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2009年5月 4日 (月)

『夜の公園』

川上弘美の『夜の公園』(中公文庫)を読む。35歳の専業主婦・リリ、その申し分のない夫・幸夫、リリが夜の公園で出会った9歳年下の青年・暁、リリの親友・春名、四人の男女がそれぞれの関係を抱えながら語るそれぞれの言い分。おそらく恋愛小説、でも幸せな感じよりもなんだか哀しくなるほうが多かった。感情移入というのではないだろうが、登場人物たちのふいに湧き上がる強い思いに揺さぶられて時々泣きたくなった。この、ふいの感情を描くのがなんともうまいぜ川上弘美。あとリリ(不思議ちゃん?)と春名(あばずれ)の、女子特有の微妙な関係がすっごくツボだった。お互いを好きなのか憎いのか...みたいな。女子はめんどくさいのだ。

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