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2010年9月

2010年9月29日 (水)

『ミーツへの道』

元ミーツの編集長・江弘毅の『ミーツへの道 「街的雑誌」の時代』(本の雑誌社)を読む。ここ数年は京都へ行く時のガイドブックはほぼ「Meets Regional」のみのわたくしにとって、あの雑誌がどんな風に誕生し、どんな風に作られているのか、その裏側を垣間見れるというだけでわくわくしましたよ。だからミーツは他の雑誌と決定的に違うんだ!っていうところがよーくわかる。むのすごくエキサイティングな一冊であった。

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2010年9月26日 (日)

『フリン』

椰月美智子の『フリン』(角川書店)を読む。”不倫”をカタカナで書くようなセンスはあまり好きじゃないんだけれど、読んでみると漢字とはやはりニュアンスが違う、真剣だけれどもそんなにどろどろはしていないていの”フリン”短編集だと言えましょう。リバーサイドマンションの住人たちを主人公にしたそれぞれのストーリーはまさに人生色々でなかなか面白く読めた。「最後の恋」が良かったぞ。いい年をしたおじさんが、恋をしている、と急に気付く瞬間とか、何かと涙もろくなってしまうところとか、ちょっといいなあと思った。わかるで、と。

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『蝶々喃々』再読

少しだけ欠けてきた月がたいそう綺麗で、やっぱり向島百花園の月見の会に行かれなかったのは残念だったと悔やむ夜中。月明かりで出来た自分の影を見ていると、なんだか心許なくて悲しくなる。
月見の会のことは小川糸の『蝶々喃々』(ポプラ社)で知った。湯島天神の梅祭りもこの本を読んで行ってみた。そんなことを思い出して久しぶりに読み返す。栞と春一郎のままならない恋に泣く。心情的にわからんところもあるんだが(雪道くんのくだりとか)、時々ううっと心臓鷲掴みにされるような文章にやられて降参。今日はこれぎり。

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2010年9月25日 (土)

ケンチャナヨと言ってくれ。

”夏の終わりが始まる”頃に出たクレイジーケンバンドのアルバム『MINT CONDITION』を、秋の気配が感じられる今日この頃もずっと聞いている。毎度のことですが、聞けば聞くほど味わいが増してどんどん美味しくなってくる。ほろにがもスイートも全部飲み込んで、肉食系からおセンチまで、このふり幅この奥深さはいったい何だ。そして「シャンタン」で感極まってちょっと泣く。今年の秋はたぶん泣きっぱ。”つなげない左手”をじっと見る。お酒に逃げるか。もう充分逃げているが。

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2010年9月23日 (木)

『Paradise Kiss』再読

映画化で向井くんがジョージ役をやると聞き、矢沢あいの『Paradise Kiss』(全五巻・祥伝社)を読み返す。こいつら高校生なのか...と改めて感心する。ラストをすっかり忘れていたのでちょっと吃驚した。ううむ、こんなだったっけ。若くして読んだら納得いかなーい!って思ったかもしれないが、今となっては堅実で現実的な結末を当然のように受け止められる。年取ったな。そんな寂しい感想は置いといて、向井くんのジョージが若干心配だけれど楽しみにしております。

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2010年9月21日 (火)

『うぬぼれ刑事』

外出先から戻ると、昼間でも普通にビールをあけてしまう日々。おやつ時間くらいから本腰入れてだらだらと飲み続け、たいてい覚醒するのがこんな夜中だ。どんどん駄目な感じになっていく。一ヶ月に一日くらいは休肝日を作ったら如何か、と自分に問いかけてみる(が、応答なし)。
さて、先週終わってしまった宮藤官九郎の『うぬぼれ刑事』(角川書店)を早速読む。ううむ、やっぱりおもおもおもしろいっす!なぜか犯罪者に惚れてしまううぬぼれ刑事、毎回相手に逮捕か結婚かを迫るわけなんだが、そのパターンの繰り返しもしくはハズしぶりが絶妙にうまい!世田谷通り署の案外平和的な刑事さんたちのぐだぐだ感がたまらないし、うぬぼれ5のキャラはもう文句なく全員イイ。好きだなあーうぬぼれ刑事。続編とか、うぬぼれ・ザ・ムービーとか見たいなあ。

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2010年9月20日 (月)

ROUROU@上大岡

水曜日までですが、上大岡京急百貨店に中華街のお洋服屋さん・ROUROUの期間限定ショップがあるのです。
開店当初からここの服のファンで、縁あってROUROUさんのサイトに雑記みたいなものを書かせて頂いてるのだが、現在何度目かのサボリ中。駄目なおさるね☆でもこの機会にこっそり復活してみた。初めの頃は週に一度更新してたのに...今や年に一度だ。威張るな。
つうわけでお近くの方は是非。

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『河童伝説』

三連休だ。うぬぼれも熱海も終わってしまって、何か脱力ー。熱海は観てると必ず睡魔におそわれて正直辛かったのだが、最終回で一瞬だけ声を荒げるオダジョーを見て、ここここの瞬間の為だけに俺は熱海を!ってくらい萌えたのが我ながらわからなかったぜ。とりあえず有難う三木聡。
そんな按配でだらだらと過ごしている三連休。高田崇史の『QED 河童伝説』(講談社文庫)を読む。ついに河童キタ~!アタマのお皿とかしりこだまとかきゅうりとか相撲好きとか、河童絡みの謎がタタルさんによってがんがん解かれていくと、またもやそのまんま信じてすっかり感心してしまうのであった。例によって悲しい話なんですけどねえ。

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2010年9月19日 (日)

『森崎書店の日々』

『Rのつく月には気をつけよう』以来、生牡蠣とボウモアのことがアタマから離れません。今週やっと生牡蠣を頂いたが、案外普通に日本酒を飲んでしまったので未だ願いは達成されず。しかし達成されないものがあってこそ明日への活力になるのでは。って我ながら大袈裟な話よのう。
さて、読書生活。八木沢里志の『森崎書店の日々』(小学館文庫)を読む。完全にタイトル買い。どこであろうと”書店の日々”なんて何か惹かれるものがある。男に振られ会社も辞めた貴子(25)は、叔父に言われるがまま神保町の古本屋に住み込みで働くことになる。現実逃避して鬱々とした毎日を過ごす貴子が、ちょっと変わってるけど心優しい叔父や本好きの集まる神保町という街を通して少しずつ成長していったりするっつう”人生の休暇”もの。ありがちっちゃあありがちな話なんだが、舞台が神保町ってのがイイよー。わたくしはあんまり古本屋には行かないんだけど、あの街はやはり憧れる。本書はどうやら映画化らしいです。そんな表紙。オキメグかと思ったよ。

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2010年9月15日 (水)

『原宿団地物語』

ヒキタクニオの『原宿団地物語』(徳間文庫)を読む。じじい好きの活字ジャンキー友に、お客さんイイじじい入ってますよ...と耳元で囁かれて買ったもの。確かに小曽根さんは絶品じじいだ!下町生まれ&アメリカで青年期を過ごしたという、江戸っ子気質とハイカラがほどよくミックスされて、小林信彦の小説に出てくる感じのナイスなじいちゃん。小曽根さんの存在がこの団地のスパイスになっております。ちょっと泣けたりぞっとしたり、恋も不思議な話もあってなかなか面白いっす。解説は岡本健一...なんで??(好きだけど)

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2010年9月12日 (日)

高島野十郎と同時代作家展

歌舞伎後、カッパがみつけてきた「高島野十郎と同時代作家展」を銀座美術館で観る。二人とも野十郎が大好きなのです。ううむ、素晴らしい。やっぱりイイ。野十郎の絵の、静かでただそこにある美しさに圧倒される。何度も何度も観る。なるべく忘れないように、いつでも思い出せるように、じっとじっと観続ける。特に月を描いたものが大好きで、やわらかで冷たいその光がまごうことなき月の光なんだな。嗚呼。NPO法人文化・芸術機構という団体が企画されたようですが、ほんとうに有難う。カッパちゃんにも有難う。
諸々の感動を鎮めるべくビール。その前に秋の服など散々散財。感動どこへ行った?くらいの世俗まみれ。俗サル!アンド俗カッパ!一緒に飲める喜びを語るのは256回目くらい。まだまだ続くよん。

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秀山祭九月大歌舞伎・昼の部

友人カッパと秀山祭九月大歌舞伎・昼の部へ。まずは梅玉さんと魁春さんの優雅で短い舞踏「月宴紅葉繍」、昔の貴族ってきっと時間がたくさんあったのね☆月が綺麗でおじゃるな、暇だしとりあえず踊っときますか的な毎日?イイね。とか二人で言いながら次の長丁場に備えて「グリル梵」のビーフヘレカツサンドを食べる。初めて食べたけどウマイっす。「沼津」はわたくし的には歌六祭☆歌六さんのおじいさんぶりを堪能する。いい声!歌六さんと歌昇さんの屋号が萬屋から播磨屋になるということでちょっとした口上アリ。おじいさんじゃない歌六さんにまたうっとり。二時間終わったと思ったらまた二時間、「荒川の佐吉」も長いよ~。でも仁左衛門祭だよ~。なのにまた歌六さんの浪人にちょっと心奪われたよ~。そんな佐吉であったが、これいい話なんすよね。お金って勿論大事だけど、人生お金だけじゃないよ!ってしみじみ思うのであった。最後はアタシで締めるわよ!と藤十郎さんの「寿梅鉢萬歳」、相変わらずお若い。とかそんなところばっかり注目してしまう、奇跡的な若さ。あやかりたい....

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2010年9月 8日 (水)

『Rのつく月には気をつけよう』

飲み友達が遅い夏休みを取り故郷に帰ってしまうので、羽田空港まで見送りに行く。で、一緒に出発時間まで飲む。そうまでして...って感じですが、彼女とは毎週飲んでるので名残惜しいのな。明日からは一人なので禁酒な(たぶんウソ)。
そんな彼女も偶然読んでいた、石持浅海の『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)読了。石持浅海は買ったり買わなかったりなんだが、本書は暮らしの手帖っぽい表紙イラストに惹かれて読んでみた。大学時代からの飲み仲間三人衆がうまい酒とそれに合ううまい肴を味わいながら、毎回誰かが連れてくるゲストの話を聞いて盛り上がる、みたいな連作短編集。もうねー酒飲みにはたまらん作りよ。何といっても第一話の、生牡蠣とボウモア12年のカップリングにそそられた!嗚呼今すぐ試したい!ううう。ミステリとしてもサルことながら、酒と肴に心奪われること間違いなし。そして最終話はちょっと驚いた。やられたぜ~。とか言いながらまた一杯。

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2010年9月 5日 (日)

『ちょんまげぷりん2』

荒木源の『ちょんまげぷりん2』(小学館文庫)を読む。まさかの?続編は、前作より8年後、舞台は東京から江戸へ移ります。幼稚園児だった友也も中学生、いわゆる反抗期の真っ最中で何かと面白くないだるだるな日々を送っていたのだが、ある日安兵衛と同じくタイムスリップ穴に吸い込まれてしまう。180年前の江戸で怪しい輩と思われ、いるはずの安兵衛には会えず、彼は一体どうなっちゃうの?的な話。前作に負けず劣らず面白かったっす!教科書に出てくるような有名人もちらほら登場するのがタイムスリップものの楽しさかな。個人的には市川海老蔵(五代目)のくだりが嬉しかった。ぬれせん(錦戸ね)主演でもう一度映画化してもらえぬかのう。五代目役はやはりその子孫でお願いしたい。

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2010年9月 4日 (土)

ベルギービール

Beer暑い。
連れ合いとベルギービールを飲みに行く。
しかしちょっと高い。
帰りに成城石井で缶とか瓶とか買い込む。
これでおうちでもベルギービール。

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2010年9月 1日 (水)

『回帰者』

こう見えて案外韓流ドラマ好きなんだが、えええええっ!とのけぞった「IRIS」最終回であります。そんな終わりかい。酔いも醒めるぜ(やっぱり飲酒中)。
こちらも完結篇、グレッグ・ルッカの『回帰者』(講談社文庫)を読む。最初と最後がこんなに様相の違うシリーズも珍しい...。ボディガードシリーズとか言っていた『守護者』が懐かしいけど、紆余曲折を経てこんなラストも良いでしょう。IRISよりは無難な感じ。

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