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2008年3月 5日 (水)

『古道具 中野商店』

川上弘美さんの『古道具 中野商店』(新潮文庫)を読む。骨董ではなくあくまでも古道具を売る店・中野商店の胡散臭くも女性にもてる店主・中野さん、店主の姉でゲージュツカのマサヨさん、なんとなく不器用なアルバイトのヒトミさんとぶっきらぼうなタケオ。そこで働く人たちと癖のある常連たちの静かでおかしみのある物語。中野商店の品揃えとか、コタツや石油ストーブがある風景、商店街の喫茶店のベタなケーキ、中野さんの正ちゃん帽などに象徴される、適度に古臭くてしっくり馴染んでくる感じというか空気というかが、とっても気に入った。江國香織の書く世界には入れそうもないけど、川上弘美さんの小説の中は暮らしていくのにおもしろそうだ。何故江國香織を引き合いに出すのかは自分でもよくわからん。

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