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2011年2月

2011年2月28日 (月)

『花散らしの雨』

髙田郁の『花散らしの雨 みをつくし料理帖』(ハルキ文庫)を読む。いいっすねーこのシリーズ。心機一転、元飯田町に移転した「つる家」に料理盗作疑惑が起こったり、近しい者が麻疹にかかったりと、まだまだ波乱万丈。辛いことも悲しいことも、人生色々あるけれど「真っ当な努力を重ねていれば、こんな風に光の射すこともある」と真摯に料理に向き合う澪の姿には何かと学ぶものが御座います。蛸と胡瓜の酢の物を武士が食べない謎とか、澪が旬のものを江戸っ子好みに工夫して献立を作っていく様とか、料理の観点からしても本当に興味深く面白い。たぶんしばらくはこれに夢中。

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2011年2月27日 (日)

マイ ブルーヘブン コンサートNo.2

木曜日のことですが、吉田日出子と自由劇場オリジナルバンドによる「マイ ブルーヘブン コンサート No.2」@吉祥寺・スターパインズカフェへ行ってきた。昨年の夏から早半年、まさかの第二弾に感激で打ち震えるファンであります。大森博史さん、またまた素敵な企画をアリガトウ☆のっけから「Sing Sing Sing」でもってかれ、「上海バンスキング」の劇中でおなじみの曲もたくさん!今回特に嬉しかったのは、むのすごく久しぶりに「マリーAの思い出」が聴けたことだ。もうこれ大好き。ゲストのつのだたかしさんのギターも素晴らしく良くて、泣けました。途中、コニーの”線上”カメラマン(←超似てる)とかチリ兄弟とか、まるでティンゲル・タンゲルの小ネタを観ているかのような出し物もありつつ最後まで楽しませて頂いた。アンコールは「私の青空」と「ウェルカム上海」。あああああやっぱりいいなあ。もっともっと聴きたい曲があるので、また是非やって頂きたいなあ。

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2011年2月24日 (木)

『シンメトリー』

社会復帰。会社で仕事をしている方が気がまぎれて良い。こんな俺でも必要としてくれている...的な思い込みにすがって生き長らえる。ってなんだよそのダウナー系?
かような駄目人間には若干眩しい、誉田哲也の『シンメトリー』(光文社文庫)を読む。女刑事・姫川玲子もの短編集。結構グロい印象の長編とは違った趣きで、とっつきやすく楽しめるのにぴりっとしていて小気味良い。手柄をたてたいとか出世したいとかのわかりやすいがつがつ感には普通引いてしまうものだが、姫の場合はむのすごく好感を持てるんだよな。かっちょいいな。つうわけで明日から俺も出世を念頭にがつがつしてみよう(嘘)。

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2011年2月23日 (水)

『判決の誤差』

あー徹底的に無為だった冬休みももう終わりだあ。熱海以外、ほぼ寝たきりだったなー。リフレッシュしたというよりも、ただ駄目になった感じ。会社行きたくねえ。
と駄々をこねるのはさておき、戸梶圭太の『判決の誤差』(双葉文庫)を読む。何だこれ。カテゴリーさえわかんなかった...。ひっさしぶりに戸梶を読んだけど、そういえば戸梶ってこんなだったな、というブレなさ加減は天晴れだ。裁判員裁判のリアルな現場?を描いた、無茶苦茶でデストロイな小説。裁判官から検事、弁護士、被告、裁判員まで見事に残らず問題あり。完全フィクションとは言い難いのがコワイ。裁判員なんて絶対やりたくない!と改めて思った次第です。明日から出勤だーって時に読む本じゃないことは確か。士気が下がる(最初からないけど)。

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2011年2月22日 (火)

なるほど、だいたいわかりましたよ。

と、熱海にて言ってみた。ちょっと嬉しかった。てしてしてし。

熱海は案外山っつうか坂っつうかばっかりで、
すんごい歩いてすんごい疲れた。
MOA美術館とか梅園とかみんな山の上なのね。
しかしこの文句は筋違いというものだろう、
大人ならタクシー乗るとかすればよいのだから....
(とにかく連れ合いは歩きバカなの)
温泉で心のリハビリを。と思っていたのに
逆に疲れたー。疲れに行ったー。

Atami_beer


熱海ビールはなかなか旨かったっす。
露天風呂付きのお部屋も気に入った。
家に露天風呂作りたいなー(無理)
ま、熱海は近いのがいいやね。

Atami_ume


梅、見ごろです。

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2011年2月18日 (金)

『シアター!2』

朝寝朝酒朝湯が大好きで...という小原庄助な毎日でごんす。身上ってこうやってつぶれていくのかな。このままずるずると引きこもったまま会社も行かなくなりそうだな。何かもうどーでもいいや、って投げやりな気分になるけれど、本を読む気力が残っている間は大丈夫、とも思う。
つうわけで本日は有川浩の『シアター!2』(メディアワークス文庫)を読む。二年間で300万円返さないと潰れる運命の劇団「シアターフラッグ」の物語第二弾。借金返済の為、団結しかけていた劇団員の間に諸々問題が起ったりするが、そんな危機をどうやって乗り越えるかも読みどころ。前回よりも個々のメンバーの色がはっきり出ており、ラブ要素もアリで更に青くも面白くなっておりました。個人的には巧が牧子の客演を観に来るシーンとか好きだったなー。ぞくぞくしたぜ。あと一冊で終わるみたいだが、楽しみなシリーズである。

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2011年2月16日 (水)

『ありふれた魔法』

今日から一週間冬休み。昼酒だー。炬燵猿となって読書三昧。他にすることないんですか?(ないです)
つうわけで盛田隆二の『ありふれた魔法』(光文社文庫)を読む。またまたおじさん不倫小説(ほんとは恋愛と言ってもらいたいの、おじさんも☆)、今度は男目線なので、妙齢の男子は完全に感情移入できるかも。舞台は銀行の支店、妻子持ちの次長・44歳が部下の総合職女子・26歳に惹かれていく。”ありふれた魔法”に胸を振るわせる次長がかわゆらしいが、この男は何か駄目だな。家族の話をしすぎるし。でも毎日一緒に仕事をしている人のことをだんだん好きになってしまう過程はすごくわかる。「いい年をして恋愛なんて気持ち悪い」って妻が言うのもわかるけど。ラストはスーパー現実的で、小説の中でくらい夢を見させてくださいよと思わんでもない。

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2011年2月14日 (月)

『書店はタイムマシーン』

桜庭一樹の『書店はタイムマシーン 桜庭一樹読書日記』(創元ライブラリ)を読む。これが誠の読書日記というものだろう。この人、直木賞を受賞した日すら帰ってから本を読んでいる。世の中に知らない本がこんなにあるなんて、勿論わかっちゃいたけどそうゆうことがリアルにずっしり迫ってくる読書ぶり。俺なんて普通だ普通。普通ですみませんテヘ、とか言いながらこれからも読んでいくしかないっす。

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2011年2月13日 (日)

『八朔の雪』

今シーズンのドラマでは『デカワンコ』が断然イイ!と、友人カッパに散々言われていたのにもかかわらず、俺おさるだし犬に興味ねえし、と思って全くチェックしていなかった。がっ、昨日何気なく観てみたらアナタ。おもおもおもしろいっす!刑事の面々がサイコー。捜査一課9係から吹越さん、失踪人捜査課からエロ男爵、外務省から出向?の大倉くん、テゴだかマスだかすら良い。もっと早く観れば良かった...。これからは人の言うことはちゃんと聞こうと反省する。
早速そんな反省を踏まえて、各方面から鋭意おすすめされていた(のにロングタイム放置だった)髙田郁の『八朔の雪 みをつくし料理帖』(ハルキ文庫)を読む。これももっと早く読むべきだったー。おもおもおもしろいっす!水害で両親を亡くした天涯孤独の自分を料理人として育ててくれた御寮さんと共に、上方から江戸に出てきて料理で身を立てようと頑張る澪。その道はなかなかに苦難の連続で、東と西の味覚や文化の違いに戸惑い、迷いながらも強い気持ちでひとつひとつの問題に向き合って、精進する澪がスゴイです。勿論料理も旨そうで、一冊で何度も美味しい人情時代小説。嗚呼即刻続きを買わねば。

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2011年2月12日 (土)

『走れ!T校バスケット部』

松崎洋の『走れ!T校バスケット部』(幻冬舎文庫)を読む。バスケットはお好きですか?と春子ちゃんに聞かれるまでもなくバスケットは好きだし気になってはいたんだけど、やっつけ仕事のような装丁からしてなんとなく今まで読む気がしなかった。がっ、最近異動してきた活字ジャンキー次長が結構面白かったと言ってたので、次の飲み会で「あの本読みましたよー」と言いたいが為に購入。よこしまだが、幻冬舎は次長に感謝するように。ストーリーはマンガみたいで、弱小バスケットボール部に強豪校から転校してきた陽一くんが入って、仲間とともに強くなっていくみたいながんばれベアーズ的な話。セオリー通りですが、正直うるっとしてしまいました。おばちゃん最近涙もろくて。T校バスケット部の面々が屈託がなさすぎるというかちょっといい子過ぎるのがつまんないかな。深さがないのかな。でも次長に、二巻も読まなくちゃ駄目と言われたので、早速続編も買ったバカさるです。好きな男子の言うことは聞くのよ☆

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2011年2月11日 (金)

『ささやかな永遠のはじまり』

寒いすな。ィヨコハマも今日は雪です。おうちにいるぶんには雪も良いものよのう。三連休は家にこもって酒と読書だ!つうわけでまたまた「愛の一冊フェア」本より、盛田隆二の『ささやかな永遠のはじまり』(角川文庫)を読む。出版社の編集総務担当・園田花織25歳は結婚寸前に婚約者の女性問題発覚で破談、悲しみをこらえつつ仕事に打ち込む中、大人で優しい編集長の白石に惹かれていく、みたいな実にオーソドックスで王道の不倫もの。おじさんが書く不倫なんて、どうせ淳一的な男のファンタジー満載なんでしょーとか高をくくっていたら案外そうでもなく、出版社の仕事シーンなども普通に面白かったし、女子の気持ちも結構きちんとリアリティがあった。まあ従順で気が利いてあんまり無茶を言わないけど秘めたアツさがあったりする花織ちゃんみたいな都合のいい女子は、いかにもおじさんが好きな感じではありますが。にしても既婚者って、君といると安心するとかほっとするとか言うよね。褒め言葉だと思ってんのか?安心は自分の家でやれ、と俺は思う。あと、白石編集長を相当なおっさんと決め付けて読んでいたら実は38歳でした。年下じゃん...白石君て呼んでやる。役職者がまさかの年下っつうお年頃になってしまった事に何だかがっくり。

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2011年2月 9日 (水)

『紙魚家崩壊』

北村薫さんのミステリ短編集『紙魚家崩壊 九つの謎』(講談社文庫)やっと読了。最初の話がわたくし的にはめっさ怖かったので、しばらく放置していたもの。しかし勇気を出して?読んでみると、怖いだけじゃなく、ほっこりする話、微笑ましい話、んで油断してると後からひんやりする話等々各種取り揃えた流石の北村薫。ラストの、「カチカチ山」のおばあさん殺害事件を題材にした「新釈おとぎばなし」はちょっと笑っちゃったよ。そういえば円紫さんのシリーズはどうしたんだろう。久しぶりに読み返したくなった。

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2011年2月 6日 (日)

『銀の糸』

まだまだ愛の一冊フェアに乗せられて、角川の思うつぼです。良い消費者です。何か悔しいが。野中柊の恋愛小説短編集『銀の糸』(角川文庫)を読む。野中柊の温度は結構自分に合っているような気がするので、読んでいて心地よい。結婚して何年か経つとそこに恋はなくなるのかもしれないけれど、竜宮城的な退屈に幸せを見出し、連れ合いをいとおしく思う「銀の糸」には共感できる。でも同時に「遊園地」の女子にもシンクロしてしまう。どうせ、ひとはいつか死ぬのだから、「たった今だけでも、生きることをおそれるのはやめましょう」。刹那的?それでもいいや、と思うことがたまにある。

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2011年2月 4日 (金)

『クローバー』

”今月は、すべての女子を応援します!”っつう角川文庫の「愛の一冊フェア」にまんまと踊らされているおさるでごわす。本日も『純愛小説』に引き続き、フェアの中から島本理生の『クローバー』(角川文庫)を読む。わがままで口が悪いけど外ヅラは良くて女子力全開の華子(姉)と、心優しいっつうかやや優柔不断な理系男子の冬治(弟)、この双子の大学生を中心としたかわゆらしい青春小説。良い意味でマンガみたいにするっと入れて読みやすい。冬治と同じクラスの不器用な才女・雪村さんのキャラがイイ!共感できる(不器用部分のみ)。今まで自分のことを一度も好きだと思ったことがないと言う彼女が、恋をした相手に「(あなたを)好きになる前の自分よりも、今の自分のほうが好き。会えるだけで、毎日、嬉しい。」と不器用ながらもちゃんと告げるとこなんて涙したわ...。恋っていいっすね☆

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2011年2月 1日 (火)

『純愛小説』

篠田節子の『純愛小説』(角川文庫)を読む。タイトルは皮肉か?的な、恋愛四篇。つうか恋愛は時にホラーの様相を呈するものかも...なんて思ってしまったのは、読む側のコンディションのせいでしょうか。恋っていいな♪というよりも、如何ともしがたい深みを覗いてしまった怖さや取り返しのつかなさ加減に打ち震える感じ。うげげ。

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