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2008年11月10日 (月)

『推定少女』

桜庭一樹の『推定少女』(角川文庫)を読む。ある事情から逃亡者となったカナ(15)は、ダストシュートの中で凍った美少女・白雪と遭遇する。銃なんか持っちゃっていかにも怪しげな白雪と共に秋葉原を目指すカナ。少女たちは何から逃げ、何処へ行き着くのか?みたいな話。とっつき悪かった...。ミステリ?と思いきやSF?一体何のドタバタ?と、この定まらなさにぶつくさ言っているうちに、それでもいつしかはまっていた。よくわからんけど色んなことに絶望して未来が見えなくて自意識過剰でもがくばっかりで悩みがつきなかったダメな中坊だった自分をちょっと思い出した。なのに、あの年頃って楽しそう、何にも悩みがなくていいわよね、なんて言う大人になってそうだった。白雪に撃たれても仕方ないな。桜庭一樹的『おしゃれ泥棒』みたいな本だった。中森明夫よりキツい感じがしたのはやっぱり女子が書いたからかな。比べるのも変だけど『おしゃれ泥棒』の方が私は好き。

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