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2008年3月30日 (日)

『てるてるあした』

加納朋子の『てるてるあした』(幻冬舎文庫)を読む。ちょっぴり不思議なことが起こる町・佐々良を舞台にした『ささら さや』の続編というか姉妹篇。本書からでも充分楽しめるけど、『ささら さや』から読むと更に良いと思われる。親の夜逃げのため、たったひとりでこの佐々良にやってきた中学生の照代は、親を恨み世をはかなみ、己の身の不幸だけを呪いながらまわりに心を開かない。しかし一緒に暮らすことになった口うるさい久代ばあさん含む三婆、前巻では頼りなかったサヤや相変わらずたくましいエリカたちと過ごすうちに少しずつ変わってくる、みたいな話。号泣。なんだかんだ言って加納朋子の優しさには結構救われたりするのであった。ええ話よ。

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