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2010年1月12日 (火)

『サヨナライツカ』

辻仁成の『サヨナライツカ』(幻冬舎文庫)を読む。正直、辻はねえなーと思っていたが、恋愛沙汰の先輩から薦められて半信半疑で読んでみたらあなた。案外泣いちゃったのは何故?弱ってる??しゃらくさいとかこっぱずかしいとこもあるにはあるけれど、思ってたよりも浮ついた感じのない、ちょっと硬くすらある文体がいいと思った。申し分のないルックスで育ちの良い体育会系の世渡り上手、周囲からは”好青年”と呼ばれる豊が、結婚直前に出会ってしまった謎の美女・沓子とのめくるめく日々。いかんとわかっていてもどうにもならないのが恋なのでしょうが、婚約者とは全く違う奔放な沓子に溺れながらも、これは一時的なものだとどこか計算している豊がほんとにずるくて腹立たしかったりするんだな。豊のバカ。激しくて自由な沓子は結構好きですが、映画化で中山美穂がやるのか...そんなキャラか!ってことを含めてちょっと観たいぞ。繰り返し登場する、死ぬときに愛されたことを思い出すか、愛したことを思い出すか?という質問は興味深い。自分の場合は考えるまでもない。

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