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2008年5月

2008年5月31日 (土)

『Tesoro』&『医龍(17)』

オノ・ナツメの『Tesoro オノ・ナツメ初期短編集1998*2008』(小学館IKKI COMIX)を読む。通常よりちょい高いけど、紙の質感といいカラー部分のシブイ色味といい、べらぼうにスバラシイ。小洒落たイラスト集とか外国の絵本のようでげす。初期なのに完成度高し。『のぼうの城』が売れている一因には、オノ・ナツメの表紙のおかげもあるだろうと勝手に思っている。
アンド乃木坂太郎の『医龍(17)』(小学館ビッグコミックス)を読む。今回女医がさらされている厳しくダークな現実?に、かなりげんなり。ここでもやはり女の敵は女なのか...。嗚呼世知辛いな。

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2008年5月30日 (金)

『さよならバースディ』

わたくしの弱点は田中邦衛とサル関係で、両者ともにその姿を見かけただけで泣けて困る。何故かは自分でもよくわからじ。そんなわけなので、ボノボが登場する荻原浩の『さよならバースディ』(集英社文庫)を読みながら関係のないところでいちいち号泣。ちなみに田中邦衛は出てきません、念のため。バースディと名付けられたボノボ(ピグミーチンパンジー。外見はチンパン似だが知能はそれ以上らしい)に言語習得実験を行っている、東京の霊長類研究センターが舞台。一年前に亡くなった助教授の研究を引き継ぎ、助手の真と大学院生の由紀が”バースディ・プロジェクト”を続けている。実験は成功をおさめているかのように見えたが、そこへまた不可解な死が...。全てを見ていたバースディは何を知っているのか?真実を語るのか?的なある意味スリリングな小説。諸々辛かったり悲しかったりもするんだけど、とりあえずバースディが可愛いので乗り越えられる!エテ好きなら是非。

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2008年5月29日 (木)

『くうねるところすむところ』

平安寿子の『くうねるところすむところ』(文春文庫)を読む。仕事にも恋愛にも行き詰まった30女・梨央は、偶然出会った鳶の徹男にひとめぼれ。彼にひかれるようにして建築業界へ飛び込むも、何もわからない世界で様々な壁にぶつかる。それでも愛とガッツで自分なりに道を切り開いていく様は凛々しくて清々しい。「家」を建てるということは施主にとって人生を懸けた大イベントであり、そこに関わる建築という仕事の素晴らしさが愛情を以って丁寧に描かれているのがとても良いと思った。ええ話よ!

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2008年5月28日 (水)

『臨死!江古田ちゃん(3)』

わーい久しぶりの江古田ちゃん新刊だ~。表紙はリキテンスタイン風?瀧波ユカリの『臨死!江古田ちゃん(3)』(講談社アフタヌーンKC)を嬉々として読む。巻頭カラーの全裸江古田ちゃんを見て、そういえばこの人家では全裸でアイドリングしてるんだっけと思い出し、自分の中にちょっとした衝撃が走る。物忘れがひどくなると常に新鮮な気持ちでいられます(ポジティブ)。読む度に猛禽ちゃんを見習いたいと思うものの、これもきっと忘れちゃうんだろうな。つうわけでいつまでも江古田ちゃん寄りの女であることだ。

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2008年5月27日 (火)

『わが魂は輝く水なり』再び

シアターコクーンへ『わが魂は輝く水なり』を再度観に行く。相変わらずタイトル長くて覚えられず。しかし一階で観るとなんでこんなにも話が飲み込めるか、と言うほどに飲み込めた。この前は何を観ていたんだ、わし?と、一人密かに反省会です。戦を続けるうちに誰も彼も少しずつ狂ってくる様、結局誰が本当に狂っているのかよくわからなくて、猜疑心が猜疑心を呼び殺し合う感じがかなり怖かった。終盤、実朝と巴御前が二人で話しながら感情を吐露する場面は少しも目をそらせないほどの迫力。それでいて表情なんかは大層細やかで。んまい。菊はどこから観ても綺麗だけど、やはり正面から見ると照れまんがな、っつうくらい綺麗。芝居は優等生な感じ?勿論そんなところも好きなんだけど、たまにはやさぐれてたり汚かったり極悪で冷徹だったりもう無茶苦茶な菊を誰か演出してみなよ...などとむらむらとデストロイ気分に苛まれる歪んだファンもここにいるのであった。

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2008年5月25日 (日)

澁澤龍彦回顧展

ィヨコハマへ戻り、港の見える丘公園にある神奈川近代文学館へ「生誕80年 澁澤龍彦回顧展 ここちよいサロン」を見に行く。何度もしつこいけど澁澤さん大好きなんで。細江英公撮影のポスターがしびれるほどにかっちょいい!文学館企画のものだけあって、去年の11月に横須賀美術館で見た「幻想美術館」とは違い生原稿や手紙などの展示が多かった。三島由紀夫からの手紙とかもうたまらん...。そゆうのを見ながらふと思ったのは、今の作家さんは手書きの生原稿とかあるのだろうかってこと。パソコンで書いてメールとかで入稿したりすんの?でも赤は鉛筆で入れるのかな。回顧展をする時のために生原稿はあったほうがいいのではないか、と大きなお世話だが思った次第です。つうわけで吹き替え王子に始まり、遊びまくった怒涛の二日間は澁澤さんで静かに締め。カッパはその後、アタマのお皿が乾きすぎたのでプールへ泳ぎに行っていた(実話)。タフなお方じゃ。

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サントリー美術館「KAZARI 日本美の情熱」

汐留からだと六本木も近いのう。土曜日は朝からサントリー美術館へ「KAZARI 日本美の情熱」展を見に行く。美術館の会員であるカッパのおかげで同行者一名も無料で入れるのです。カッパさんありがとう。”かざる”という切り口で、土器から陶器、甲冑に着物と様々な時代の様々なものが集められている。細やかな模様が楽しくも美しい簪や櫛、根付などは欲しくなること必須。茂山さんちが持ってはる狂言の衣装なんかも興味深いものが多い。インパクト大賞は、アタマのてっぺんから出ている手が法具を握っているっつう兜。一度見たら忘れないが、なんでこんなデザインを...と首をかしげる一品です。その後、国立新美術館へてくてく歩く。地下ショップのギャラリーでミナ・ペルホネン展をちょこっとやっているのを見る。かかか可愛い。記念に魚のピンバッチ買う。ポール・ボキューズは相変わらず大行列。いつになったら並ばず食べられるのか...。

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團菊祭五月大歌舞伎・夜の部

吹き替え王子を堪能した後、カッパとともに團菊祭夜の部へ。白浪五人男の通しは観たことがあったハズなのに、すっかり忘れているのか諸々新鮮で驚く。親子かい!的な驚きとか。うーんやっぱり面白いわ。梅枝くんがめっさかわゆらしい。若くてキュートな女子業界が充実すると歌舞伎の未来のためにも嬉しくなる。若旦那的な役の海老蔵さんは妙なおかしみがあるので私は結構好き。新十郎さん、いい役ついてるけど捕手に出ないのは一抹の寂しさが。でも目出度いんで写真二枚(写りこんでるのではなくソロ!)購入☆勢揃いの場は何度見てもぞくぞくします。嗚呼かっちょいい。松緑さんの短い踊りで夜の部は幕。朝から夜まで遊び通しで何故か汐留泊。東京タワーを眺めながら部屋でカッパと酒盛り。鷹の爪団の映画を見ているうちに力尽きる。

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2008年5月24日 (土)

映画『カスピアン王子の角笛』

邦画じゃないけど。映画『ナルニア国物語 第二章 カスピアン王子の角笛』を観る(昨日)。勿論吹き替え版でーす。しかし公開から二日目、平日の朝いちとは言え観客10人は寂しい...。ま、気を取り直して菊の声に集中だ!テルマール人の王子・カスピアン10世が吹いた角笛に導かれ、ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの四人は再びナルニアに呼び戻される。果たしてその地は、彼らが統治していた頃に比べ随分と様相が変わっていた。一体ナルニアに何があったのか?アスランは何処に?そして王子の運命は?みたいな話。終始ハラハラドキドキで非常に疲れたが、菊の声が聞こえる度にいちいちはっとするわたくしであった。でへでへ。あごの割れたような濃い男子に菊の澄んだ声はあまり合ってる気はしなかったものの、とにかく素敵な王子ボイスに満足。もっともっと王子にはしゃべって頂きたかったくらい。わかっちゃいるけど幕切れはなんともせつないものであった。あとエンドロールを最後まで観ていたのがカッパとおさるの二名だけというのも相当せつなかった。吹き替え版のエンドロールがこれまた寂寥感漂うもので...。ええぃ、カスピアン王子万歳!!(やけくそ)

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2008年5月21日 (水)

映画『相棒』

東映映画史上空前の大ヒット!っつう話だが、全く信じていなかった。何故信じないのだ。まあそんな感じでノーチェックだったわけですが、原田龍二(大好物)が出ていると聞き&殊能将之が日記で大層褒めていたのを読んで、映画『相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』をとうとう観に行ってもうた。なんと!おもおもおもしろいっす!!案外社会派なストーリーで、説得力もあり。右京さんと犯人との頭脳対決にもひきつけられたし、ちょこちょこ大物も出ているものの、派手すぎない感じが良い。フジテレビには出来ないタイプの映画かも...。テレ朝頑張った!今までは熱心な視聴者じゃなかったけど、今後またドラマでやるようであれば心して見守りたい所存です。

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『酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記』

恩田陸の『酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』日記』(講談社文庫)を読む。小説はすこぶる読ませるのに、エッセイになるとそれほどでも...な感じになる作家さんてたまにいる。宮部みゆきとか北森鴻とか(すみません、でも小説はほんとに大好きなんす!!)。恩田陸もそうかなーと思っていたら、いやいや予想に反して面白かった!主にイギリス&アイルランドの紀行文だけれど、何故こんなタイトルがついているかと言うと飛行機が洒落にならないほどコワイらしいのです。その狼狽ぶりがひとごとで笑えた(ヒドイ)。結構毒舌なとことか、年中ビールを飲んでるところとか、かなり好感。日本篇でもビール工場見学ばっかり行っている。読んでてむのすごくビールが飲みたくなる。しかし訪れた場所で風景を見ながら色々なイメージを喚起したり妄想に耽ったりしていたのが小説家っぽくて、創作の秘密の一端を垣間見られた気がして興味深かった。

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2008年5月19日 (月)

『密室の鎮魂歌』

岸田るり子の『密室の鎮魂歌』(創元推理文庫)を読む。北見隆がカバーイラストを書いている本はなんとなくハズレがない気がしているのだが、これも当った感じ!今をときめく女流画家の個展にて発表された『汝、レクイエムを聴け』という作品を見て、自分の夫の失踪事件と画家が関わっていると主張する女が現れる。5年前の不可思議な事件をはじめとするいくつかの密室、そして絵に隠された真実とは。友人に振り回される形で事件に関わる若泉麻子が丙午生まれというのに加え、京都を舞台にしているのも好み。他の作品もぜし読んでみたい!と思ったことです。

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2008年5月17日 (土)

眼鏡男子・二景

眼鏡男子二連発!まずは大好きな書店モノ、磯谷友紀の『本屋の森のあかり(3)』(講談社KC Kiss)。帯にいきなり、「わたし寺山さんのことが好きなんですけどダメでしょうか....」!ですって。嗚呼甘酸っぱい。乙女の色恋沙汰はさておき、読んでいて書店の仕事の全てがせつなくなるくらいに羨ましくなり困った。番線なんて言葉すらいとおしいぜ。今回あかりが児童書のフェアとかやってるのだが、わたくしも一時期児童書担当だったもので特に懐かしかった。まあバイトっすけどね。そういえばわたくしのいた書店でも副店長が素敵だったぬーん。うふうふ。
そして小玉ユキの『坂道のアポロン Ⅰ』(小学館フラワーコミックス)、こちらの帯は「直木賞作家 三浦しをん推薦」としをんセンセの名前がばばーーんと!!今やしをんちゃんはマンガに関してはちょっとした権威だな。私もとっても信頼しておりますが。本書の舞台は1966年(おお生まれ年)の多分九州っぽい地方の高校。バンカラ学生とナイーブ男子の、ちょっと奇妙な友情物語的な話。昭和な感じがイイね。つうわけで見逃すとこだった本書を教えて下さったぜぶらさん、いつも有難う☆

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2008年5月16日 (金)

『風味絶佳』

山田詠美さんの『風味絶佳』(文春文庫)を読む。”恋と人生の妙味が詰まった小説6粒”とは裏表紙の紹介文であるが、まあそんなふう。赤いカマロに若いボーイフレンドを乗せて走るかっちょいいグランマ登場の表題作はいかにも詠美姐さんな感じだし、彼女の描写する肉体労働の男子たちの、魅力に満ちたたたずまいにはそれぞれぐっとくるものがある。「春眠」なんてランチ食べながら泣いてもうた。しかしリアルな恋愛沙汰から遠ざかっている己のせいだろうが、文章の素敵さにはヤラれるも、だからと言って恋愛したいとかは思わなかったんだな。情けないことに。『純情ロマンチカ』をテレビで見た時の方がよっぽど胸にきゅうううんんときた、っつうわたくしはこのまま腐女子になってしまうのだろうか。嗚呼自分が心配だ。

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2008年5月14日 (水)

明治座『蝉しぐれ』

チケットを頂いたので、明治座へ『蝉しぐれ』を観に行く。言わずと知れた藤沢周平もの、原作はいかに良かろうがドラマ化映画化舞台化も既にされつくされた感があり、しかも今回の舞台は数ある蝉しぐれ至上最も地味キャストであろう為か観客的にも気合を入れ辛い。開演前の売店で出会った「ヨコサマグッズ」(初代格さん・横内正様の有難い品々を売っている)コーナーが今日一番の見どころかなーくらい舐めくさったことを思っていたわけで。しかしすまん、案外良かった!何が良かったかというと文四郎役の福士誠治に他なりません。実物のかなり美しく端整なお顔立ちに吃驚。ヅラも立ち回りも結構はまっています。さっすが「オトコマエ!」であります。山口馬木也を上品さで希釈した感じの二枚目ぶりは将来性も充分アリ、これからも時代劇でばんばん働いて頂きたい逸材だ。しかもどうやら彼はいつの間にかおばちゃん達の心をきっちり掴んでいるらしいこともわかった。あなどれん、福士誠治。でもなー芝居としてはどうなんだ?明治座よ。相手役の北川弘美(残念な小田茜ふうの美人ではある)ったら久しぶりに見たすさまじい正統派大根役者で、ラストの見せ場もこいつのおかげで終始ガッカリ。他に女優はいなかったんか。何が嬢王か。等々脳内文句を垂れていると、なんとおばちゃん達の間からはすすり泣きが...。やっぱ、これでいいんだね、明治座は!

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2008年5月12日 (月)

『ビート』

今野敏の『ビート 警視庁強行犯係・樋口顕』(新潮文庫)を読む。細やかな気配り具合が刑事にしては珍しいと思わせる樋口顕シリーズ第三弾。相変わらず手堅い警察小説として面白く読めるが、優れた家族小説であるとも言えましょう。そんなところが仕事で疲れ家庭でも問題を抱えるおじさんたちの共感を買っているに違いない!おじさんじゃなくても楽しめるとは思う。ワタシはこのシリーズ結構好きよ。

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2008年5月11日 (日)

『無事、これ名馬』

宇江佐真理さんの『無事、これ名馬』(新潮文庫)を読む。武士の息子(たろちゃん・7歳)が”男の道”を教わりに、「は組」の親方に弟子入りする話。男の道は火消しに聞け!と思った坊ちゃんは、臆病者だけどなかなか見どころがある。エライ。心優しき泣き虫坊ちゃんは果たして強い男になれるのか。とにかく「は組」の面々がかっちょいいので、火消し好きにはたまらん一冊。

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2008年5月10日 (土)

シアターコクーン『わが魂は輝く水なり』

蜷川演出、萬斎×菊之助の『わが魂は輝く水なり』をシアターコクーンへ観に行く。タイトル長くて覚えられず。パンフレット高くて買えず(1800円)。そんなん含めて実はあまり期待してなかったのだが(失敬)、案外良かったので吃驚...。のっけから菊の浮世離れしたキレイさにもってかれる。ややバンコラン似☆しかしだだもれする育ちの良さにうっとり。普通にうまいなあと思う。亀三郎の美声もたっぷり聞かれるよ!常日頃歌舞伎での出番の少なさに歯噛みしている亀ファンも身を震わせて喜んでいることでしょう。萬斎も汚い老け役がとっても楽しそう。かっちょいいのに汚れるの好きそうな萬斎にちょっと萌え。安い席でこんだけ楽しめたので、次回S席での観劇には更なる期待で胸も膨らみDカップになりました(Dのくだりは嘘)。

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2008年5月 7日 (水)

映画『少林少女』

実は生まれ変わったら是非ともなりたい顔ナンバー1は柴咲コウなんである。つうわけで張り切って映画『少林少女』を観に行く。話は少年ジャンプみたいだけど(どんなだ)、この手の映画のセオリーを踏んでいて安定感はアリ。ロン毛の江口洋介とカールスモーキー石井みたいな髪型の仲村トオル出演部分は20年前に戻ったかのようで懐かしい...。とにかく柴咲コウが凛々しくもかわいいのでオールオッケー☆これは彼女を堪能すれば良い映画かも。横浜中華街のお洋服屋さん・ROUROUのアオザイTを柴咲コウが着ているのだが、これがめっさ似合ってて可愛かった~。しかも2年前に團菊祭用にわたくしが購入した2点だったので(2006年4月30日参照)、俺生まれ変わったら多分コウだぜ!と勝手に運命を感じるおさるなのでした。

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2008年5月 5日 (月)

『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』

小路幸也の『東京バンドワゴン スタンド・バイ・ミー』(集英社)を読む。東京下町で古本屋&カフェ「東京バンドワゴン」を営む大家族・堀田家の物語、悪かろうハズなしの第三弾。人物相関図も2ページになり、東京バンドワゴンを巡る仲間達も良い感じに増えて更に賑やかになっております。それでもってうるさすぎることがないのは、亡くなったおばあちゃんが語り手であるからだろうか。その優しい、深い愛に満ちた語り口調がまたひとつの魅力でありましょう。嗚呼こんなお店が近所にあったら良いなあ。
このシリーズの1冊目がやっと集英社文庫になったので、未読の方にも鋭意お薦め!!元フジテレビの女子アナで現・野球選手の嫁のつまんない帯がついているからといって敬遠するのは(あ、しませんか?)勿体無い。新刊コーナーにダッシュでごわすよ。

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2008年5月 4日 (日)

團菊祭五月大歌舞伎・昼の部

昨日のことですが、團菊祭五月大歌舞伎・昼の部を観に行った。やっぱり團菊祭は格別じゃのう。「義経千本桜」「喜撰」「幡随長兵衛」、いずれも隅々まで贅沢な人員配置にうはうはだ。悔しいが登場からイカす海老蔵、切れ長の目も凛々しい團蔵さん、すっかり男らしくなった松也くん、密かに応援してるぜ男女蔵、三津五郎さんは軽やかに舞い、権一さんまで予想以上に軽やかに舞い、あんなところで家橘ちゃんが睨みをきかせているかと思えば女子の右之助さんも麗しく、悪ーい菊五郎さんに人間がでっけえ團さま、いきり立つ長兵衛子分達がまた若くてオールかっちょよく、おおノーマークだったがこんなところで藤十郎さんが登場か!というゴージャスさ。今回菊之助の團菊祭欠席っつうのが唯一寂しいところではあるが、そんな心の隙間をしっかり埋めてくださったのは新七改め新十郎さんです☆名題昇進披露&改名記念!脚、大盤振る舞い!ワタシにとっては久々に見るはじけたお姿だったのでしびれましたことよ。これからもばんばん脚は出していって欲しいです。嗚呼楽しかったねえ、と友人カッパとマロニエなんとかでひつまぶしを食べつつ團菊祭を反芻。案外一週間前も成田山で鰻を食べたことをすっかり忘れていたお年寄り二人であった(にしてはギラギラしてる?)。

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2008年5月 1日 (木)

『三崎日和』

いしいしんじの『三崎日和 いしいしんじのごはん日記2』(新潮文庫)を読む。ここのところ電車の中で少しずつ読みながらじわじわと楽しんでいたもの。日記の中にも京急のことが頻繁に出てくるのでなんだか嬉しくなるのであった。表紙の絵も赤い電車だよ。つい、くるりの「赤い電車」を口ずさんでしまいます。京急に愛着を感じる日がくるなんて...いしいしんじとくるりとタモさんのおかげ!?それはさておき、相変わらずイイ日記でした。新鮮な魚をもりもり食べ、お茶・合唱・地域のお祭といろんなことにわしわしと参加し、友と語り本を読みお酒を飲み。食べているものは全部美味しそうで、読んでる本は全部面白そうで、と思うのはやはりあの魅力的な文章のなせる技か。近所の人たちと普通にお裾分けをしている様もいいなあと思った。食べ物でいっとう気になるのは何度も登場する”めといか”という名のイカです。めといかって何??やっぱり三崎に行くべかー(実はあんまり行ったことがない神奈川県民です)。

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