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2009年3月

2009年3月29日 (日)

『食堂かたつむり』

売れている本を今更読んでみようシリーズ。小川糸の『食堂かたつむり』(ポプラ社)を読む。恋人に家財道具一切合財を持っていかれ...という冒頭部分で、なんでそのままぼーっと故郷に帰るんだこの娘は!?泣き寝入りか!?などと憤ってはいけない。まあそんな人もいるのね、くらいにスルーして。つうわけでおばあちゃんのかたみのぬか床だけ持って(これしか残さんのか...ほんとに鬼だな!とまた怒る)田舎に戻り、食堂を開く女の子の話。食堂を作っていく過程とか、土地の野菜や果物を使った料理の描写なんかがとにかく楽しい!料理が好きじゃない私でも読んでいるだけでうきうきしてしまう。普段あんまり意識しないけど、季節のものをきちんと食べるとか、横着しないでひと手間かけた料理を作るって案外大事なことだなあとまたまた思う。そしておいしいものは、好きな人と一緒に食べたいね。そんなことを含めて終盤の展開がなくても十分いける話だと思うんだけど...。

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2009年3月28日 (土)

さよならの季節

大好きなお洋服屋さんが昨日で閉店してしまい、友人カッパとともにお別れを言いに行く。菊柄の服が多かったので、菊バカちゃんには大層有難い店だったのだが...本当に残念。でもそこでは色々な出会いもあり、楽しい思い出もあり、今後また繋がっていきそうな(ていうか無理矢理繋げたい)関係もあって、わしらにとっては単なる服屋ではなかった感じ。どんなことでも夢中になると愛しすぎてしまうわたくしですが、ここで出会った諸々をゆっくり大事にしたい所存です。つうわけで最後の?買い物をしてカッパと二人で焼き鳥&焼酎。さよならをロックで飲み干す弥生哉。

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2009年3月26日 (木)

映画『フィッシュストーリー』

伊坂幸太郎原作の映画『フィッシュストーリー』を観る。何というか、とっても良かった。最初は『終末のフール』?って思ったけど、どっちにしても伊坂だからまあいいか。一見バラバラのストーリーが音楽を通してこんな風に繋がるとは、原作を読んでいても新鮮な驚き。とにかく斉藤和義の音楽がイイ!バンド「逆鱗」メンバーは全員イイ。ちびノリダーですら。バンドのシーンはほとんど原作の台詞そのままで、それらの言葉にすっごく力があるからか何気ないひとことにいちいちヤラれた。伊坂幸太郎の凄さを思い知った感じ。ちょっと忘れ難い映画だった。私は好き。

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2009年3月24日 (火)

『ジェネラル・ルージュの凱旋』

海堂尊の『ジェネラル・ルージュの凱旋』(上下巻/宝島社文庫)を読む。ひゃー、面白かった!実はこのシリーズ、もういいかなーとか思ってたんだけど、それは間違ってたっす!未だにこの厚さで上下巻に分けるのも気に食わないのだがもういい、それも許す。何しろ”ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”こと、救命救急センター部長の速水センセがかっちょいいの☆若干乙女口調で叫んでみた。映画化で速水センセを山南さん(えーと...堺雅人?)がやっているらしいのだが、それだけでキャスティングは完璧な気がする。彼をあてて読んだら更に萌えた。バチスタ映画がつまんなかったのでもう観るかと思ってたけど、速水センセだけに1000円払ってもイイ!とすら思う読後です。

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2009年3月23日 (月)

『深淵のガランス』

北森鴻の『深淵のガランス』(文春文庫)を読む。銀座の花師と、絵画修復師という二つの顔を持つ男・佐月恭壱のシリーズは初めて読んだが、ちょっと大人のビターな味わいと言ったところすか。一筋縄ではいかない海千山千の手練たちを相手に、クールな顔して腕を振るう恭壱がたまにみせる意外な熱さにぐっときたり。専門用語が多い絵画修復の場面も、なんだかよくはわからないながらもすこぶる面白い!

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2009年3月22日 (日)

『クローバー(5)(6)』

稚野鳥子の『クローバー(5)(6)』(集英社文庫コミック版)を読む。いいなあツンデレ眼鏡上司で彼氏。ひたすら羨ましくてだんだんむかっ腹。嗚呼狭量也。仕事ばっかりしてる場合じゃなかったな!と若い頃の自分にちょっと間違った駄目出しをしてみた。

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2009年3月20日 (金)

『都と京』

酒井順子の『都と京』(新潮文庫)を読む。東京と京都の違いを言葉、料理、宿、女などの切り口で鋭く観察し鮮やかに説いてみせたエッセイ。流石に酒井順子、京都が好きな妙齢の女子にはかなり飲み込み易い。特に中盤の京大と東大、恵文社とabc、町家とスタバ、綿矢りさと金原ひとみなどを比較した章の出来はスバラシ。いちいちうなずいてしまったよ。「なぜ人は京都で殺されるか 二時間ドラマ考」のコラムも秀逸、図らずも山村美紗の深さを思い知った。二時間ドラマファンは必読だ!というわけでまたもや京都に行きたい気分になってまいりました。

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2009年3月19日 (木)

映画『マーリー』

久しぶりの洋画。試写会に連れて行って頂いたので。映画『マーリー/世界一おバカな犬が教えてくれたこと』を観る。この邦題はどうだろう。新婚カップルが子育ての練習的に犬を飼い始めて、それがバカ犬だったから色々手をやかされるんだけども、そのうちかけがえの無い存在になっていく、みたいな話。マーリー(←犬)超可愛い~!!くらいに犬好きだったら乗れると思うよ。まあ俺、おさるだし。犬とか子供とかいたらまた違う人生だったのかしらとは思った。あと、キャスリーン・ターナーはどこに出てたの??

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2009年3月17日 (火)

活字ジャンキーという病

昨日はとにかく飲みながら本の話ばっかりするという活字ジャンキー仲間の集まりがあって、案の定飲み過ぎで本日は一日使い物にならず。メンバーに連絡をして集合場所を決めるとかその類の事務能力に長けている者がひとりしかいない上に、彼女が産休&育休だったので他の駄目人間だけでは集まれなかった為1年ぶりくらいの開催となったもの。ふんとに駄目な俺達。全員活字話に飢えまくっていたらしく、会わない間それぞれがひたすら読んであっためてきた様々な思いを吐露し、本についてまどろっこしい前置きやセーブが一切必要ないトークに夢中になり、焼酎ロックの無限ループに陥る頃には泥酔しつつもとってもシアワセだった。また皆に会える日まで、皆についていかれるようにせっせと読んで精進したいと思った次第です。

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2009年3月16日 (月)

映画『ヤッターマン』

特に何の期待もなく、でも一応観たかったので映画『ヤッターマン』を観る。まあそんな態度で臨んでトントン。子供は超喜んでました。めっさお金使ってとにかく実写にしてみたかったのかなという印象。確かに諸々ほんとに動くーみたいなプチ感激はあったかも。往年の主題歌もフルコーラスでちょい嬉しい。深田恭子のコスプレ(可愛い)に1000円払ったと思えば高くないよ。

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2009年3月14日 (土)

『こんちき』

諸田玲子の『こんちき』(文春文庫)を読む。目利きの小悪党・瓢六が北町奉行の同心・弥左衛門とともに事件を追う捕物帖第二弾。晴れて娑婆に戻った瓢六は、瓦版作りやらお上から密かに持ち込まれる厄介ごとの解決やらで相変わらずの活躍ぶり。仲間も増えてだんだん面白くなってきたとこなんで、このシリーズの続編を更に書いて頂きたい、と切に願う。

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2009年3月12日 (木)

『モップガール』

加藤実秋の『モップガール』(小学館文庫)を読む。ワケアリ現場の後処理を得意とする掃除会社に就職した桃子が、そこで遭遇する不思議な体験の謎をつきとめるべく、事件・事故の真相を追うっつうお掃除ミステリ?多少強引なストーリーはともかく、桃子が時代劇マニアなのがすこぶる可愛い!携帯の着メロは「赤穂浪士」だったり「ててご橋」だったり、好きなタイプの男子は顔が大きくて腰回りが太くて脚が短い人=着物やちょんまげが似合う体型じゃないと!で、理想の男子は大川橋蔵。神田明神下にある桃子いきつけの「酒飯屋 五郎八」は、時代劇を愛する者たちの溜まり場で超楽しそう。行ってみたい~。そんな印象ばかりが残る一冊であった。ちょっと間違った感想かも。

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2009年3月 9日 (月)

『私立探偵・麻生龍太郎』

柴田よしきの『私立探偵・麻生龍太郎』(角川書店)を読む。書店で見つけた時、心の中でキターーーと叫んでしまいました。麻生龍太郎、大好物なんで。でも彼が好きなのは男子...ままならぬ感がまたいいッス☆とは言っても、警察を辞めて私立探偵になりたての麻生にさほど男にうつつを抜かしている暇はないのか、割とノーマルな探偵小説に仕上がっております。警察では天才と言われていたその捜査能力は一匹狼になっても顕在。自分で天才と意識してないところがまた小憎いのな。そしてちらつく山内練はやはり麻生の前ではかわゆらしいのであった。本書は時期としては『聖なる黒夜』の後と言う事なので、いつかRIKOを含め時系列通りに読み直してみたい(が、ヘヴィだろうなー)。

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2009年3月 8日 (日)

『一千一秒の日々』

島本理生の『一千一秒の日々』(角川文庫)を読む。青臭い恋愛小説を読んでみようじゃないの、と高をくくっていたら結構な勢いでなぎ払われた。『ナラタージュ』の時もそうだったけど、この娘案外やるのよねー。ちょっと若い世代の恋愛を描いた連作短編集ですが、登場人物たちが今どきの若い子っぽくないっていうか(失敬)、意外とまっとうだったり浮ついてないなあと言った感想。世代を超えて楽しめると思う。でぶっちょの針谷くんと小悪魔美少女の話がすっごく好きだった。イイね。

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2009年3月 6日 (金)

悲しいときー

悲しくなると村上春樹の『中国行きのスロウ・ボート』(中公文庫)を読む。これはマイ逃避本。読書のお供にヘブン・ヒルでもあれば気分も盛り上がるのだが、テキトーなアイリッシュでも充分。もう何度読んだかわからないこの本の、お馴染みの文章を味わううちに誰にあたることもなくひっそりと徐々に浮上することができる。なんてこともない短編集なのだけれど、わたしにとっては特別な本。

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2009年3月 4日 (水)

『柳に風』

古田新太の『柳に風』(新潮文庫)を読む。新太ちんを舞台で観る前、なんでこんな眼のはれぼったいおでぶさんが人気なのかさーっぱりわからなかったのだが、実際目の当たりにした時ほんとうに腰が抜けるほど吃驚した。むのすごくイカす!そして色っぽい!太った男子はちょっとなーと思っていたわたくしの価値観を、新太ちんはたった一瞬でひっくり返してしまったのよよよ。そんなハンサム役者・新太ちんの役者人生を綴った一冊は全篇ほぼ飲んでる話で大層好ましい。色々偏ってるし、それはどうなんだ大人として?的な部分もあったりするけど、古田新太だからこれも全て有り!まあそんな感じ。心に残った一文は「反省のない人生には、幸せしかない」。うーんスバラシイ。

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2009年3月 3日 (火)

三三 背伸びの十番@横浜にぎわい座

あまりの寒さに倒れそうになりながら、今日もィヨコハマにぎわい座へ。柳家三三による10ヶ月連続公演「三三 背伸びの十番」第一回。友人カッパが二時間近く並んでチケットを取ってくれたもの。有難うカッパ。一昨日の米朝一門の会があまりに素晴らしかったので、三三ダイジョブかーとちょっと心配になるも(大きなお世話)ちゃんと面白かったデス。やっぱり実物見ると結構かっちょいいのな。手が大きいところが私は好きだけどどうでもいいっすね。ゲストは喬太郎、噂通り枕(っていうんですか)がサイコー。褒めてます。前座(っていうんですか)の結構可愛めの男子が「子ほめ」をやっていて、実はこれ一昨日も聞いた噺なのだけれどそれとは随分違った印象だった。同じ噺なのにここまで...と落語のムツカシさを図らずも思い知った。あと、江戸の言葉は関西の言葉に比べてキツさ5割り増しくらいに感じたのが不思議。今まで関西弁の方がずっときついと思ってたのにね。嗚呼だんだん落語が楽しくなってきた!来月も三三行きます。

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2009年3月 2日 (月)

『ジウⅢ』

誉田哲也の『ジウⅢ 新世界秩序』(中公文庫)を読む。ジウって売れてるの?品川駅構内の本屋では、さほど広くないのにも関わらず思いっきり全三作平積み面出しドーン!だったよ。家の近所の割と大きい(けど駄目な)本屋には一冊もなかったのに。もっと頑張れよ地元、と思いました。というわけでいよいよ完結篇の本書だが、うーん物凄いことになっていた。確か発端は誘拐事件だったよね?まさかここまで話を広げちゃうとは。そして案外着地点はそこだったとは。みたいな終始あっけにとられっぱなし、でもとにかく読ませることは確か。この手のバイオレンスについていけるかどうかで好みが分かれるかもしれないが、やっぱり面白いと思いますよ。

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映画『少年メリケンサック』

にぎわい座後、ちょこっとビールを飲んで(また飲むか)、クドカン監督の映画『少年メリケンサック』を観る。がけっぷちOLとおっさんパンクバンドの話。宮﨑あおいはどうかと思っていたけど、何かと眉間にしわ寄せちゃって化粧っけもなく壊れ気味でなかなか良かった。篤姫以外はほぼおっさんなので全体的にむさい印象。かっちょいいんだけどね!濃くて癖のある出演者の中にあってもひときわ異彩を放っていたのがイガイにも田辺誠一。元メンズノンノモデルの微妙な層の厚さ?について少し思いを馳せる(鈴木一真のこととか)。しかしデストロイなライブシーンを見てると、血が騒ぐのは何故だ。なんつうか、パンクって生き方だよね、とか言ってみたい...時には暴れてみたいおさるです。

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2009年3月 1日 (日)

桂米團治襲名記念落語会@横浜にぎわい座

横浜にぎわい座へ、友人カッパと桂米團治襲名記念落語会を観に行く。落語の襲名披露は初めてなのでわくわくであります。加えて米團治、無駄に男前!ハンサム襲名に終始ご機嫌のアラフォー女子二名。それはさておき、米朝一門による落語はどれもすこぶる面白かったー。どうやら私は、上方落語の方が好みらしい。関西弁が好きなのかしら。聞いててとっても心地よい。吉弥さんも出ました。襲名の挨拶では国の宝・米朝さんもご登場で、大層な有難味。なむなむ。歌舞伎の襲名とはだいぶ違う感じで、あまり格式ばってなくてちょいちょい主役を落としながらも愛あるコメントにここでも笑わせてもらった。これで4000円は相当安い。午前中、かなり腹立たしいことがあってぷんぷんしてたけど、思い切り笑ったら何かもうどーでも良くなっちゃった。正に笑う門には福が来るのな。

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