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2012年2月

2012年2月17日 (金)

『CC:カーボンコピー』

幸田真音の『CC:カーボンコピー』(中公文庫)を読む。広告代理店のアカウント・エグゼクティヴっつう仕事も絶好調な41歳バツイチ美人が主人公。題材として興味深い広告業界を舞台に、恋愛的な要素も絡めつつ、ビジネス部分もきっちり読ませる起伏に富んだストーリー...なんですけど、なんとなく終始乗れないのは何故だ。仕事、お好きなんですね...その上、おもてになるんですね...って思っちゃう。やっかみですかね。主人公のパワフル女子に比べると、本書に出てくる男性陣にほとんど魅力がない(ように思える)のがご愛嬌かな。

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2012年2月16日 (木)

『疑心』

今野敏の『疑心 隠蔽捜査3』(新潮文庫)を読む。あまりに正しい故に変人と呼ばれるスーパーキャリア官僚・竜崎シリーズ第三弾にして問題作!?何事にも動じないと思われたあの竜崎署長に訪れた最大のピンチとは、アメリカ大統領訪日の警備でもテロでもなく、意外にも...っつう話。そんな竜崎さんを見たくはないわ!とこちらも取り乱し気味ですが、嗚呼彼も血の通った人間だったのネ☆と少し安心しないでもない。

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2012年2月15日 (水)

『残される者たちへ』

小路幸也の『残される者たちへ』(小学館文庫)を読む。小学校の同窓会、クラスメイトのひとりだけ全く記憶にない...という発端から、なんだか不思議な物語である。ミステリのような、SFのような。しかし、私は団地小説として読みました。すこぶる局地的なのだが、小さい頃団地に住んでた人に鋭意おすすめ。団地独特の団結力っつうかでっかい家族的な感じとか、うるっと懐かしい。何十年も経った後、限界集落っぽくなってしまっているのも同じで、ちょっとせつない。なんつって、まだ団地に住んでいるわたくしなんですけどね☆

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2012年2月14日 (火)

『くまちゃん』

今週は冬休み!本を読もう、そうしよう。角田光代の『くまちゃん』(新潮文庫)を読む。これはなかなか仕掛けがユニークな連作「ふられ」小説。ある話で女の子を振った男子が、次の話では振られたり。振った方の言い分、振られた方の泣き言、すっごくシンクロしてしまう恋、全然わかんない心情もあったりと、くるくるまわってたいそうエキサイティングな読書体験であった。ど直球じゃないけど、こんなひねくれた恋愛小説もたまにはいいと思います。勿論褒めてます。”負けっぱなしだったことがある”わたくしとしては、「勝負恋愛」のゆりえにロックオン。ていうか勝ったことなんかあんのか?俺。

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2012年2月12日 (日)

映画『ドラゴン・タトゥーの女』

洋画だけど『ドラゴン・タトゥーの女』を観る。原作面白かったし、とにかくダニエル・クレイヴ大好物なんで☆まあミカエル役ってどうなの?とちょっと違和感なくもなかったけど、案外合ってました。ミカエルのモテぶりがダニエルさんだと説得力があるんですもーん。とは言え、原作よりは映画版は控えめ(モテも)。原作は何しろ長いので、ミレニアム編集部の面々とかばっさり切って(編集長エリカもちょい薄い)、結構登場人物は少なくなっていたけど、うまくまとめてたと思いますよ。リスベット女優がカラダ張ってリスベットになっていたのがグッド。小ぶりの乳も込みでグッド。あと、クリストファー・プラマー!がご存命だったので吃驚(失敬)。大物感を醸していた。

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2012年2月11日 (土)

大宮エリー「思いを伝えるということ」展

昨日のことですが、大宮エリー「思いを伝えるということ」展に友人カッパと行ってきた。渋谷パルコミュージアムにて500円。安い。いわゆるインスタントジョンソン...じゃなくて、インスタレーション的な?エリーの言葉をじっくり読むべし。そして感じるべし。どこかで、自分にだけ向かってくるように思える言葉があるかもしれない。そんなのに出会うと、ちょっと感極まるかもしれない(私はあった)。思いを伝えるのはムツカシイ。私は、えてして”願望をおしつける”ことが多いような気がする。思いとはきちがえて。伝わらなければゼロだ、というのがいつの頃からか刷り込まれていて、伝えることのみにしゃかりきになるあまり、相手がどう感じるかを慮っていなかったような気がする。私の思いを押し付けた、全ての人に謝りたい。でもまあ、そんなことも含めて、”後悔はしてないよ”っつうボトルの中の言葉に密かに号泣した金曜日の夜でありました。

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