (金)

ハゲタカのピアノ

『ハゲタカ』原作では、投資ファンド会社に入る前の鷲津はニューヨークでジャズピアニストを目指していた人ってことになってるが、ドラマでは元銀行員だったので吃驚。柴田恭平の元部下だったり、銀行員時代の仕事絡みの不幸な出来事があって云々っつう設定はちょっとイージーな気がしましたが、ドラマはドラマで結構面白いっすね。まあそれはさておき、原作の中で鷲津がビル・エバンスの「アローン」の中の曲をいくつか弾く場面があって、読んでいるうちに聞いてみたくなり早速CDを購入。久しぶりにCKB以外の音楽を毎日聞いている。鷲津さんに惚れたのかしら。小説に登場する音楽で今一番興味があるのはやはり、ヤナーチエックの「シンフォニエッタ」でしょう。ヤナーチエックって誰?って言うか何?って感じですけどね。CDあるなら『1Q84』の平積み隣に置いておくと案外売れると思うのだが、どうでしょう本屋さん。

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