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2007年10月

2007年10月31日 (水)

映画『犯人に告ぐ』

トヨエツ主演の映画『犯人に告ぐ』を観た。ストーリーを知っていても普通にのめり込んで観てしまったよ。まあ原作長いので結構はしょってたけど。原作のトヨエツには孫がいるのだが、映画版は幼い子持ちの父親、みたいな一世代的はしょりも。その程度ならば良しとしますが、わたくしが思うにここは泣くところ!ってハンケチ準備してた箇所がばっさりきられていたのが驚愕だった。このハンケチの行方は...。しかし下っ端刑事たちの面構えが大層イイ!テレビや映画で見るけど名前はわかんない、でも味のある顔つきやシブイ演技で心に残る、みたいな役者がいぶし銀の輝きを放ちすぎないように放っているのが素晴らしい。勿論トヨエツもかっちょいい☆笹野のおじさまも得意な役どころといった感じ。あと、警視庁の捜査員に嶋田久作発見で嬉しい。ちょっと残念なのが前警視総監の息子でエリート警視役の小澤征悦かなー。ぼんぼんなのは正解かもしれんが、あの役はわたくしの中では村田晃詞教授のイメージなんだがなー。教授に失礼?

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2007年10月30日 (火)

『いつまでもデブと思うなよ』

あんまり新書って買わないわたくしをも強烈なタイトルで取り込んでしまった、岡田斗司夫の『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)を読む。あのオタキング・岡田氏が一年で50キロ痩せたっつうアメイジング&ミラクルなダイエット書!すげえよ。別人すよ。とにかく食べたものを記録し続けるっつうもので、確かに今までのダイエットとは発想が違う気がする。文系のダイエットというのもうなずける。わたくしも勿論文系なので早速実行中。痩せるかしら。うふうふ。

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2007年10月29日 (月)

『雨の匂い』

樋口有介の『雨の匂い』(中公文庫)を読む。ほろにが青春ミステリの名手による、あまりに苦すぎる一冊。感情を外に表さない人は危険だな、としみじみ思う。会話は相変わらず洒脱で軽い感じなのだが、話はかなりひんやりするものであった。草平くんが恋しいです。

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2007年10月28日 (日)

『背の眼』

道尾秀介の『背の眼』(上下巻・幻冬舎文庫)を読む。どうした幻冬舎!?ヒット連発。おもおもおもしろいっす。ミステリ界では話題の新鋭・道尾秀介のデビュー作にして第五回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。福島県の白峠村であるコワイ体験をした作家の道尾は、霊現象探求所を営む友人の真備のもとを訪れる。天狗伝説が残るその村では児童失踪事件が続いており、また周辺では奇妙な心霊写真と謎の自殺も数件起こっていた。これらの事件に関連はあるのか?そしてこの村では一体何が起きているのか?頭脳明晰で変わり者のオカルト探求者・真備庄介と美貌の助手・北見稟、売れないホラー小説家道尾の三人が諸々の謎に挑む、っつうシリーズ化必須の魅力的なキャラが良い。第二弾も当然読みたい。

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2007年10月26日 (金)

『ノーサラリーマ・ノークライ』

中場利一の『ノーサラリーマン・ノークライ』(幻冬舎文庫)を読む。タイトル買い。合併したメガバンクの、合併された側の銀行員・カネテツは出身大学カースト制度においてもランク3。特に出世の見込みもなく、こんな会社辞めてやる!と年中言いつつもなんだかんだ頑張ってしまうサラリーマンである。ムカつくことも多々あるし殴ってやりたい奴もいる、でも我慢して諸々痛くないフリをしてへらへら笑って今日も働く。何故ならサラリーマンだから!部下の手柄を自分のものにしてしまう上司や上に弱く下に強く出る中間管理職、日和見で世渡りのうまい同僚や情報通の女子社員などなど色んな人がいるけれど、どんな奴でもいいところは必ずあって本当に悪い奴って案外いない、という目線に結構救われる。あなたがサラリーマンならば、ちょっと泣けるところもあるでしょう。泣きたい時には泣けばいいんじゃ。ノーサラリーマン・ノークライなのじゃ。

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2007年10月25日 (木)

映画『クワイエットルームにようこそ』

松尾スズキ監督作品『クワイエットルームにようこそ』を観る。松尾ちゃん原作の松尾ちゃんによる映像化だけあって、そこじゃねえだろう!っつうズレがない為安心して見ていられた。役者陣も無理のない感じ。精神科の閉鎖病棟の話故、観ているうちに何が正気で何が変なのか、そのボーダーラインがあやうくなる。自分だけは違うんだと言うことに重きを置いている者は、あんたも同じだよと指摘されることに案外もろいかも。人はちょっとしたワードで簡単に”向こう側”へ行ってしまうものだなーと自分を含めてしみじみ思う。大竹しのぶがこええ。本物か!?ってくらいにこええ。蒼井優ちゃんの激痩せはこのための役作りだったのだろうか、ひとりよがりな余裕とせっぱつまった感がうまく出ており、今にも壊れそうでたまらなかった。蒼井優ちゃんに幸あれ。内田有紀、頑張った!彼女にも幸あれ。

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2007年10月23日 (火)

『犯人に告ぐ』

雫井脩介の『犯人に告ぐ』(上下巻・双葉文庫)を読む。読んだことのない作家だが、トヨエツで映画化という一点のみで買ってみた。案外、大藪春彦賞受賞・週刊文春'04ミステリーベストテン第1位・週刊現代'04最高に面白い本第1位などとっていたらしい。連続児童殺害事件の犯人をいぶりだす為、史上初の劇場型捜査をする神奈川県警。諸々の非難を一身に背負って捜査にあたるのは、かつて同じような事件でヘタをこいて失脚していた巻島であった。孤独な戦いを強いられる巻島に勝利はあるのか!?一度泥水を飲んだ男の腹の括り様や抑えた感情にぐっとさせられつつ、最後まで一気読み。トヨエツ、はまり役なのでは。映画も観たいです。

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2007年10月21日 (日)

『パンドラ’S ボックス』

北森鴻の『パンドラ’S ボックス』(光文社文庫)を読む。デビュー作を含む初期の短編と、北森鴻が作家になるまでなどを綴ったエッセイを交互に掲載。短編は色んなタイプのものがあり楽しい。特に時代物が味わい深い。読んでみて自分でも軽いオドロキだったのは、北森鴻の私生活にはあまり興味がないなあってことだった。作品は大好きだけどね。

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2007年10月20日 (土)

『龍臥亭幻想』

島田荘司の『龍臥亭幻想』(上下巻・光文社文庫)を読む。『龍臥亭事件』から八年、石岡和己をはじめとして事件の関係者たちが再びかの地に集まった。雪深い貝繁村に忍び寄るのは伝説の魔王なのか!?島田荘司ならではの、どーすんだこれ??的な猟奇&摩訶不思議な事件の形がきっちりついた時、その見事な手腕にうっとりしつつも、どうにもならん悲しみに押しつぶされそうに。よよよ。それにしても石岡くんがものごっつ頼れるおじさんになっていることに驚いた。完全独り立ちか。それはそれで何だか寂しいフクザツな読者心であることよのう。とにかく御手洗派にも吉敷派にも両方嬉しい一冊ではあります。

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2007年10月18日 (木)

映画『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』

三池崇史監督の『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』を観る。何故か全篇英語、邦画なのに字幕とはめんどくせえ。でも英語だと、伊勢谷ってもしかして演技下手?的なことは案外わかり辛くなるという良い効果をもたらすかも。伊藤英明もいつもよりバカには見えなかったし。ビバ英語マジック☆しかし何語だろうと関係なくうまさだだもれなのが香川照之。あんたすげえよ。木村佳乃はもっと色気を!桃井かおり、フォーエバー!ストーリーは、源氏と平氏が対立する村にさすらいのガンマンがやってきてすったもんだあってとにかく撃ち合う、みたいな感じで特に何も残りませんが、まあかっちょいいよ。ぞっとするくらいに美しい伊勢谷は永久保存版。さぶちゃんのシブいエンディング曲に送られて、映画館を出る時には若干強くなった気がしている。

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2007年10月16日 (火)

『鷹姫さま』

お鳥見女房シリーズ第三弾、諸田玲子の『鷹姫さま』(新潮文庫)を読む。このシリーズは巻を重ねるに連れてどんどん良くなっていく気がする。隠密的なお鳥見役ゆえの苦悩を抱える夫や、将来のことや恋に悩む子供達を優しく見守り、何事も笑顔で乗り越える珠世さん(風吹ジュンをキャスティングしてみた)の、どこかひとつでも見習いたいものだ。目出度い話にもせつない話にも、どうにも泣ける秋であります。年寄り??

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2007年10月13日 (土)

映画『自虐の詩』

友人にチケットを頂き、映画『自虐の詩』の試写会に行った。幸江さんに中谷美紀、イサオに阿部寛。二人とも原作よりも見た目キレイ過ぎ且つ自虐度は若干不足気味な向きもあったが、概ねナイスキャスティング!薄幸の中谷・幸江を見ているとなんだか嫌われ松子のようであった。ちゃぶ台ひっくり返すシーンはなかなか良いです。あと、幸江の友人・熊本さんがまた良いです...。エンケンも大活躍よ☆堤幸彦なのでトリック系オモシロ?と勝手に思っていたけれど、いい按配に予想を裏切ってくれた。案外泣き。まあわたくしの泣きのハードルは低すぎるんで。帰ってきて原作読み直してまた泣く。泣きすぎだ。

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2007年10月12日 (金)

『自虐の詩』

業田良家の『自虐の詩』(上下巻・竹書房文庫)を読む。堤幸彦監督で映画化の為、予習。名前に反してひじょおおおに幸薄い幸江さんと、何かとちゃぶ台をひっくり返す内縁の夫・イサオの、愛の?日々を描く4コマ漫画である。働かずにパチンコ麻雀競馬三昧、四六時中酒を飲んでは暴れるイサオに、何度騙されても裏切られても蹴られても殴られてもとにかくついていく幸江さんのぞっこんぶりが、何だかいとおしくなってくるから不思議です。あまりの不幸なその半生に笑っちゃいながら、時々しんみりしながら、最後にたどり着いた何故か感動のフィナーレに吃驚!なんなんだこの漫画...普通に感動して泣いちゃったよ。ええ話よ。

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2007年10月10日 (水)

名古屋遠征

Maneki_2御園座の吉例顔見世を観に、日曜から二泊三日で名古屋に行ってきた。色んなことがありすぎて限界までおなか一杯!友人カッパと共に、忘れられない思ひ出と体重だけ増やして帰ってまいりました。とりあえず海老菊の「かさね」が良かったよ...んもう奇跡のカップリングやー。花道で二人が揃ってキメた瞬間に、ああああ生きてて良かった!!と思いました。そして二人が「権三と助十」をいつか揃ってやる日まで(やるのか?)、何とか生きていたいと切実に思いました。まあベストカップルのことはさておき、わたくしが今回特に感動したのは「達陀」である。噂には聞いていたが観たのは初めて。東大寺二月堂のお水とりを舞踊に仕立てたということで、ざっくり言うと坊主が団体で激しく踊る、みたいな演目。迫力のある荒々しい踊りに圧倒されて感涙!あな素晴らしき坊主祭!しかも女子は菊の紅一点というのも好いたらしい。これはもう一回観たかった。かっちょよかったなあ。

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2007年10月 4日 (木)

『君たちに明日はない』

垣根涼介の『君たちに明日はない』(新潮文庫)を読む。リストラ請負会社に勤める村上真介33歳が、リストラ対象者たちとの面接を通して色んな目にあったり凹んだりしながらも仕事にやりがいを感じていくみたいな話。リストラ請負人だなんて主人公はきっとイヤな奴なんだろうと勝手に思っていたが、意外にも仕事に対するきっちりした姿勢に感動すら覚えた。彼のスタイリッシュな見た目も好感、またそーゆう男子にありがちな女子選びをしないところが更にイイ☆村上君ポイント高いね。リストラする方にもされる方にも、それぞれの人生があるなあと当たり前ながらしみじみ思う。思うけど重いばかりではない、どことなくユーモラスなリーマン小説に仕上がっております。しかも時たま泣けたりも。たかが仕事、されど仕事だ。やっぱり仕事をきちんとやると気持ちが良い。垣根涼介にはワイルドっつうか冒険活劇なイメージがあったけど、こんなタイプの小説も書くんだね。同姓同名の別人が書いたのかと思ってた。

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2007年10月 3日 (水)

そしてみんな巻き添え...♪

忙しいんですわ、『24シーズンⅤ』で...。と去年の今時分もⅤとⅣが違うだけでまるっきり同じことをやっていた。これが始まると明け方の四時まで起きてなくてはならんので、夕方から仮眠をとるのが常なのである。そうまでしてその時間に見なくても...とはうっすら思うが、そんなやる気が大切!最近ただでさえ咳止め諸々の薬で朦朧としているのに、加えて寝不足フラフラガール、一体何をしに会社に行っておるのだ?的な日々。ま、いいじゃないすか、年に一度の24祭だぜ。指図は受けない~。

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2007年10月 1日 (月)

『家、家にあらず』

松井今朝子さんの『家、家にあらず』(集英社文庫)を読む。北町奉行同心の娘・瑞江が、自身も御年寄職を務める遠縁の叔母の勧めで大名の奥御殿へ奉公に上がる。女ばかりの奥御殿で起こる事件の数々に巻き込まれながら、女子としての生きざまを考える瑞江...っつうおんなおんなした空気が何とも言えない時代物ミステリ。読み終わるのに一週間くらいかかってしまった。なかなかにオドロキの展開だったのだが、ちっとも乗れなかったのは何故だ。あと、大奥じゃないけどこの手の話にはつい浅野ゆう子をキャスティングしてしまうね☆

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