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2010年7月

2010年7月26日 (月)

『書物狩人』

赤城毅の『書物狩人』(講談社文庫)を読む。タイトルはル・シャスールとフランス語で読むらしい。世に出れば世界を変えるかもしれない級のとんでもない秘密が書かれた本や、ある者や国家にとってはその命に関わる為にどれだけお金を積んでも手に入れたい本など、ちょっと危うい書物をあらゆる手段を用いて入手する「書物狩人」の暗躍を描いた4篇。ル・シャスールと呼ばれるこの男、見た目は銀髪の東洋人だがしかして国籍や年齢は一切不詳という、なかなかユニークなキャラ。書物の話は歴史的事件に絡められている為、おさるには若干ムツカシイところもあったけれど、この喰えない男のおかげで何とか読み通す。こーゆうの結構好きです。

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2010年7月24日 (土)

ヒュー様祭

先日TSUTAYAの3枚3000円コーナーでDVDを買った。全部ヒュー様が出ているやつ。『ラブ・アクチュアリー』『ラブソングができるまで』『ブリジット・ジョーンズの日記』の三本です☆つうわけで最近は家飲みしながらヒュー様祭。「ブリジット・ジョーンズ」は見たハズなのに1センチも内容を覚えていなかったくらいの、潔いまでの無意味さに改めて感嘆した。この時のヒュー様はチャラくて軽くてろくでなし、でもこんな上司がいたらちょっと負けてしまいそうデス!な鷲掴みぶりよ。「ラブアクチュアリー」のキュートな首相(いるかい)にうっとりし、「ラブソング」のPOP!PVに爆笑。ここだけ何度も見る。80年代どストレートな感じがほんとによく出来てるなー。辛い時にはこれを見よう。

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2010年7月23日 (金)

『映画篇』

金城一紀の『映画篇』(集英社文庫)を読む。この夏、集英社のナツイチのハチストラップが欲しい人は絶対この本を買ったらいいよ!ハチの件は置いといても、とにかく読んだらいいと思うよ!『対話篇』にもヤラれたけれど、『映画篇』は更に激しく揺さ振られた。映画のタイトルがついた5つの物語は、それぞれ友情・恋愛・家族愛などをテーマに全く違った装いを見せながらも、何気なくリンクしている故に全体としてまとまっている印象も受ける。映画によって出会って結びつきを強くして、お互い何かしら抱えながらも懸命に前に進もうとする人たち。一緒に映画を観た後、なんとなく離れがたくてずっと話をしながらひたすら歩くみたいな場面がすごく良いな。時々どうしようもなく感極まって、電車の中で読んでると困りました。状況がなかなかにハードだったりする話もあるが、最後の「愛の泉」に救われます。これほんとに好き。ええ話よ。オチも最高。周りの人たちに、好きな映画は何か聞いてみたくなったことだ。

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2010年7月20日 (火)

紫陽花、紫陽花、紫陽花

Azisai大多喜町にある麻綿原高原へ連れて行って頂いた。
紫陽花の名所らしいのです。
背丈もあってワイルドな感じがする、
たくさんの紫陽花たち。
かの花には雨が似合うと思うも、
これだけ群生してると
お日様の下でも全然負けてないぜ。


Saru_kanban_2


結構な山の中なので、
おちゃるも棲んでます看板が→
会えなかったけど。

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2010年7月19日 (月)

鴨シーの夏

Tako海の日恒例の鴨川シーワールドに行ってきた。
シャチのショーは何度見てもエキサイティング!
そしてエキサイティング真っ最中なのでいつも写真撮れず。

蛸はいくら眺めていても飽きない気持ち悪さがイイ。
見てるのも食べるのも好きです。


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2010年7月17日 (土)

『クジラの彼』

梅雨明け!青空!昼ビール!夏はあまり好きじゃないけれど、ビールが飲めるようになってから夏の到来を歓迎するようになった。というわけで今日も美味しく頂きながら、有川浩の『クジラの彼』(角川文庫)を読む。主に自衛隊の人たちを主人公にした、ベタな恋愛小説集。超ツボ!カミングアウトするのもこっぱずかしいが、こーゆうの大好物。実は密かに防衛大とか自衛隊とか防衛省に関心があったりするのね。軍事オタクではないんだけどね。いっとう気に入ったのは「国防レンアイ」かなー。陸自の同期同士の、一番近いのにある意味遠い、何かありそうでなかなかそうならない微妙な関係がイイっす。有川浩はこんなとこ絶品よ。

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2010年7月14日 (水)

革命か

Che


暗い家に帰ってくると
出会いがしらに
部屋干しのチェ・ゲバラ

控えめに言って、吃驚した

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2010年7月13日 (火)

『スワンソング』

大崎善生の『スワンソング』(角川文庫)を読む。携帯電話もメールもない時代故の不自由さがこの全力投球(しかもド直球)な恋愛を育んだわけやねーと思うも、如何せん疲れる話だったよ。身も蓋もないトーンでまとめると、職場恋愛の三角関係が泥沼化した男子&女子二人が互いに追い詰めたり追い詰められたりしながら心身ともに病んでいくみたいな話。いや勿論それだけじゃない、繊細な事情はちゃんとあるんですけどね!しかし三者三様のそうまでするか!に若干及び腰。誰にシンクロしても痛そうな、なんだかもう傷だらけの三人...そんなにも人を好きになれるのはスゴイと思う。という無難な結論でドロンします。

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2010年7月12日 (月)

『やってられない月曜日』

柴田よしきの『やってられない月曜日』(新潮文庫)を読む。ざっくり言ってしまえば、働いてるといろんなことあるよねー的なOL小説。主人公は大手出版社の経理部勤務28歳女子。器量いまいち・彼氏なし・趣味模型作りという設定が派手さに欠けるも、実際のOLの大半はたぶんこんなものなのでは。会社は生活費を稼ぐ為の場所と割り切って働くというのも日々を乗り切る方法だとは思うけれど(そしてそんな風にやり過ごす時も実はあるけれど)、やっぱり多少なりとも”縁”あって同じところで働いている人たちには、その”縁”を大事にしつつ接したいものですな。と読後思いましたが、出勤するとすっかり忘れてぶーぶー言うに違いない俺様である。

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2010年7月11日 (日)

ミュスカデを飲みに

Muscadet今週も飲み続けているうちに終わってしまったような。
先日読んだ『名残り火』に登場するワインを飲んでみたくて、
酒全般に詳しい友人と一緒に退社後ダッシュ。
何故ダッシュで飲みに行く?
念願のミュスカデはさっぱりした辛口で大層旨し。
夏はきりっと冷えた白ワインがいいなあ。
相変わらず面倒くさい話などをしながらかなり酔っ払う。
ちなみに3000て書いてあるのはお値段。
単位はペソ。
ウソ。

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『あられもない祈り』

島本理生の『あられもない祈り』(河出書房新社)を読む。このタイトルがずっと気になっていてハードカバーなのに購入。島本理生はずいぶん若い人だが、文章が難しくて時々意味がよくわからかった(←バカ)。この難解さが純文学ってものなのでしょうか。小さい頃のトラウマやら育った環境のせいやらで自分を大事に出来ない、終始怯えている割には投げやりな感のある女子が、倍ほどの年の男性に熱心に口説かれる(って言葉が悪いな)うちに心が動かされて...みたいな話。もてあますほどの恋心とか、どうにもならないから暴れてしまう感じとかには所々激しく共感するも、読んでて何か疲れたなー。こーゆう女子は苦手だ。相手の男もちょっと駄目かも。

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2010年7月 4日 (日)

『三四郎はそれから門を出た』

三浦しをんの『三四郎はそれから門を出た』(ポプラ文庫)を読む。作家がどんな本を読むかということにやはりとても興味がある。そんな一般市民のささやかな欲望を、本への愛情溢れる(そしてすこぶるオモシロい)文章ですっかり満たして下さったしをんちゃんの凄腕に平伏す。案外若いのに実にいろんな本を読んでいるのう、しをんちゃん。本を愛するものとして激しく同意したい名言がたくさんあるが、中でも「理想の本屋さん」の章にはうっとりした。店構え、品揃え、店員さんの制服から本のカバーまでしをんちゃんの妄想が炸裂する理想書房。ちなみに男子店員は書生風(袴、着物の下に白いシャツ、下駄)だって。賛成に一票!

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2010年7月 3日 (土)

早朝カレー

Curry...ではなく総長カレー。京大の。
カレー好きの24代総長がプロデュースしたもので、
京大生協カフェで提供されているそうだ。
5月に家族で京都に行った折、
仕事の為欠席した連れ合いへの土産で購入。
レトルトカレーが630円すよ!高いね!
でも美味かった...牛肉満載。

あのサル、京大ってついてれば何でも買うぜ。

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2010年7月 2日 (金)

『名残り火』

藤原伊織の『名残り火 てのひらの闇Ⅱ』(文春文庫)を読む。イオリン最後の長編小説だそうだ。くーっ。前作にあたる『てのひらの闇』も読んだハズなのだがすっかり忘れていた、でもそんなことも気にならないくらい、おもおもおもしろかった...。元大手飲料会社宣伝部課長で、退職後はひとり企画会社を経営している堀江(49)。かつての同僚で親友が夜の街で集団暴行を受け死亡する。その死に疑問を覚えた堀江が事件を調べるうちに浮かび上がってきた闇とは?みたいな話。リーマン小説としても読めるし、がちがちのハードボイルドでもあると思う。癖のある登場人物たちが大層魅力的。特に堀江の元部下・大原真理がイイ。アタマの回転が速くてやや生意気、勿論仕事も出来るしその上美人、もう上司でもない堀江のことをずっと”課長”と呼び何かと世話を焼き、でもその距離は一向に縮まらず、ちょっとせつない。イオリンがもっと生きてくれていたなら、大原と課長もなんとかなったのだろうか。嗚呼。本書に出てきたミュスカデを飲んでみたいなと思いつつ合掌。

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