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2009年2月15日 (日)

『凸凹デイズ』

山本幸久の『凸凹デイズ』(文春文庫)を読む。たった三人のデザイン事務所・凹組を舞台にしたお仕事小説は、山本幸久らしい楽しさに満ちており時々ほろり、でも最終的には元気が出る話に仕上がっております。新米デザイナーの凪海(22)は、天才肌の黒川&律儀で仕事が丁寧な大滝っつう二人のおじさんとともにスーパーのチラシやエロ雑誌のレイアウトに勤しむ日々。そんな弱小事務所に舞い込んだ初めてのでかい仕事、どうなる凹組??みたいな話。仕事って、食っていく為にやるものだっていう一面も勿論あるけど、それだけじゃない、人と人との繋がりとか一緒にひとつのことをやる上での絶対的な信頼とか一体感とかそーゆう大事なものが確かにあるんだよね!と青臭く思い詰めてしまった。どんな職場にも色々あるけれど、そーゆうことを感じられない人はかわいそうだ、と思うことにした。かわいそうだなんて不遜だが、そうでも思わないとやってけないほどに凹々なわたくしなんで。何かいいよ、山本幸久。解説職人・しをんちゃんの解説もすこぶるいいよ。

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