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2015年3月 2日 (月)

『婚外恋愛に似たもの』

宮木あや子の『婚外恋愛に似たもの』(光文社文庫)を読む。女には二種類ある。2.5次元の男に本気で入れあげる女と、生身の男にしか興味がない女だ。前者ならば共感死にするかもしれないオモシロ本!後者でもきっと対岸の火事的にオモシロ本。登場する5人の女子はデビュー前のアイドルグループに夢中(これを小劇場の役者とか歌舞伎役者に入替えれば俺もシンクロ率120%)。富も美も知性も兼ね備えたクソセレブから真反対の残念な女まで、全く違うタイプの5人が、アイドルに本気の愛を注ぐという共通点のみでなんとなく繋がる様が、何だか笑えてそして可愛い。それぞれリアルの世界ではそれなりの不満とか悩みとか当然あるんだけど、彼らへの愛だけで今日もパワフルに生きていかれるんだよ。こんなシアワセの形も絶対あるね。女子に過剰な夢を見ている男子も読んだらいいよ。

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コメント

社会的なキャリアはみなそれぞれちがうけれど、著者の女性に対する讃歌が根底から伝わってきました。
一歩踏み出して頑張ってみようか、と思わせてくれるスパイスが、どの話にもあるように感じました。

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投稿: 藍色 | 2015年6月 5日 (金) 14時47分

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