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2007年11月

2007年11月30日 (金)

大徳川展

Innrou_4まもなく終了なので駆け込みで東京国立博物館の「大徳川展」を観に行く。金曜の夜は比較的空いていると思いきや、大混雑~。酸欠になるかと思ったよ。それ程に庶民の、将軍様への関心は高いのか。つうわけでぎゅうぎゅう詰めの中、必死でお宝を拝んできた一庶民です。当たり前っちゃあ当たり前なのだが、いちいち葵の御紋をどっさりつけてはるのが可笑しかった。やたらと金色なのも笑えたなー。千代姫婚礼調度の数々は、んもう普通に欲しい逸品揃い!「姫君のみやび」コーナーはきっとそう思っているに違いない女子で身動きがとれないくらいであったよ。水戸黄門好きのわたくしとしては光圀公の印籠に大感激...。早速売店でレプリカを購入。こないだ友人カッパが着物を着ていた折に帯のところにつけていたのが大層可愛かったので真似っこしたが、ちょっと欲張って大きすぎたかも。左は連れ合いが購入した印籠型ライター。チープな感じが天下の葵の御紋を台無しにしているところがまた良い。

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2007年11月29日 (木)

映画『転々』

三木聡監督の映画『転々』を観る。三浦友和から借金をしているらしいオダジョーが、100万あげるから東京中を一緒に散歩しようと友和に言われてとにかく二人で歩く。小ネタに走りがちな三木作品だけどそうでもなく、何かええ話に仕上がってました。竹内力・テイストの三浦友和が味わい深い!オダジョーは変な頭髪なのに普通にかっちょよくて、オダジョー好きにも満足のいく仕上がりでひと安心です。岩松了&ふせえりのゴールデンコンビに松重くんが加わった3バカトリオ、悪かろうハズなし。彼らが職場にいたら楽しいだろうなあ。あと、街で見かけるといいことがあるという”ある役者”のチョイスが絶妙。いいことあるとはとても思えない面構えなのだが....

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2007年11月28日 (水)

『氷の海のガレオン/オルタ』

木地雅映子の『氷の海のガレオン/オルタ』(ジャイブ ピュアフル文庫)を読む。自分の言葉を持つが故に学校に居場所がない11歳の少女の話。彼女のように強くも賢くもないけれど、そこには確かにわたくしがいた、と思わせる。ものごっつ感情移入してしまう為か、感想がうまく言えない。あと、最近の学校というのはわしらの頃よりも更に生き辛い場所になっている気がした。サバイバルだ。お母さんやお父さんは読むといいと思うよ。

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2007年11月26日 (月)

吉例顔見世大歌舞伎・夜の部

吉例顔見世大歌舞伎の千穐楽、夜の部を観る(昨日)。久々の歌舞伎座ー!やっぱりうきうき。今回個人的にいっとう面白かったのは「土蜘蛛」。能からやってきた演目(って言うんですかね?)はいつもなら苦手なのですが、つまり熟睡の傾向にあるってことですが、今日の俺様は一味違うぜ。勿論音羽屋親子は出ているし、仁左衛門さん&梅玉さん&東蔵さんのシブくてゴージャスな番卒トリオも見逃せないし、玉太郎ちゃん激可愛いし、稚魚の皆さんも粒揃いだし、とにかく見どころはいっぱい。でも今日だけは音楽部にロックオン!巳吉先生、かっちょいい...。先日読んだ『一の糸』の影響で、勝手に盛り上がって間違った憧れを巳吉先生に抱く非常に痛い女がわたくしです。友人カッパに聞いたらそもそも三味線の種類も違うみたいなんだけど、こちとらそんなことはわからず”三味線”というくくりのみで萌えているわけで。でもまああの一冊だけでこんなにもいつもと違うところに興味を持てるなんて、しかも爆睡必須のわたくしをも寝かせないなんて、文学ってスゴイね。巳吉先生がスゴイのかな☆ややヨコシマな感もあるが、またひとつ、歌舞伎の楽しみを見つけてしまったようでげす。

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佐藤卓ディレクション water

六本木の21_21デザインサイトへ、佐藤卓ディレクション waterを観に行く(昨日)。前回のchocolateもそうだったけど、「水」というテーマから様々な切り口でデザインされた展示にびっくりしたり感心したり。見て聞いて触って楽しめる、参加型ミュージアムっていうんですかね。この企画は面白いんで見逃せないと思った。アタマって使えばまだまだ色んなモノが出てくるんだなー。←小学生の感想か

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2007年11月25日 (日)

『風光る(1)(2)』

渡辺多恵子の『風光る』(1,2巻・小学館文庫)を読む。新撰組モノ漫画!ずっと読みたかったんどす。しかも15歳の女子・富永セイが仇討ちの為、正体を偽って新撰組に入隊するっつう、花ざかりの君たちへ@幕末!的な、んもう婦女子の夢じゃーん?的な、うっはうはの設定なんどす。嗚呼セイちゃんが羨ましい...。沖田総司贔屓のわたくしではあるが、いつも無表情で冷静沈着、でもなんかすっとぼけてて面白い斎藤一も魅力的。諸々ムリはあっても漫画なのだし、あまり目くじらたてないで楽しめばいいと思うよ。

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2007年11月24日 (土)

『空の境界(上)』

奈須きのこの『空の境界(上)』(講談社文庫)を読む。ノベルス時はあの表紙が購買を躊躇させていたが、このたび目出度く文庫化。しかし!上巻だけかよ~一気に読ませろよ~講談社め、と言ったところ。ちなみに来月に中巻、再来月に下巻が出るってさ。一月一冊かよ~。”新伝綺”というジャンルらしい本作は、キャラクタはぶっとんでいるし時系列もいまひとつよくわからないしで最初ややとっつきにくい印象もあるけれど、その割にはガンガン読めるのが不思議。早く全部読んですっきりしたい、と強烈に思わせるタイプの小説かな。映画化だそうなので観てみたいが、テアトル新宿のみの上映らしく早々に諦め。新宿は苦手なのさ。

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2007年11月23日 (金)

『君に届け(5)』

椎名軽穂の『君に届け(5)』(集英社マーガレットコミックス)発売よ☆電車の中吊広告を見ながら女子数人がきゃあきゃあ言っていた→「このマンガちょ~いいんだよね」「ちょ~感動~」「友情とかがまたいいんだよね。ちょ~泣ける~」きゃあきゃあっていうか、ちょ~ちょ~。読んだことがないらしい女子のために皆でストーリーを説明してあげてるのだが、これが太田光以下の分かり辛さ。おまけに風早くんの名前を忘れたらしく、「あの男の子がさー何か早そうな名前なんだよね?谷隼人みたいな?」っつうテキトーさ加減。面倒臭くなったらしく、「ちょ~読みたいから貸してよ」と未読女子が言い、「いいけどこれは400円払って買っても惜しくない」と回答した子がいたが、これは遠まわしの拒否なのだろうか。ま、そんなティーンから40過ぎの女までもとりこにしてしまう『君に届け』なのでありました。

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2007年11月21日 (水)

『理由あって冬に出る』

似鳥鶏の『理由あって冬に出る』(創元推理文庫)を読む。高校の芸術棟に幽霊が出るらしいという噂が広まり、真相を突き止めるために美術部の葉山くんをはじめとするにわか高校生探偵団が夜な夜な学校を張る、みたいな話。なんとなく学園ものが好きなんで買ってみたが、どこかで読んだような話...という印象。『本格推理委員会』?『ヘビイチゴ・サナトリウム』?語り手・葉山くんが饒舌すぎるかな。でもまあちょっと頭のいい子供がよくやる理屈っぽい言い回しが若さ故の可愛さと言えなくもない。こいつら高校生なのに深夜まで学校に残っていたり集まったりしているので、とりあえず早く家に帰れ、と思う。年とったなー俺。

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2007年11月20日 (火)

映画『てれすこ』

久しぶりに友人と共に邦非映非連活動、映画『てれすこ』を観る。人と一緒だから安心してしまったのか、始まって割と直ぐに寝てしまう。起きたらやじさんきたさん&キョンキョンがもう旅に出ており、なんでそうゆうことになったのかさっぱりわからなかった(当たり前)。とにかく演じている人達が楽しそうだったのが印象的。あと平日の昼間だったからか客層はほぼシニアで、彼らの中ではことごとくばかうけしていたのがこれまた楽しそうで羨ましかった。勘三郎さんの江戸言葉は誠にええなあ。三三さん出演場面にはしっかり台詞もあったのでちょっと嬉しかった。一番驚いたのは、エンドロールに波乃久里子ちゃんの名前をみつけた時。どどどどこに出てらっしゃいました??(答え:ちょうどわたくしが寝ている間のご出演でした。あしからず)

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『一の糸』

有吉佐和子の『一の糸』(新潮文庫)を読む。文楽の三味線弾き・露沢清太郎が弾く一の糸の響きに恋をしたことから始まる、造り酒屋の一人娘・茜の数奇な一生。愛と芸が奏でる渾身の一代記であります。何か感極まった~。文楽は観たことがないし、歌舞伎を観ていても清元と常盤津の違いすら飲み込めないわたくしにとって、三味線を弾く人と言えば巳吉先生しか思い浮かばず、必然的に清太郎=巳吉先生で読んでもうた。んもう次回巳吉先生のお姿を舞台で見たらちょっとドキドキしちゃうかも。勝手に先生とかつけてるが、これだって友人が「三味線をやるなら絶対巳吉先生に習うと決めている」とこれまた勝手に先生呼ばわりしているのを更に勝手に便乗して呼んでいるだけなんです...。こんな私でもほんとにほんとに夢中で読んで、茜には感情移入はしないけど(お嬢だし)、一喜一憂しながら楽しめた!清太郎(後に徳兵衛)の魂を懸けた芸道一直線ぶりがすげえ。「芸ごとは底が知れまへんなあ」とある場面でお弟子さんが呟く、このひとことにつきる。その底の知れなさが怖いと思いつつ、怖いもの見たさでそんな芸に触れたい、触れた時にそれとわかるような人になりたい、とも思うのであった。

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2007年11月18日 (日)

お茶の時間

Novelty

← sousouのポイントがたまったので
交換してもらったノベルティ:
湯のみとランチョンマット
ちょっとだけ優雅な気分で
お茶のひとときでござるよ

Swan

   おやつはおかんの長野土産、
     開運堂の「白鳥の湖」 →
          スペインの修道院で考案されたという
                       ポルポローネス
                  ...絶品!そしてカワユス

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2007年11月17日 (土)

『不良少女』

樋口有介の『不良少女』(創元推理文庫)を読む。柚木草平シリーズの短編集。草平くん(妻&娘とは別居中)の恋人・冴子曰く、「女は生まれたときから女なの。ずるくて、嘘つきで、自分を守るためならいくらでも冷たくなれる」「男の嘘はすぐばれるけど、女の嘘は見破れない。女は生まれたときから嘘の訓練をしているの」。どの事件にもそんな身も蓋もない発言通りの女ばっかり登場して彼は毎度振り回されることになるが、まったく懲りない男である。でもやっぱりそんなとこが魅力かも☆本書で柚木草平復刊シリーズはひとまず終了ということで、ちょっぴり寂しいわたくしである。

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2007年11月16日 (金)

『のだめカンタービレ(19)』

二ノ宮知子の『のだめカンタービレ(19)』(講談社)を読む。実を言うとそろそろのだめ、やめてもいいかな~的な気分だったのだが、今回ですっかり持ち直す!忘れていたあの人や、恋の行方が気になるあの人たち、それはもう嬉しい大盤振る舞い☆のだめと千秋さまもなんか普通のカポーに見える今日この頃。やめるなんて思って御免!最後までつきあう覚悟は出来ましたばい。

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2007年11月15日 (木)

『タルト・タタンの夢』

ボジョレー・ヌーボー解禁ですね☆今年はまだおあずけのおさるどす。そんな日に相応しい?近藤史恵さんの『タルト・タタンの夢』(東京創元社)を読む。下町の小さなフレンチ・レストラン”パ・マル”、そこにやってくるお客たちの遭遇した不思議な事件や不可解な出来事をシェフが解く!っつう日常の謎系ミステリ。謎解きも鮮やかだが、何と言っても料理が美味そう!!!!ロニョン・ド・ヴォー、ブランダード、タルト・フランベ、カスレ、ガレット・デ・ロワ...登場する料理の半分くらいは知らんが、その描写を読んでいるだけで嗚呼もうたまらないす。そして最後に事件の種明かしをする際、シェフがそっと差し出す一杯の温まる飲み物がこれまた...。パ・マル(悪くない)どころが極上の一冊。北森鴻のビヤバー香菜里屋に次いで、”どうにかして行ってみたい店”に認定された。

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2007年11月14日 (水)

映画『タロットカード殺人事件』

邦画ラバーなんすけど、なんとなく惹かれてウッディ・アレンの『タロットカード殺人事件』を観る。第二の切り裂きジャックと言われロンドンを震撼させている”タロット連続殺人”の犯人をつきとめ、スクープをものにするべく記者志望のアメリカ娘と冴えない手品師がコンビを組んで調査するっつう話。とにかく女子大生役のスカーレット・ヨハンソンがキュート!ブロンド&童顔&めがねっ娘&スレンダーなのにボインやで!月亭可朝!俺、生まれ変わったらスカーレット・ヨハンソンになりたいね。ヒュー・ジャックマンもかっちょいいのですが、如何せん英国貴族には見えないのが惜しい。坂口憲二が医者に見えないのと同じくらい...。ウッディ・アレンは好みのじいちゃんだった。おっと、巨匠に向かってバチ当りな。なにしろ初めてのウッディ・アレン映画なのでちょっと構えて(なんかインテリにしかわからない皮肉なユーモア満載とかだったらどうしよう、無理矢理笑っといたほうがいいのかな?とか思いながら)見始めたけど、普通に楽しめた。ラストはええ~~~~っ!とつい声に出してしまったよ。ええ~~~~っ。

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2007年11月12日 (月)

『チーム・バチスタの栄光』

海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』(上下巻・宝島社文庫)を読む。今更で大変恐縮ですがおもおもおもしろいっす!正直「このミス」ってあんまり信用してなかったけど、これは噂通り読ませるなー。バチスタ手術で驚異の成功率を誇っていた大学病院で3例連続して術中死が起こり、原因究明の内部調査を万年講師のはみだし医師・田口が病院長じきじきに依頼される。果たして医療ミスか、殺人なのか?厚生省の変人役人をも巻き込んで事態は思わぬ展開に...みたいな話。専門的で難しくなりがちであろう医療ミステリをこれだけぐいぐい読ませるとは凄腕っす。まあバチスタ手術に関しては、ドラマ「医龍」のおかげで普通に通じる今だからこそわたくしは更に楽しめたかも。医龍よアリガトウ。とにかく登場人物それぞれのキャラがたっており、特に厚生省の役人・白鳥は強烈!そりゃあ映画化もしたくなろうが、田口先生(原作では40代・男)を竹内結子がやるってどうなんだ。白鳥@阿部寛はまあいいとして。阿部ちゃんはすっかり色物役者なんですかね。あと、文庫は上下巻にする必要は全くなし!と宝島社には言いたい。一冊で納まるだろうが。

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2007年11月11日 (日)

『真相』

ロバート・B・パーカーの『真相』(ハヤカワ文庫)を読む。ポールの友人から28年前に母親を殺した犯人を見つけて欲しいと依頼されたスペンサーが、迷宮入りした事件を掘り起こす。調査するうちに各方面を怒らせ、次第に命を狙われて...みたいな、いい意味で安心感のあるいつも通りの展開。今回ぐっときたのは、途中なんだかんだで身を守る為に人を撃ってしまったスペンサーが落ち込んで?スーザンに電話をかけるシーン。ほんとうにスペンサーのことを理解しており、以上でも以下でもないジャストな言葉を話すスーザンてば誠いい女だ...と感心した。ところで本作でスペンサーシリーズは第30作!巻末に色んな人たちによる「スペンサーシリーズ 私のベスト1」が挙げられているのだが、やはり『初秋』と『レイチェル・ウォレスを捜せ』が多いね。私も一冊、と思ったけれどどうにも絞れなかった。スペンサーは全部好き。スペンサーを肴に一晩中飲めるし、スペンサーが好きっていうだけでその人とは友達になれる。未だスペンサーシリーズを読んでない人が羨ましい、これから30冊も新鮮な気持ちで読めるのだから。

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2007年11月10日 (土)

『泣かない女はいない』

長嶋有の『泣かない女はいない』(河出文庫)を読む。普通の人の淡々とした毎日、だからこそ何だかいとおしい一瞬の心の動き。主人公・睦美のささやかな恋に感情移入してしまいました。ワタシは常に泣く女ですけどね。同時収録の「センスなし」は聖飢魔Ⅱ好きの女子の話なのだが、よりによって聖飢魔Ⅱをもってくるところが絶妙だった。それでこのタイトルなのか。

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2007年11月 8日 (木)

映画『クローズZERO』

三池崇史監督の映画『クローズZERO』を観る。小栗旬は大好物だけどどうせヤンキー映画だろうしーとか決めつけてあんまり期待してなかったらアナタ。わたくし的にはジャンゴよりも好きかなー!舞台は「おじいさん先生」のエンペラー学園以上にすさんでいるであろう鈴蘭男子高校、そこで頂点をとろうとひたすら抗争にあけくれる男子たちの話。っつうと身も蓋もない感じだが、とにかくビバケンカ上等男子祭!高校生にしては若干年がいってる人も多いが色々見どころ一杯。小栗旬のキレイな顔がボコボコにされるのもちょっと間違った喜びを感じるし、やべきょうすけの愛すべきちっちゃさと溢れる男気にもぐっとくる。山田孝之すら初めてイイと思った。とりあえずもう男子で満腹なので、黒木メイサの歌はジャンゴ時の木村佳乃のダンスくらい必要ないかも。そしてやっぱりドあたまからかっさらうのはエンケンさんだ!またもや惚れ直す。イカスぜ。

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2007年11月 7日 (水)

『生首に聞いてみろ』

法月綸太郎の『生首に聞いてみろ』(角川文庫)を読む。多分法月綸太郎は初めて読んだと思うが、作者と同名の探偵役&パパが警視っていう設定はエラリー・クインなんすね。浅見光彦かと思った(←ドラマでしか見たことがないけど)。著名な彫刻家が病死直前に手掛けた、愛娘がモデルの石膏像の首が切断されてなくなったことから始まるフクザツな事件を法月探偵が解く。確かに話はよーく出来ている。でも面白いかどうかはまた別だな...という感想。2005年版の「このミス」で1位、第五回本格ミステリ大賞受賞らしいです。そして法月綸太郎は京大卒...なのにこれ以上食いつく気はあまりせず。すみません、と謝りながらドロンします。

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2007年11月 5日 (月)

建長寺・円覚寺 宝物風入れ

Kentyouji本日も珍しく連れ合いが休暇の為(とか言って会社辞めてたりして??...聞けませんけど)鎌倉へ行く。ちょうど建長寺・円覚寺の寺宝が虫干しを兼ねて三日間公開される「宝物風入れ」の最終日だったので。建長寺はなんというかリッチな寺!禅寺とは思えない意外なゴージャスぶりに吃驚だよ。ふんだんな財力を注ぎ込んで造られたとおぼしき新館的な建物に、あれやこれやの寺宝がぎっしりと!途中で抹茶とお菓子を頂ける部屋(無料)があり、坊主自らお抹茶如何ですか?何名様ですか?こちらのお席へどうぞ~ありがとうございました~と癒しの寺カフェムード。ううむ、面白い寺だ。ある坊主は出口付近で知人に会って、今日は一人?彼女は一緒じゃないの?と軽ーいトークをしてたし。そして無駄にイケメン坊主が多かった...。これからの寺はそんなんなのか!?かようなことばっかりが強烈な印象で寺宝あまり覚えていず。次に赴いた円覚寺は、まだ禅寺っぽい倹約質素な空気。宝も若干地味。しかし国宝の舎利殿はさすがに美しかった。これは一見の価値有り。円覚寺のお坊さん達は寺宝展示の場でも見張り?をしつつちゃんと座禅もしている人も多く、正しい禅寺な感じを醸し出していた。

Okou_2
これといってお金を使わない連れ合いの唯一の贅沢がお香。
今日もバカみたいに買い込んでいた→
我が家は寺くさいんです。

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2007年11月 4日 (日)

『空ばかり見ていた』

吉田篤弘の『空ばかり見ていた』(文藝春秋)を読む。買ったことをすっかり忘れており、引越し作業をしていてみつけた時は心底驚きつつも宝物発見!みたいで嬉しかった。”世にもめずらしい流しの床屋”がここそこに登場する、ちょっぴり不思議でどこか懐かしい12のストーリー。床屋のホクトさんの現れ方は脇役であったり主役であったりほんの少し横切るだけの時もあり、それぞれに違ったシチュエーションの話であるのにホクトさんが鍵となってなんとなく繋がっているような印象を受ける。こういった物語作りは吉田篤弘の真骨頂でしょう。ブルーを基調とした装丁もいつものことながら素晴らしく良い。ちいちゃな北斗七星がかわゆらしい。

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2007年11月 2日 (金)

「澁澤龍彦 幻想美術館」展

今年できたばかりの横須賀美術館へ「澁澤龍彦 幻想美術館」展を観に行く。宣言することでもないが、わたくしは澁澤龍彦が大好きなのだ...。見た目もセンスもその生涯もド直球に好み。名家澁澤一族の出で、東大仏文卒、何だかスゴイ交友関係、サド本発禁と裁判、鎌倉の家、病院にて読書中に頚動脈瘤破裂で死去という最期までもう完璧。仏文科の学生(勿論東大ではなーい)だった頃から一所懸命その著作を追っていたこともあって、私を作っている部分の多くは実は澁澤龍彦に影響されていたりなんかする。この企画展では澁澤氏の生涯とともに、彼の愛した芸術家やゆかりの人々の作品などが紹介され、まあやや小粒な感もあるけれどザッツ・ドラコニアな空間を醸し出している。美しくいかがわしく故に惹かれる澁澤ワールド...うーんR15だな。遺品では特に『滞欧日記』のノートに感激して泣いたわ。あと細江英公撮影の「カスミ草とポートレート」も驚くほど良かった。改めて澁澤龍彦への愛を確認した一日であった。

Yokosuka
さてこの横須賀美術館はシーサイドなロケーションもグッドで、友人カッパが絶対男子と行くところだ、と力説していたこともあり一応連れ合いと行ってみた。観音崎までは横浜の自宅から車で一時間くらい、ちょうど良いドライブであります。美術館の屋上からは東京湾が一望できるが、今日はあいにく曇っていた為どうよこの暗い眺め。

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