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2011年5月25日 (水)

『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』

唯川恵の『瑠璃でもなく、玻璃でもなく』(集英社文庫)を読む。第一章が始まる前のページに書かれた、”恋愛は不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである”という名言で見事に総括されております。うまいこと言うね。26歳未婚OL不倫中と、34歳既婚子なし専業主婦、それぞれの不安と不満。磐石ともいえるありがちな人物設定とドラマのような偶然の連発で実に読みやすい展開だが、それ故になーんにも考えずに没頭できます。それこそドラマを観ているかのようです。女子としては両方の気持ちがだいたいわかるけれど、残念ながらこの小説に登場する男性陣には全く魅力を感じない...。特に、人当たりの良さとソツのなさでつい女子がほだされてしまうらしい石川くん(広告代理店勤務)は、いちいち押しが強いのに冷酷なまでの引きが不気味で一体何を考えているのかわからん。こーゆう人が一番コワイと思いますな。

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