« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »

2008年6月

2008年6月30日 (月)

お香を求めて

日・月で京都に行ってきた。今回は主に連れ合いがお香を買うっつう目的で。何故そんなにもお香が好きか?よくわからんが、一日目は宇治平等院、東福寺とその塔頭・天得院、泉湧寺、三十三間堂と、ただただお香を求めて土砂降りの中移動する。苦行?しかしそれぞれ久しぶりに訪れる寺ばかりだったのでありがたく拝観。大好きな平等院の雲中菩薩像を堪能し、泉湧寺独特の”みてら”なたたずまいにうっとりし、何度観てもなんでこんなに!?と思わずにいられない三十三間堂でやっぱり吃驚。天得院だけは初めてで、今お庭には桔梗が咲いていて綺麗どす。二日目は東寺にて、連れ合いいちおしの東寺お香をなんでこんなに!?っつうくらい購入。バカか、とこっそり思うも、SOU・SOUやがま口屋で諸々買い込むわたくしを向こうもバカか?と思っているに違いない。まあバカ夫婦ってことで京都プチ旅行・完。写真も無し。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年6月28日 (土)

『さくら』

売れている本を今更読んでみようシリーズ。今回は西加奈子の『さくら』(小学館文庫)。売れている本を今更ながら読もうとするにはそれなりのきっかけがないとなかなか動けないもので、本書は友人が絶賛し今年のナンバー1と決めていたから。実はどこかで泣けるという紹介をされていてちょっと敬遠していたんだ。泣ける本ていう薦め方はアレだね、って自戒を含めて思う。とにかく、スバラシイ家族小説!家族って確固たる強い絆があるようだけれど案外もろかったり、ばらばらになりかけても意外とひょんなことから復活したり。それはシアワセな時代も辛い日々も一緒に過ごしてきた家族だから出せる底力、なのかな。物静かだが皆を包むようなお父さん、明るくてずっとお父さんに恋するお母さん、みんなのヒーローであるお兄ちゃん、頑固で強くて美しい妹、そして犬のサクラ。まんなかの僕が語る長谷川家の日々は、キラキラしていていつもあったかく、絶望的に悲しくて悲しくてどうにもならないことが起こっても静かに薄く光が見えてくる感じ。嗚呼世界は美しくて貴いのですね、お父さん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月26日 (木)

『傷つきやすくなった世界で』

石田衣良の『傷つきやすくなった世界で』(日系プレミアシリーズ)を読む。「R25」連載中のエッセイをまとめたもの。格差社会の中で世知辛い日々を送る若い人たちに向けて衣良が語る、押し付けがましくない説得力のある言葉に、なんとなく世の中捨てたものじゃない的な気持ちになれるかも。政治や社会のことなども、R25世代や週刊誌を買わずに只雑誌をもらって読むような層(わたくしね)にもわかりやすく、色んなことを自分できちんと考えてみようという気にさせる。何かと軽そうに見られがちな衣良ですけど、読ませる技術は卓越したものがあると思うし、ひょうひょうとしてクールなさまがやっぱりオトナですわ...。でもひとつだけ意見したいのは、『下北サンデーズ』の件だ。おじさんたち3人は悦に入っていたようだが、やっぱりアレは駄作だったと思う。原作もドラマもな。原宿以上下北未満な。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月25日 (水)

『クライマーズ・ハイ』

売れている本を今更読んでみようシリーズ。横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』(文春文庫)を読む。これは凄かった!久しぶりに会社を早退しようかと思ったくらい先が気になって仕方がなかった。1985年に起きた未曾有の航空機事故を巡って地元紙の記者たちが過ごした凄まじく暑い数日間。仕事、誇り、栄光、挫折、嫉妬、家族、友、様々な要素がこれでもかと濃く描かれ、その濃密さは時々息苦しくなるほど。ギリギリのところで闘う男達が時にぶざまであり時に凛々しくもあり、その全てに泣けてきた。地方紙のサクセスものかと思いきや、予測がつかない展開に度肝を抜かれっぱなし。すげえな横山秀夫。これを読まずして横山秀夫は語れないと遅ればせながら思った次第です。勿論映画も観に行きます!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月23日 (月)

『かぶく者(3)』

デビッド・宮原(原作)&たなか亜希夫(漫画)の『かぶく者(3)』(講談社モーニングKC)を読む。籠釣瓶を観た事が無いわたくしでも、これはないな!と明らかにわかる、んもう考えられない展開なのだが、どうせないならここまでやったほうがいっそ清々し!久々に緊張感のある漫画を読んだ気がする。ここまでいくと最早歌舞伎とは言えんだろうっつう意見もあるだろうが、フィクションなのだから良いではないかな。実際面白いし。次なる演目は連獅子だよー。新九郎が何をやらかしてくれるのか楽しみじゃよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月22日 (日)

『恋いちもんめ』

宇江佐真理の『恋いちもんめ』(幻冬舎文庫)を読む。水茶屋の娘・お初が惚れたのはお見合い相手である青物屋の跡取息子・栄蔵。しかしある事件が起こり、二人の運命は思ってもみなかった方向へ...っつう実にやきもきする話。勝気で何事もはっきり言っちゃったりするけど、恋の前ではちょっとままならぬ感じがかわゆらしいお初ちゃんを全力で応援したくなる。読者の皆様におかれましては、二人の恋の行方をどうかあたたかく見守って下さい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月20日 (金)

『恋刃』

五條瑛の革命シリーズ第四弾『恋刃』(双葉文庫)を読む。久しぶり~と思ったら、前作から二年...どうりで何かと見失っているハズだ。君、誰だっけ?的な登場人物もちらほらと。話は相変わらず、極道の方々やアジアの色んな国の人たちが新宿にてバイオレンスな抗争や水面下の小競り合いを繰り広げており、全ての鍵を握るサーシャ様は今回も重鎮ぽく、下々の前にはそう簡単に顔を出されない。たまーに現れちゃあ悪魔の囁きで人をこき使う。しかも囁かれた方はまんざらでもなさそうで...。それが悪魔ってものよね。うふうふ。つうわけでこのあたりでもう一度おさらいしたほうが楽しめるかも、と思った4冊目であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月19日 (木)

映画『築地魚河岸三代目』

大沢たかお主演なのでやむなく?映画『築地魚河岸三代目』を観る。エリート商社マン・旬太郎が恋人の実家である築地市場に魅せられ、いつしか真剣にそこで生きていきたいとか思って悩んだり頑張ったりする話。こうと思い込んだら割と自分勝手に突っ走り気味の旬太郎ではあるが、暑苦しくない程度のアツい男ぶりに案外惚れた☆ていうか普通にたかおがかっちょいい☆結婚したい☆ちっ、田中麗奈め。魚河岸の皆さんも癖のある面構えが揃っていてなかなかイイ。それにしても鈴木一真はいつの間にすっかり色物役者になっているみたいだが何故だ。好んで気持ち悪い役を引き受けてるのか。スタートはたかお同様モデルだったのに...。まあそんな鈴木一真の生きざまもなんとなく見守りたい(嘘)。思うに寅さんとか釣りバカ的に長いシリーズにするには、築地だけじゃなくて全国各地を舞台にしないと飽きられるのでは?という危惧がないでもない。とにかくたかおが自分の場所をみつけたのならば私は応援するわ。来年も観るわ。と、終始昭和な感じのするチープな音楽に萎えそうな心を叱咤しながら思うのであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月18日 (水)

『小説以外』

恩田陸の『小説以外』(新潮文庫)を読む。正にタイトル通り、デビューから14年間の小説以外の全エッセイをまとめたもの。とにかく本が好きなんだな!っていうのがストレートに伝わってきてひじょおおおおに感激。名文句が沢山ある。「書物は完璧で合理的で無限の知恵を秘めたメディアなのだ」「独りで本と向き合い、自分が何者か考え始めた時から、読者は世界と繋がることができる」「つまらない本に出会ったら激怒したい」。ファンタジーとは戦争の話だとか、本格推理は歌舞伎と同じで様式美を愛でるものだとか、妙に納得してしまう見解も。彼女が解説をした本はもれなく面白そうだし、読んだことのある本でももう一度紐解きたくなってくる。やはり本を愛する人の文章には同じような気持ちを持って寄り添いたくなる何かがある。と言ったら大袈裟っすかね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年6月17日 (火)

『賢者はベンチで思索する』

近藤史恵さんの『賢者はベンチで思索する』(文春文庫)を読む。ファミレスでバイトをしているフリーターの女子が、近所のおじいさんの力を借りて身の回りに起きた事件の謎を解くっつう、派手さのかけらもない話。しかし21歳らしい悩みを抱えるごく普通の女の子なキャラクタが好感だし、正体の知れない賢者的なじいさんも興味をそそる。ガンガン読める。続編もあるそうなのでちょっと嬉しくなる一冊。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月16日 (月)

『ファンタジウム(1)(2)』

しをんちゃんお薦めのマンガを読んでみようシリーズ。杉本亜未の『ファンタジウム(1)(2)』(講談社モーニングKC)を読む。マジシャンとしての天賦の才能を持つ少年・長見良と、彼に惹かれてその才もハンデも全て引き受け支えようとするリーマン・北條。手品もの?とさほど乗り気でなかったのに、いつの間にか虜に!良の驚くべきマジックを観た時や良の抱える事情に触れた時の人々のリアクション。そしてそれらに対面した時の良の気持ち。良を理解し、守ろうとする北條のまっすぐな思い。ちょっとの喜び、慣れてしまった悲しみ、わかりたいのに少しすれ違う思いなど、人の心の動きが実に細やかに描かれているといった印象であります。今後どうなっていくのが大層楽しみ。流石だ、しをんちゃん。あと、小玉ユキの『Beautiful Sunset』(小学館フラワーコミックス)も読んだ。表題作、先生ものなんで好きっす☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月14日 (土)

シアターコクーン『夏祭浪花鑑』

昨日はコクーン歌舞伎第九弾『夏祭浪花鑑』を観に行った。近い!とにかく客と役者が近いで。平場席は足の長いわたくしにとっては?いささかキビしい按配だし、舞台に近い席は泥除け用のビニルを被っているとすんごく暑かったりするのだが、そんなこともさほど気にならなくなる程のコーフンと臨場感。コクーン歌舞伎は歌舞伎座とはいっぷう変わったこの乗りが肝かもしれん。役者さんたちはきちんと基本的にうまくて、それを踏まえた上で思い切り良く派手で分かりやすくて吃驚もあって。そんな全部に改めて感心し、カーテンコールで演出の串田さんが出てきた時にしみじみとっても嬉しかった。一緒にオンシアター自由劇場をよく観ていた友人カッパとこっそり、サムよ☆と言って喜んだ。何とはなしに、感無量。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

映画『隠し砦の三悪人』

今週は遊びすぎていささか疲労困憊。木曜日に映画『隠し砦の三悪人』を観て疲労もピークに...。有楽町のスクリーンが大きすぎたせいか、もしくは樋口真嗣のせいか。わからんが。『SHINOBI』とか『あずみ』とか観た時の気分を思い出した。でもよく出来た話だとは思ったよ。黒澤版をぜし観なければならんな。全体的にほこりっぽい画面なので役者が誰なのかよくわからなかったけど、松潤だけはあんな小汚いなりで変なとこからヒゲもぼーぼーなのに、目とかきらっきらしててキレイよー。下手すると雪姫よりキレイよー。阿部ちゃんと桔平で京極堂・ワンペア完成、ちょっと嬉し。大詰めで何度か、ええっ~~~!と叫びたくなる。エンディングの曲は「裏切り御免」。侍は「切捨御免」。ジソプは「ごめん 愛してる」。よっちゃんは「待たせてSorry」。お後も全くよろしくない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月12日 (木)

映画『僕の彼女はサイボーグ』

何を思ったか映画『僕の彼女はサイボーグ』を見る。仮面ライダーくらい、タイトル言うのが恥かしかった...。心優しい青年・小出恵介の元にやってきたサイボーグ・綾瀬はるかとのファンタジックなラブストーリーっつうんですか。途中、ええかげん中だるみするも、綾瀬はるかを見てればとりあえずやり過ごせる。可愛いんだが目がたれ過ぎやしないかとか、この乳は相当でかいが本物か?とか、そんなことばっかり考える。ちょい役だけどコヒさんとエンケンさん出演で脇のツボはおさえており、その点はグッド。いつまでもチビT(タイガー&ドラゴンの)と呼ばれる男・桐谷健太もいてルーキーズ・ワンペア完成。そんなこんなで迎えた大詰めに、え?エテにはムツカシ、よくわかんないとタイムスリップにつきもののこんがらがりを持て余す。がっ、エンディングに流れるMISIAの『約束の翼』で全部チャラ!これがスバラシ。もしかして上映中一番スバラシ?ってくらいにスバラシ。作曲編曲・佐々木潤。さすがだ。結局MISIAにもってかれて幕ですか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月11日 (水)

柳家三三・桂吉弥 ふたり会

「柳家三三・桂吉弥 ふたり会」に行く。横浜にぎわい座は案外近いのに行くのは初めて!三三さんと、あの吉弥さんという夢の?カップリングに否応もなく高まる期待であります。チケットは完売、満員御礼であります。いつもながらチケットを取ってくれる友人カッパ(とそのご家族)に感謝しつつ、笑った笑った!!笑うってとにかくカラダに良さそう、とかしみじみ思う。吉弥さんの噺にはすこぶる惹きつけられたー。んもう一時も余所見しないで、ずーっと聴き続けていたい感じ。面白かったなあ。「ちはやふる」と「崇徳院」の二席で、どちらも百人一首絡みですね。「ちはやふる」のすんごいこじつけにガツンガツンやられたし、「崇徳院」の生・瀬をーはやーみーが見られてめっさ嬉しかった。三三さん、ダイジョブか!と心配するも、こちらはこちらでソツなく笑わせてくれた。三三さんはじいさんを演じるとかなり秀逸。初めに出てきた三遊亭歌ぶとさんも声はってて良かったよん。どんな褒めだ。とにかく笑いたいので、これからもちょくちょく落語にも行かれたら良いなと思う。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年6月 9日 (月)

『償い』

売れてる本を今更読んでみようシリーズ。矢口敦子の『償い』(幻冬舎文庫)を読む。過去の出来事で絶望した元医者のホームレス・日高は、郊外の街で社会的弱者を狙った連続殺人事件に遭遇する。そこでかつて彼が命を救った少年に出会うが、彼の心の闇を知るにつれてある疑いを持ち始める...っつう話。やや浦沢直樹『MONSTER』的な?と思わせる設定からかなり引き込まれた。人生何が災いするかわからない。しかしそれと同じくらいの分量で、何が幸いとなるかもわからない。重い話ではあるが、確実に救いの光も見えている。『行きずりの街』を読んだ時よりも、本書が売れている理由は納得できたよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 8日 (日)

『セリヌンティウスの舟』

石持浅海の『セリヌンティウスの舟』(光文社文庫)を読む。海での遭難事故を一緒に経験して以来、特別な絆で結ばれた6人のダイバー仲間。その中の一人が死を遂げる。残された者たちが彼女の不自然な死を巡って推理を始める、みたいな話。とても薄い本なのに読了までえらく時間がかかったのは、彼らの細かい話し合いが概ね退屈だったからか。ラスト近く、一気に真相へとなだれ込むところはおおっ!と思ったけれど、石持浅海の用意する結末って私には根っこの部分で今ひとつ理解に苦しむところがあるんだよなー。でも嫌いではないので、引き続き今後も期待しております。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 6日 (金)

『ハナシにならん!』

田中啓文の『ハナシにならん! 笑酔亭梅寿謎解噺2』(集英社文庫)を読む。飲んだくれの落語家・梅寿の内弟子で、金髪トサカアタマの梅駆(ばいく)こと竜二くんが修行しながら何かと勃発する事件を解決したりするっつう青春落語ミステリ?第二弾。ほぼ二年ぶりに読んだ為か、上方落語だったことをすっかり忘れておった。嗚呼日々新鮮...。しかしちりとてちん以降、上方落語にも興味津々だったので渡りに舟と言ったところか。おあつらえ向きに「ちりとてちん」の章もありましたよん。今回は喧嘩だのクビだの破門だのってかなりごたついており、梅駆は叫びまくり梅寿師匠の鉄拳は飛びまくり、どーすんだこの先!?とハラハラしどおしであった。えーそうなん?なわりかしイージーな展開もあるっちゃあるけど、豪快で無茶苦茶なのに何か可愛げがあって時々滅法かっちょいいジジイ・梅寿師匠に免じて結果オールオッケー。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年6月 5日 (木)

映画『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE Ⅱ~私を愛した黒烏龍茶~』

その後友人カッパと合流して、蛙男商会の映画『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE Ⅱ ~私を愛した黒烏龍茶~』を観る。間抜けな悪の秘密結社・鷹の爪団が世界征服を目指して色々目論んだり戦ったり、みたいな話。すんごいバカ映画!褒めてます!何も考えず笑えて浮世の憂さを忘れられる。悪党なのに実は案外いい人(正義の味方・デラックスファイターなんかよりも数段いい人)の総統、ものごっつ口の悪い吉田君、更に口が悪いけど100円ショップで売ってるものだけで何でも作ってしまうほどの天才・レオナルド博士(熊?)などなど何ともいえないキャラがてんこもり。作・監督・画・声とほとんど一人でこなすFROGMANてすげえなあ。同時上映は『古墳ギャル コフィー ~12人と怒れる古墳たち~』。これがまたマーベラス。キュートなのにデストロイなコフィーにむかっ腹だ。裁判員制度導入時の参考資料として政府はこの映画を使ったら如何か。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

2008年6月 4日 (水)

映画『アフタースクール』

大泉洋・佐々木蔵之介・堺雅人という面子がとても気に入って、予備知識なしで映画『アフタースクール』を観に行く。結果、予備知識なしで行くのが正解と思う。甘く見てるとだまされちゃいますよ、というコメント通り。甘くみてたし、だまされた。あんまり色々言わない方がいい映画なので、なかなか楽しめたとだけ言っておきましょう。この三人だったら付き合うのは蔵くん(但しチュウは下手)か東京オレンジか迷うところだが、最終的に案外洋ちゃんにもってかれた~わたくしであった。ふらっと行くならこの映画。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 3日 (火)

『赤毛のアン』再々々々...読

赤毛のアンが生誕100年らしい。TVKでも世界名作劇場の再々々々...放送をやっているのはそゆうことなのか。毎朝クソ忙しいのに「赤毛のアン」を見ながらうるうるしている妙齢の女です。♪走っても走っても終わらない花の波~と歌いながら駅までダッシュです(痛い)。つうわけで祝・100周年記念☆モンゴメリの『赤毛のアン』(新潮文庫)を読み返す。ワタシが持っているのは村岡花子訳のもので、昭和55年62刷(定価320円)。多感な少女時代をともに過ごしたこの本はもうぼろぼろであるよ。それにしてもアヴォンリーの魅力はいまだに色あせることなく、実に面白く読めることに感心した。女子ってみんなアンが好きよね!と思っていたけれど、こないだ読んだ『恐怖の報酬日記』の中で、若草物語派の恩田陸はアンについて”自分のことばかりひっきりなしにしゃべる変な女”的に書いてあってちょっと笑っちゃった。まあそんな見解もあるかね。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008年6月 2日 (月)

『はなうた日和』

『笑う招き猫』でお馴染みの山本幸久『はなうた日和』(集英社文庫)を読む。世田谷線沿線を舞台にした、ごく普通の人々のちょっとした時間を切り取った短編集。とうのたった売れないアイドル、特撮ヒーロー好きのオタクリーマン、バツイチお母さん、金髪新入社員、悩める少年などなど、冴えないながらもそれぞれみんな一所懸命。そこにあるちょっとしたシアワセに、読んでるワタシもふんふんふんとはなうた日和。イイね~山本幸久。世田谷線もなんだかイイね~。世知辛い毎日に潤いの一冊を是非!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月 1日 (日)

『夜市』

恒川光太郎の『夜市』(角川ホラー文庫)を読む。第12回日本ホラー小説大賞受賞作。手に入らないものはないという不思議な夜市で、あるものと引き換えに野球の才能を買った少年の話。その取り返しのつかない感じが相当怖い。静かで抑えた文章がかえって恐怖を増す。日常の片隅にぽっかり空いた異形・異界への入り口のようなもの。それは案外そこかしこに存在するのかもしれない...っつう怖さに密かにふるふるです。でも他の作品も読んでみたい。これぞまさに怖いもの見たさか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年5月 | トップページ | 2008年7月 »