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2008年12月20日 (土)

『意味がなければスイングはない』

村上春樹の『意味がなければスイングはない』(文春文庫)をここのところ大事に読んでいた。もう256回も思ったことだが、やっぱり村上春樹はスゴイ...。スタン・ゲッツ、シューベルト、ブルース・スプリングスティーン、ルービンシュタイン、スガシカオなどを取りあげた、ジャンルを超えた音楽エッセイ。でも一篇一篇が上質の短編小説か全然退屈しない伝記を読んでいるかのような面白さ。だから名前すら知らない人についての話でも、読んでいるうちにとどんどん親しみや興味がわいてきて、その音楽を俄然聴いてみたくなるんだ。”イイ”ということを表すのにも無限の言い回しがあって、その表現を味わうだけでもシアワセな気分になれる。愛と腕が作り出す奇跡のエッセイだな。褒めすぎですか。もしも村上春樹が歌舞伎ファンで昔から歌舞伎をどっさり観ていたなら、役者についてこんな本を書いてくれてたのだろうか!と妄想し、幻の本読みたさに歯噛みした。嗚呼音楽ファンが羨ましい。

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コメント

確信をもって賛成に一票。

投稿: HAHERO | 2008年12月23日 (火) 00時55分

ハローHAHEROさん
ハルキスゴイに二票。動議採択。
ジャズ男ならこの本をもっともっと楽しめるんだろうなー
と思っていましたところにこのコメントで、フリーズおさるです。
まだまだ乙女ね☆

投稿: noppy | 2008年12月23日 (火) 10時19分

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