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2008年2月 4日 (月)

『隠蔽捜査』

今野敏の『隠蔽捜査』(新潮文庫)を読む。主人公の竜崎伸也は警察庁長官官房でマスコミ対策を担うキャリア。最初、「東大以外は大学ではない」「我々国家公務員は普通の国民じゃない、エリートだ」等々鼻持ちならない発言に普通の国民であるわしらはドン引き必須なのだが、読んでいくうちにこの方は特権階級にあぐらをかいて威張るだけの何もしないエリートとは違う!っつうことがわかってくる。選ばれた人間は権限もあるがいざと言う時は真っ先に死ぬ覚悟で国を守らなくてはならない、と本気で考え、実行する人間なのだ。しばしば”変人”と称される竜崎であるが、その姿勢はまっとうで清々しい。こんな官僚がいたらもっと日本は良くなるだろうに...としみじみ思う。嗚呼これは警察小説という名のファンタジーなのかも。

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隠蔽捜査 今野敏 新潮社 評価☆☆☆☆ [続きを読む]

受信: 2008年2月 9日 (土) 21時47分

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