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2015年2月22日 (日)

『64(ロクヨン)』

横山秀夫の『64(ロクヨン)』(上下巻・文春文庫)を読む。昭和64年に起きた誘拐事件(未解決)を当時担当していた元刑事・三上は、現在はD県警広報官。という彼の経歴がまず結構な波乱を含んだ複雑な設定で、広報官という仕事の難儀さや板挟みぶりの描写が続く前半は正直地味だ。しかしこれがじわじわと存分に効いてくる頃には、もう読むことをやめられない。組織内の理不尽なパワーゲーム、幾重にも絡み合った一筋縄ではいかない人間関係、記者との息詰まる対決。これでもかと押し寄せる山場にもうへとへとだよ!流石の横山秀夫。読み応えのある1冊であります。

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