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2007年9月

2007年9月29日 (土)

『オトメン(乙男)(3)』&『ファイブ(4)』

女子向けマンガ売り場が苦手なので、ついチェックを怠ってしまいがち。菅野文の『オトメン(乙男)(3)』(白泉社花とゆめコミックス)が出てるのを見過ごしており、遅ればせながら本日購入。飛鳥ちゃんの乙女チックぶりにも慣れてきた感があるが、油断してるとニューキャラ登場。乙男のライバル・多武峰一、ツンデレ+俺サマで”ツンサマ”か...。男子の世界も複雑化しておるな。
初秋のマンガ祭?続いては、くさか里樹の『ファイブ(4)』(小学館ビッグコミックス)。こっちは発売日にちゃんと買ったぜ。じじい軍団アイシンいいぜ。もうねートシをとってもケガをしてもバスケがやりたい!っつう気持ちが熱くて泣けてくるですよ。やや劇画タッチがまたくどいんですよ。でもオールオッケー。今回の対戦相手は西芝電気サンダース、限りなく東芝ブレイブサンダースに近いフィクションてことかな。何でもいいけど、リアルのバスケ界はほんとに頑張れ!

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2007年9月28日 (金)

『21世紀少年(下)』

浦沢直樹の『21世紀少年(下)』(小学館)ついに終わる!!!感無量~。連載8年だって。しかし”ともだち”の正体に、君誰だっけ??ときょとん顔の俺様だ。嗚呼台無し...。もう一回全部読むか。今日は徹夜ですな。

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2007年9月27日 (木)

『闇の守り人』

上橋菜穂子の『闇の守り人』(新潮文庫)やっと買ったぜ!やっほう。女用心棒バルサ30歳が、25年ぶりに故郷に戻ってくる。己の過去と向かい合い、彼女を守ってくれた養父の汚名を晴らすべく諸々と戦うっつう愛と勇気の物語。嗚呼面白い...前作よりも更に面白くなっております。よく出来た話だなあ。地下の場面は息苦しくなってしまうのだが、それ程の臨場感に正に手に汗握るぜ。とにかく早く!早く次を読ませてくれい。

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2007年9月26日 (水)

ドラクル

シアターコクーンにて『ドラクル』を観る。正直そんなに期待してなかったのに、案外どアタマから最後まで入り込んだ!長塚圭史モノは初めて観たけど、スゴイわこの人。三時間超の上演時間をちーとも長いと思わせない。前半と後半のメリハリ、美しくて機能的な照明遣い、ストーリーにもひきつけられた。有難いことに席がXA(最前列)で、時々足元からがーっとライトを当てられるのが「女優かっ」的に眩しかったことを除けば正に特等なお席。なんとなれば、ドラクルさんがマントを翻す度にえもいわれぬいい匂いがするんです...。観る前は、いちまんえんかー高いなーとやや思っていたけど、あの魅惑的にヘヴンリーなかほりに大枚はたいて悔い無し。といった事も含め、うまい・へたとかそゆうことをねじ伏せる存在感の海老蔵さんはあれでオッケーなんじゃないでしょうか。一人語りの場面は、キャサリンなしのディラン...マッケイみたいでちょっと笑っちゃったケド、笑うところじゃありませんでした。ごめんなさい。

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2007年9月23日 (日)

『QED ~ventus~ 鎌倉の闇』

高田崇史の『QED ~ventus~ 鎌倉の闇』(講談社文庫)を読む。タタルさんのシリーズ第8弾、今回は鎌倉。神奈川県の人間にとっては身近な雅の古都といった感じだが、いつもながらタタルさんがこれでもかとメッタ斬りして下さってつわものどもが夢の跡ですわ。えー銭洗い弁天てそうなん!?江ノ島ってそんなことに。いいくにつくろう源頼朝がなんだか全然違って見えて、歴史の闇に打ち震えます。無理矢理遭遇する殺人事件の扱いも徐々に小さくなっているようなので、このままフェイドアウトしていいのでは?もうタタルさんのオール薀蓄で行きましょうよ~

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2007年9月22日 (土)

『月蝕の窓』

篠田真由美の『月蝕の窓 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社文庫)を読む。シリーズ中では珍しい、京介ほぼソロ活動...故に著者もあとがきで書いているが、京介のモノローグがうっとおしくて暗いです。でもそんなことも含めてとっても新鮮☆嗚呼京介がその仮面を脱ぐ日は近いのか!?長くシリーズを追いかけてきた者だけが立つことのできるその場所へ、早く行きたいような行きたくないような。

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2007年9月21日 (金)

『清談 佛々堂先生』

服部真澄の『清談 佛々堂先生』(講談社文庫)を読む。服部真澄と言えばスケールのでかいエンタテインメント大作のイメージですが、そんないつもの感じとはちょっと違う印象の、鳥獣戯画の装丁に誘われて買ってみたらアナタ。んもうこれは傑作。日本の美術をオールマイティーに愛す平成の魯山人とも言われる粋人、通称佛々堂先生が神出鬼没に現れては難題を人知れず解決!各界の人間国宝からも慕われ、あらゆる美に精通しているという先生、一体どんな素敵な紳士なのかしら...っつう期待を素敵に裏切ってくれるたたずまいもまたグッド。茶目っ気があってでもタダでは起きないちゃっかり者の先生に、きっと君もノックアウト!冬狐堂あたりがお好きな貴兄にもヒットするんじゃないかな。シリーズ化熱烈希望。

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2007年9月20日 (木)

ル・コルビュジエ展

ミス・ポターでひと泣き後、友人カッパと合流して森美術館にて「ル・コルビュジエ展」を見る。別の友人に招待券を頂きました。人さまの親切で生かされているおさるです。いやー予想以上に楽しかったぜ。一度観賞済みのカッパによる部分解説もあったせいか、ポイントを逃さず見ることが出来たのも幸運。コルビュジエが作った家とかの実物大模型がすこぶるエキサイティング!こんなの美術館の中に作ってしまうなんてすごーい。こんな共同住宅なら住んでみたーい。そしてやっぱり本物を体験してみたくなるのも道理でしょう。死ぬまでに一度ロンシャンの礼拝堂が見てみたくなった。上野の国立西洋美術館が案外コルビュジエ作だそうなので、次回行った折には心して味わおうと決心(覚えていたらば)。あと、金持ちの知り合いの家にあったコルビュジエのソファがすっげえお高いものだということが具体的にわかった。図らずも金持ちのことばかり考えてしまった一日だった。

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映画『ミス・ポター』

邦画じゃなくて悪しからず。映画『ミス・ポター』を観る。湖水地方が見たいなーくらいの軽い気持ちで行ったのですが、案外はまったわ...なんか涙腺弱ってる?くらいに泣く。上流階級の娘さんであり、ピーターラビットの産みの親であるビアトリクス・ポターの、”夢を諦めない”半生を描いたもの。ブリジット・ジョーンズ時の3倍くらい膨張してたけど、5倍くらい良かったよレニー。あと、ユアン・マクレガーがあんなに素敵な紳士だったとはぬかってました。要チェックか。特筆すべきは衣装や美術が大層素晴らしいこと。20世紀初頭の英国上流階級的な服装やお屋敷、子供部屋の内装やティーセットに至るまで、英国偏愛趣味には目の保養であった。そして湖水地方の美しさといったら!やっぱり湖水地方はわたくしの心のふるさとだ...行ったことないけど。金持ちはポターさんを見習って、美しい土地を買ったらそのまま永遠に保護されるようナショナル・トラストに寄附するといいと思うよ。

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2007年9月19日 (水)

『精霊の守り人』

上橋菜穂子の『精霊の守り人』(新潮文庫)やっと着手、と思ったら一気読み。噂通り、エキサイティング!ビバ正統派ファンタジー!各方面から命を狙われる皇子チャグムの用心棒を引き受けることになった短槍遣いのバルサ。何故チャグムは危機にさらされているのか?そしてバルサはチャグムを守りきることができるのか?...みたいな話。緻密な設定なのに明瞭でおさるにもわかりやすく、変にだらだらしてないところも良い。女用心棒バルサ30歳のキャラも良い。十二国記の続きがなかなか出ない昨今、守り人シリーズに力を入れるか。さあ続けて『闇の守り人』買いに行くぞー!とハゲしく咳込みながら(具合悪いんです)下山したのだが、どこにも売ってないとは何事だ!新潮社め。何故もっと沢山刷っとかないか。まあ今頃になって手を出したわたくしが遅すぎるっつう話もありますがね。とりあえず早く刷ってね。

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2007年9月18日 (火)

秀山祭九月大歌舞伎・夜の部

秀山祭九月大歌舞伎・夜の部を観てきた。玉さん磐石の「阿古屋」、将来的には誰がやるかを友人カッパと休み時間に考える。三つの楽器ではやはり胡弓がムツカシイのだろうか。いつか菊の阿古屋が観られると良いなと願う。「身替座禅」は多分ワタシは初めて観た演目だと思うのだが、すこぶる面白かった!團さまの右京、酔っ払った時の舌足らずがかわゆらしい。奥方の左團次さん、太郎冠者に染五郎で、小枝千枝がなーんと家橘&右之助コンビ。嗚呼豪華キャスティング。とにかく久々に二人揃ってキレイな家橘&右之助を拝めていと嬉し。最後の「二條城の清正」は如何せん地味。これ面白いの?と時々カッパに聞く。いい迷惑。人が沢山出てくるととにかく新七さんを探すのだがみつからず。諦めかけたところに「いた!友右衛門の隣!!」と小さく叫ぶカッパ。急いで見てみると、なんと坊主...坊主か。ちぇっ。そんな清正であった。どんな清正だ。

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2007年9月16日 (日)

『蛍坂』

北森鴻の『蛍坂』(講談社文庫)を読む。三軒茶屋のビア・バー香菜里屋シリーズ第三弾。とにかくものごっつ鋭い洞察力と素晴らしく切れる頭脳を持ちながらあくまでも腰は低くさりげなく、お客の持ち込む謎を解くマスター工藤のつわものぶりを堪能するべし。その謎解きも鮮やかであるが、読者は彼の作るべらぼうに美味そうな料理の数々に打ちのめされるでありましょう。嗚呼今すぐに三軒茶屋に行き、度数の違うビールを端から試し、マスター工藤の「いい鴨肉が入りましたので」っつうひかえめトークとともに差し出される一皿を味わいたい!せっぱ詰まるくらいにそう思う。悩みを抱えて香菜里屋にやってきた客が、炙り焼きにしたトロをライスペーパーで巻いたつまみを食べながら「旨し肴と旨し酒。この世に憂いの種は数あれど、せめて今宵はひとときすべてを忘れん」と言う場面があるが、正にその通り。食いしん坊な感想で御免。

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2007年9月15日 (土)

『サウスバウンド』

奥田英朗の『サウスバウンド』(上下巻・角川文庫)を読む。税金や年金は払わん、学校なんて行かなくても構わん、官はキライですぐ「論拠を示せ、展開してみろ」とつっかかる型破りな父親に、何かと振り回される家族を描いた力強い家族小説。小学生の男子の視点なんてちょっと苦手だなーと思いつつ読み始めたが(小学生男子だったことがないので感情移入できなさそうな気が)、予想に反しておもおもおもしろいっす!その全力疾走な行動は極端だけどよく考えてみると間違ってはいないお父さんが何かかっちょいい。下巻になるとそのパワーは更にアップ、常識のメーターを振り切ります。何事も動じない、割とフツーに見えたお母さんが実は...と言った設定も効いている。トヨエツ主演で映画化らしいので、読んでる間中お父さんがトヨエツ。お母さんは天海祐希。でかい両親だな!

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2007年9月13日 (木)

『蛇 ジャー』

柴田よしきの『蛇 ジャー』(上下巻・徳間文庫)を読む。蛇じゃー、ではなくて蛇と書いてジャーと読むという意味合いの表記。外しそうなタイトルと、メルヒェンな表紙のイラストから想像するほど悪くない、なかなかに練られた話どす。ブラコンで若干好かんたらしい女子大生・舞子が、自分のせいで何者かにさらわれてしまった兄の子供を取り返すべく立ち上がる。琵琶湖に現れたピンク色のドラゴンが全てのカギを握っている!そしてドラゴンに導かれるようにひとりひとり仲間が集まって来て...っていうのは「未知との遭遇」っぽい。時空をも越えて飛びつづけるドラゴンの意図は一体何なのか?やや説教くさいところもあるにはあるけれど、人間なんてちっぽけなんだから謙虚に生きないとあかんなと自然に反省モードにはなりましょう。柴田よしきさんは、きっとドラゴンを見る事ができる人なんだな、と心のキレイそうなことを書いてみた。

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2007年9月12日 (水)

映画『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』

映画『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』を一人でこっそり観に行く。包帯巻いて(ウソ)。でも咳がヒドイのでマスクは着用。10年ぶりのエヴァ...確かに美しい。音は大きい。使徒サキエルにすら懐かしさを覚えるのに、シンジには思わず舌打ちだよ。大画面でうじうじする奴に、イラつきもムカつきも二倍二倍。冷静に考えたら14歳のいたいけな少年をいきなり連れてきたと思ったら訳もわからんものに即乗せて戦わせるというのは相当気の毒な話なのだが、シンジには全く同情できないのは何故だろう。早いとこアスカに「あんたバカー!?」と怒鳴って頂きたいものだ。つうわけでアスカ登場まで至らなかった「序」ですが、次回「破」でまた会いましょう。サービスサービス♪

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2007年9月11日 (火)

『FLY』

新野剛志の『FLY』(文春文庫)を読む。長い長いそして暗い、復讐の話。裏切り、執念、憎悪と気が重くなるワード満載の胸ふたぐような展開なのに、読むこと止められず。シンプルな復讐劇のはずが、ストーリーが進むに連れてどんどん糸がもつれていく。復讐するは何処にあり?で、一気読み。そしてやっぱり後味は...。何か爽やかな本が読みたいとです。

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2007年9月10日 (月)

『コーヒーもう一杯Ⅰ』

山川直人の『コーヒーもう一杯Ⅰ』(エンターブレイン)を読む。先日行ったABCのトークショーにて、クラフト・エヴィング商會&岸本佐知子さんが熱烈薦めていたマンガ。勤め先の近所にある本屋にてかなり前から平積みしていたものをやっと買ってきた。その本屋では山川直人コーナーの傍らに小さいコーヒーカップがディスプレイしてあり、ちょっと小洒落ていたので気になってはいた。しかし岸本さんも言っていた通り、絵柄があんまり好みじゃなくて買うのは躊躇していたもの。すっごく昭和な感じー。ガロな感じボブ・ディランな感じー。イイ話ありブラックな話ありほんわか話あり、いずれもコーヒーにちなんだストーリー。勿論コーヒーが飲みたくなること必須であります。誰かにうまく淹れて頂いたコーヒーならば言うことナス。

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2007年9月 9日 (日)

『雨恋』

松尾由美の『雨恋』(新潮文庫)を読む。「ラスト1ページ、涙が止まらない。」と帯にあったが、わたくしは1センチも泣けなかったことをとりあえず報告しておく。雨の日だけマンションに現れる幽霊の願いをかなえるべく、彼女の死の真相を探ることになった渉。関係者に話を聞くにつれ、少しずつ近付いていく二人...みたいな話。展開は確かに興味をひくが泣けはしないな。人物に(幽霊含む)あんまり魅力を感じなかったからか。ちなみに解説でトヨザキ社長は絶賛してました。

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2007年9月 8日 (土)

『キラレ×キラレ』

ドラマ版『輪違屋糸里』の土方歳三に伊藤英明..........TBSは伊藤に何か弱みでも握られているのか。伊藤英明は嫌いじゃないが、土方ではないだろうに。それともあれか、上戸彩@糸里への軽い違和感を、もっと強烈なキャスティングを持ってきて逸らせてしまえという魂胆か。鮒寿司の臭みをくさやで消す的な?しかし人知を超えた臭みになるリスクはないのか。などなど、油断すると『輪違屋糸里』について考え込んでしまうわたくしである。しかし史上最バカの土方を怖いもの見たさで見てしまいそうな気もする。おお、それが狙いですか。深い。深いぜTBS。
そんな話のついでのように読んだことを書いておけばいいかー的な、森博嗣のXシリーズ最新刊『キラレ×キラレ』(講談社ノベルス)。驚くことに何だかまともに思える一冊。密室も館も本格なトリックもないけど、まあまとも。だんだんこの面子が好きになってきたし。このシリーズにも何か深遠な企みがあるのかもと邪推する、疑心暗鬼な初秋です。

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『3way Waltz』

五條瑛の『3way Waltz』(祥伝社文庫)を読む。鉱物シリーズの番外編みたいな按配だが、シリーズを読んでなくても十分楽しめる。いや楽しいって話じゃないけれども。16年前に墜落した大型旅客機の隠された謎について囁かれる中、北朝鮮の女工作員・由沙が日本に現れる。彼女の目的は何か?また事故の遺児である恭祐が狙われる訳は?みたいな話。日本・アメリカ・北朝鮮三つ巴の諜報戦はなかなかに込み入っているが、その辺はさすがの五條瑛、全く気をそらさせず。久しぶりに鉱物シリーズの登場人物に会えるのもちょっぴり嬉しい。

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2007年9月 7日 (金)

映画『めがね』

ほぼ日でチケットが当った友人カッパに、映画『めがね』の試写会に連れて行ってもらう。やっほう!これは予告だけでなんだか揺さぶれて、絶対観たいと思っていたもの。もちろん張り切ってめがねめがねで。携帯電話も繋がらない南の島にやってきたたえこさん(小林聡美)がそこで出会う人たちと過ごすなんでもない日々。慌てなくていいな、と思える。たまにはたそがれるのもいいな、とも思う。何も起こらないのが心地いい。もたいまさこ、市川実日子、光石研、そして平成の火野正平(しつこく言いつづけるよ~)加瀬亮というキャストも皆イイ。「何が自由か、知っている」というコピーもぴったりだ。そして『かもめ食堂』もそうだったけど、普通に食べるということの大切さがどーんと伝わってくる映画。何もかも、うまそうだ!ごはんをしっかり食べてればうまくいきそうな気がしてくる。台風だったけど、なんとなくのほほんとしてカッパと二人でゆっくり帰る。

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2007年9月 4日 (火)

『ねにもつタイプ』

岸本佐知子さんの『ねにもつタイプ』(筑摩書房)を読む。タイトルからしてグッド!優れた書き手は日々の妄想から生まれるのかもしれない。なんだかんだととっぴなことを考え付いては、その考えをあたためてじわじわと広げることにせいを出す。香ばしくてやや危ないそれらの妄想を、単なるたわごとで終わらせない的な技の光る文章に唸りっぱなし。翻訳家にしておくにはもったいないくらいの...。で、やっぱり世間はほおっておかず、本書は第23回講談社エッセイ賞を受賞されたらしいです。スバラシイ。クラフト・エヴィング商會のイラストアンド装幀も勿論悪かろうハズなし。

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2007年9月 3日 (月)

『センティメンタル・ブルー』

篠田真由美の建築探偵シリーズ番外編『センティメンタル・ブルー 蒼の四つの冒険』(講談社文庫)を読む。副題通り、蒼が12歳から20歳の間に出会った事件の謎を解くっつう、蒼くんマニアにとってはたまらん一冊。わたくしは勿論、謎多き憂いの美青年・桜井京介派なので、とりあえず外伝もおさえておくか程度のノリで臨みましたがこれはこれでシリーズ化してもいいくらいに思ったよ。やっぱり学園モノは楽しいです。それにしてもあの蒼くんがあまりにオトナになってしまうのは寂しい...とは年寄りの感傷っすかね。

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2007年9月 2日 (日)

『箸の上げ下ろし』

酒井順子さんによる食に関するエッセイ『箸の上げ下ろし』(新潮文庫)を読む。同い年だからかもしんまいけど、読んでいて「わかるわかるすごーくわかる」と思わず口に出して言っちゃう逸話多し。学食の孤独感とか、冷蔵庫のマグネットとか、社員食堂で食べる時のあの独特の気分とか、芝居見物と過食の関係とか。意識しなければ気付かないが言われてみれば確かにそう!とうなずく類の事柄を、読みやすくて誰にでも書けそうでも実際書いたところでこんなにうまいこと書けないに違いない的な文章で綴れる酒井順子って、案外スゴイぜと思うのであった。

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2007年9月 1日 (土)

『GENTE①』

あまりに濃かった『水底の森』の記憶を薄めるべく、マンガに逃げる日々。昨日に引き続きオノ・ナツメ、『GENTE①~リストランテの人々~』(太田出版)を読む。老眼鏡紳士ばかりのレストランの物語『リストランテ・パラディーゾ』の外伝的一冊。①、というからにはこれからも続くに違いない...いとウレシ。店のオーナー・ロレンツォは、初老の紳士を眺めるのが好きっていう妻のためにこの人材を集めた、っつうのが泣かせるー。ええ話よ。大好きよ。

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『さらい屋 五葉(第三集)』

オノ・ナツメの『さらい屋 五葉(第三集)』(小学館IKKIコミックス)を読む。イタリア男もいいけど、老眼鏡紳士もいいけど、やっぱり時代物サイコー!かどわかし稼業を生業とする「五葉」に関わるようになった気弱な浪人・政が、ダメダメながらも徐々に五葉に馴染んできているのが可笑しい。シブくて雰囲気のある絵がほんとにイイっす。時々ほろりとさせられつつ、ひと波乱ありそうな次回にもごっつ期待。

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