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2009年11月

2009年11月30日 (月)

『去年ルノアールで 完全版』

今更なんすけど、せきしろの『去年ルノアールで 完全版』(マガジンハウス文庫)を読む。おもおもおもしろいっす!電車の中で読むとニヤニヤしちゃって危険だから家で読んだよ。でも家でもげらげら笑ってたら連れ合いにアタマおかしい人と思われたよ。たぶんエッセイだがむしろ妄想純文学?とにかく毎日ひたすらルノアール(喫茶店の)に行って、そこにいる変な人の様子やとんちんかんな出来事を若干の妄想混じりで綴りました的な一冊。この無気力この無駄この無益この無意味、しかし全く揺るがない清々しいまでに堂々たる姿勢。なんすかこの人。むのすごい。世の中は広すぎる。

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2009年11月29日 (日)

『BILLY BAT(2)』

浦沢直樹&長崎尚志の『BILLY BAT(2)』(講談社モーニングKC)を読む。まだ二巻なのに既に話を見失っている俺...。救世主?ニューヨーク?忍者??”歴史の闇と光を紡ぐコウモリ”、自由自在に現れるビリー・バットとは何者なのじゃ。うーむ、まだまだ謎は深まるばかりだが、気長に見守りたい。

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2009年11月28日 (土)

『シンデレラ・ティース』

久しぶりに本屋へ行ったら伊坂幸太郎の新刊が出ていて驚いた。幸せな不意打ち...☆湯浅さんの新刊とともに買い求めて、あったかい冬。
坂本司の『シンデレラ・ティース』(光文社文庫)を読む。歯医者ミステリだ。それは需要があるのか?と普通に思うが、歯医者嫌いなのにこうやって引っかかる奴もたまにいる。歯医者の受付でバイトをすることになった大学生サキちゃん(割と箱入りウブ娘)が、クリニックのスタッフたちと一緒に仕事をし、患者さんの行動に隠された秘密やなんかをちょっと気になる歯科技工士男子と解き明かしたりするうちに、人間として成長していったりするという、日常の謎系ミステリを坂本司風優しさでコーティングしました的な話。嫌いじゃないです。特にちょいオタク入った歯科技工士の四谷くんは好みだな。指が綺麗なところが良い。そこか。でもそこ結構大事よ。

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2009年11月25日 (水)

映画『風が強く吹いている』

歌舞伎後、友人カッパと軽く一杯飲んでから映画『風が強く吹いている』を観る。たぶん俺たち泣くよなーと思ってたけど、泣かないわけないよね。とにかくキャスティングが大成功。あな素晴らしき男子祭。わたくしが特に気に入ったのは、走るときも眼鏡はそのままなんだね!のユキ役・森廉でーす。常にクールだが実は熱かったりするユキにぴったり。んもうド直球。眼鏡オフザイヤーを力強く差し上げる。あとキングもイイ。電王でキンタロスに憑依されてた人ね(ってどんな説明だ)。電王絡みでもう一件、桜井侑斗でお馴染みの中村優一as王子も好演。ちょっとガタイが良くなっていた感もありますが、オタク王子っぽさをナイスなまでに醸していた。原作がイイから悪かろうはずなしと思ったけど、まあうまい具合にまとめられていた。走くんの走る姿勢がとっても綺麗で説得力がありました。気持ちよさそうなあのフォームをみているとちょっと走りたくなるなあ。ちょっとだけね☆

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2009年11月24日 (火)

新橋演舞場 花形歌舞伎・昼の部

勤労感謝の日、新橋演舞場へ花形歌舞伎・昼の部を観に行ってきた。「盟三五大切」の通し、コクーン歌舞伎で観たことがあるなーくらいの認知度でわたくしにとっては諸々新鮮!忠臣蔵とも関わっていたのですねえ。何といいますか、すげえ話だった。菊さんの三五郎、眼張りばっちりの色男ざんす!朝日新聞の評では”如何せん草食系男子”的なことを書かれていたけれど、そうでもなかったよ。そこそこギラついてました。小万の亀治郎は流石にいろっぺえ。松也くんが松助さんぽい幇間をやっていて、感無量でした。がんばれ。「弥生の花 浅草祭」は松禄と愛之助が魅せるガチの舞踊。善玉悪玉の踊りって面白いんだけど、ムツカシイのだなあとしみじみ思う。お二人ともうまいのに、さほど合ってはいない感じ?この踊りを見るといつも稚魚の会で踊った佐字郎さんを思い出すわたくしである。

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2009年11月22日 (日)

『証し』

矢口敦子の『証し』(幻冬舎文庫)を読む。一家四人惨殺の嫌疑をかけられた十六歳の少年。産みの母である絹江と、卵子を提供したDNA上の母・木綿子、二人の母親が真犯人を探したり事件の真相を追ったりする話。最初から最後まで、どう読めばいいのか正直全然わからず。金持ちでかなり自分勝手で強引な木綿子の、ちょっと頭がおかしいかも的な思い込みは笑ってもいいのか?そして思わせぶりに引っ張った挙句のこのオチはこれでいいのか?などなど疑問がいっぱい...後味悪かったっす。おお、もしやそれが狙いなのですか。だとしたらお人が悪い。

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2009年11月21日 (土)

沖縄ナイト

Okinawasobaこんにちは、山田優です。嘘です☆
昨日は沖縄出身の友人と泡盛。
何故俺はこんなにも沖縄料理が好きか?
にしては全く覚えられない、
呪文のような名前の沖縄料理に
いちいちカンドーしながら、ひたすら飲む沖縄ナイト。
その後、友人行きつけのバーへ移動し、
そこで隣り合ったカブキチのおねいさんと
熱い熱い歌舞伎話。
嗚呼、酒と歌舞伎は世界を救うね...
友よどうもありがとう。

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2009年11月19日 (木)

ボジョレ・ヌーヴォー2009

Ankouこんばんわ、川島なお美です。嘘です☆
ボジョレ・ヌーヴォー解禁日、
友人が勤めるレストランにて
早速頂いてまいりました。会社休んで。
「50年に一度の出来」らしいですが、
とりあえず毎年うまい...と思うただの酒飲みっす。

さ、飲もうぜ海老バカちゃん。
付き合いますよ。


Osaru_2
おなかいっぱいおさる →

 「今週は毎日飲んでいるので
 本を読む暇がございません」
 とだらけているところ。

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2009年11月17日 (火)

『借金取りの王子』

垣根涼介の『借金取りの王子 君たちに明日はない2』(新潮文庫)を読む。リストラ請負人・村上真介シリーズ第二弾。リストラされる話なんてたとえひとごとであってもあまり気分良くないだろうけれど、そんな局面に対峙した人たちを丁寧にあたたかく描いた秀作と思う。真介の8歳年上の彼女とか、表題作に出てくる元ヤンキーのイカす女上司とか、結構イイ女が登場するのも買える。働いているといろんなことがあるし、明日何が起こっても不思議でないこのご時世ではあるが、とりあえず真摯に仕事しよう...とかうっかり思ってしまった。うっかりって何だ。

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2009年11月15日 (日)

花言葉は高貴

Coin_2記念の500円硬貨ですが、
菊バカちゃん的にはスタンダードにして頂きたい!

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2009年11月14日 (土)

『しがみつかない生き方』

売れている本を読んでみようシリーズ。香山リカの『しがみつかない生き方』(幻冬舎新書)を読む。自分、割としがみついてしまうタイプなので、軽く眼から鱗である。「恋愛にすべてを捧げない」...真剣に気をつけよう。「自慢・自己PRをしない」...心掛けます。「仕事に夢をもとめない」...もとめないし。「生まれた意味を問わない」...ようにしたら楽になった。「<勝間和代>を目指さない」...笑った!
昔はこの手の本を読むと気付かなくてもいい生き辛さに気付かされたりして積極的に落ち込んでいたものだが、さほど思い詰めなくなったのは年をとって諸々諦めがついてきたせいか。さらっと読み、切り口的なところを取り入れて少し自己改善できたらそれでいいかなって感じ。

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2009年11月12日 (木)

『スクール・デイズ』

ロバート・B・パーカーの『スクール・デイズ』(早川文庫)を読む。ボストン郊外のハイスクールで起こった銃乱射事件、容疑者の少年の祖母からの依頼で事件の裏に隠された真実をスペンサーが追う。今回痛感したのは、スーザンとホークの存在は思ったより大きいなあっつうこと。二人が登場しないスペンサーシリーズはやはり圧倒的に物足りない...。だからこそ最後の章はぐっときた。出張から帰ってきたスーザンを抱きしめて、「私はまたすべてがそろった人間になった」だってさ。イイね、まったく!

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2009年11月11日 (水)

映画『大洗にも星はふるなり』

山田ラブの友人と共に、ただただ山田目当てで映画『大洗にも星はふるなり』を観に行く。大洗の海の家を舞台に、勘違い男たちが一人の女子を巡って繰り広げる妄想バトル。ちょっと『キサラギ』風?これ映画にする必要あるの?等々思いつつも、真剣にくだらないのでちょこちょこ笑ってしまった。山田、気持ち悪ーい!のに超カワイイ!何故俺たちはこのイケてない男が好きか?と、バカみたいなタキシードや情けないランニング姿に萌えながらますますわからなくなるのであった。あんまり芸達者がいない中、さすがのムロツヨシが素晴らしいです。あと、いじられキャラの林くんの空回りっぷりがすさまじい。で、大洗って何処っすか。

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2009年11月10日 (火)

『ナイン・ストーリーズ』

サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』(ヴィレッジブックス)を読む。シンプルな装丁が美しく潔い。柴田元幸の訳で、新訳は35年ぶりだそうだ。さすがに読みやすかったー。でも私が愛読していたのは野崎孝・訳のもので、それはもう何十回も繰り返し読んでいたから、記憶している野崎版の文章といちいち比べてしまうのが我ながら疲れた。そんな作業も読書の醍醐味ではありますが。やはり私は「エスキモーとの戦争前夜」が一番好き。昔も今も。

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2009年11月 9日 (月)

『風が強く吹いている』

三浦しをんの『風が強く吹いている』(新潮文庫)を読む。わたくしは走るのが大嫌いだし、まあ箱根駅伝はテレビで必ず見るっちゃあ見るけれど、正月から寒い中あんなキツイことをする意味がわからん、と思う方なので、実はこの本読む気はあんまりなかった。友人が熱烈に薦めてくるも、君はほっとくとトライアスロンとかやりかねん人種だからなー、君にはヒットするかもしれんが俺にはたぶん効かんね、と半信半疑であった。前フリ長いが、ほんとおおおおおに私は走るのが嫌いなんだよ。なのにこの小説を読んで走りたくなったんだよ!これがっ文学の力かーと、久しぶりにしみじみ思ったことだ。ざっくり言うと、ある大学陸上部の個性あふれる10人が、その面子じゃあ到底無理!と誰もが思う箱根駅伝を目指すっつう話。皆同じ竹青荘というボロアパートに住み、なんだかんだと言いながらも信頼できるリーダー・ハイジの元で練習を重ね徐々に力をつけていく。全員目指すところは同じだけど、勿論一人一人実力も違えば走ることに対する思いも違う。それを吐露していくとこなんてほんとうまいー。後半なんて俺泣きっぱよ。今更でしょうが、読んで良かった!君たちも読みたまえ!とあれだけ乗り気じゃなかった自分を棚に上げ、叫んで回りたい傑作と思う。

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2009年11月 8日 (日)

新橋演舞場 花形歌舞伎・夜の部

絶不調。信頼していた人から諸々否定され、しばらく立ち直れそうもないくらいに落ちた。考えると辛いので、一日中ひたすらぼーっとテレビを見ていた。お酒すら飲まずに。テレビってすごいなあ。これ見続けたらほんと何も考えないバカになれるね。今の私には有難いが、完全に現実逃避。まあ弱音はこれくらいにして。
文化の日のことですが、新橋演舞場へ花形歌舞伎・夜の部を観に行った。もうずいぶん前のことみたい...嗚呼花形歌舞伎はやっぱり楽しい!「三人吉三」、お嬢もお坊も和尚もスバラシ!お嬢吉三・菊の、「月も朧に白魚の...」のとこもしびれました。若い世代の勢いのある感じも嬉しいけれど、一人いぶし銀の歌六さんがまたシブイ、かっちょいい。全てが権一さんに託されるのも感無量であった。権一、頑張れ!と手に汗握りながら応援。「鬼揃紅葉狩」は何といいますか、面白かったなあ。コーフンした。亀治郎の鬼がふんとにスゴイんだけど、とにかく揃いも揃った鬼軍団にひゃあひゃあ。中でもひと際うまいうますぎる鬼一匹...沢山いるのに、しかも顔には線とか色々描いてあるのに、天才・尾上右近だけは右近ちゃんだ、と明らかにわかる!っていうことに震撼した。んもうすごかったね!と同行のカブキチさんたちと言いながら、花形歌舞伎はええなあ(海老蔵さん不在がちょっぴり残念だったケド...)と噛み締める文化の日であった。

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2009年11月 3日 (火)

『ウエハースの椅子』

江國香織の『ウエハースの椅子』(新潮文庫)を読む。えええ、江國香織で泣いてしまうなんて...今まで江國香織の描く女子にはことごとく違和感と距離を感じていたけれど、こんなに感情移入したのは初めて。登場人物たちに名前がないところもいいのかも。38歳の画家である私と、妻子ある恋人。「私はあなたといると何の過不足もない」と言うけれど、そんな風に言うこと自体何かが欠落している哀しさ。「あなたがいないとき私は死んでいるのよ」という本気。恋することの絶望、そこに閉じ込められてしまう息苦しさ。少しずつ壊れていく「私」を、あんまりひとごととは思えなかった。

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2009年11月 1日 (日)

『秘密(7)』

清水玲子の『秘密(7)』(白泉社ジェッツコミックス)を読む。シリーズ最厚の第7弾!!と帯にもある通り、かなり厚い&濃い、大作であった。外務大臣の娘が誘拐され、自殺した容疑者の脳の映像から「第九」が少女の行方を追うのだが、そこには驚くべき緻密な計画が...みたいな話。うーん何かもうねー絶句するくらいスゴイよ。人間ここまで鬼になりますか、って話よ。しかもぞっとする位よく出来ているんですわ。この傑作の前では、参りました!と唸ってドロンするしかないおさるであった。

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