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2015年1月

2015年1月18日 (日)

『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』

ELジェイムズの『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ(全三巻)』(ハヤカワ文庫)を読む。若くてイケメンで唸るほど金持ちというグレイ氏の倒錯的な性嗜好を、まだまだ恋愛に関して夢いっぱいの女子大生が受け入れるか否かで延々引っ張る、まあちょっとどぎつめのロマンス小説といったところか。どSのグレイ氏がどうしてこんなに歪んでしまったかというトラウマ的な話も、すまんあんまり興味ない...。これがハリー・ポッターより売れたって、人ってやっぱりエロが好き!(俺も買ってるけど)という結論です。

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2015年1月17日 (土)

『ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ』

三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめ』(メディアワークス文庫)を読む。シリーズ6冊目、太宰に関する話故、そのあたりは読む方も気合が入り(好きだからさ)、めっさ楽しめた。しかし、そんな風に古本の魅力を教えてくれる反面、人間のダークな部分をシビアに晒し後味の悪さを残すのもこのシリーズの魅力なのか。古本が絡むと道を逸脱する人や裏のある人腹黒い人狡猾な人....と普通の顔をした魑魅魍魎がこわいです。こわいです。もう一回言ってみた。

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2015年1月13日 (火)

『増補版 ぐっとくる題名』

ブルボン小林の『増補版 ぐっとくる題名』(中公文庫)を読む。初めて書店で見た時、お洒落で美しくあまりにもバカバカしい、正直本の内容はどうでもいいが絶対忘れられそうもない題名に唸ったのが『ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ』。ブルボン小林の作品であった。私の中ではその一件ですっかり題名王な彼が綴る、ぐっとくる題名についての本だなんて、もう満を持して感いっぱいだ。LINEなどの台頭によってメールにも題名を書くことがなくなりつつある昨今、題名の案外な大事さを味わいながら楽しく読みました。

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2015年1月11日 (日)

『侠飯』

福澤徹三の『侠飯』(文春文庫)を読む。侠飯と書いておとこめし。ひょんなことから就活中のへたれ大学生の家に居候することになった極道の人が、ありあわせのものでちゃちゃっと作る男気溢れる料理や、こだわりの食材でばーんと振舞う凝った料理のくだりが一番の読ませどころ。ろくなものを食べていなかったろくでもない大学生が、食生活とか大人の男の説教によってどう変るかとかにはそんなに興味はないが(この大学生にさほど魅力を感じないからか)、もうひたすら極道の人の料理シーンが続けばいいなあと思う一冊。

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2015年1月10日 (土)

『おまえじゃなきゃだめなんだ』

角田光代の『おまえじゃなきゃだめなんだ』(文春文庫)を読む。やさしい味、と言う表現がなんだかキライだった。聞く度に「ケッ」と思っていた。しかし、表題の小説に登場するある食べ物の”やさしい味”に、参った。やさしい、としか言い様がない、ただそこにあるだけなのに気持ちに寄り添いあったかくしてくれる食べ物。おお、これが正に”やさしい味”ってやつか、と感動すら覚えた。タイトルがまた泣かすね。ティファニーに関する短編も大層良い。女性はジュエリーを贈られる事が勿論好きだが、それを選んでくれたりする時間を含めて更に嬉しく愛おしく思うのだ。ジュエリーはただの物ではない、人生に深く関わるキラキラなのだよ。

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2015年1月 4日 (日)

『菊之助の礼儀』

謹賀新年。今年も読んで飲んで。
長谷部浩の『菊之助の礼儀』(新潮社)を読む。菊之助のことを書いた本はあまりないように思うし、海老蔵などと違ってメディアでの露出もさほどない菊ゆえに、下世話なファン(俺)にとっては待ってました感いっぱい!なのですが、まあどこを切ってもだいたいにおいて実に良い子だ菊之助。あくまでも真面目で礼儀正しく真摯なエピソードが続き、全体的にそつのない一冊。有難いことにほとんどの演目は観ているものの、舞台写真(一枚もなし)を載せて頂けると嬉しいのだがなあ。

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