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2007年8月26日 (日)

『玄冶店の女』

宇江佐真理の『玄冶店の女』(幻冬舎文庫)を読む。日本橋玄冶店は「与話情浮名横櫛」でもお馴染み、妾宅が多い路地だと言う。元花魁で小間物屋を営むお玉、鉄火肌の粋な辰巳芸者・お喜代、隠居の世話になりながら大部屋役者の間夫にこっそり貢ぐお花など、そこに住む女たちの、恋に生き気ままだけれどちょっぴり切ない日々を描いた絶品の連作短編集。日陰の身としての分を守りつつ、時には強く突っ張ってみせながらも、明日の不安や孤独に泣くこともある彼女たちが堪らなくいとおしい。髪結い伊三次以外の宇江佐作品でいっとう好きかも。幻冬舎文庫は当りハズレが大きいから、ていうかほとんど当らないから博打気分で買うのだが(失敬!)、これは久々に大当たりどす。これだから博打はやめらんないのか...

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コメント

本当にめずらしく幻冬舎のくせに大当たりでしたね(失礼?)
糸玉に行って一緒に風呂屋に行ったり
ちょっとお茶を飲みに立ち寄ったり
なんてことしたいなーとあこがれながら読んじゃいました。

ステキな姐さん達に囲まれて育つお梅が
どんな大人になるのかちょっと興味ありますな。

投稿: そるたん | 2007年8月28日 (火) 00時01分

実は、以前にこの本「玄冶店」の文字に惹かれて本屋さんで一度手にとったのですが、結局、棚に戻してしまいました。(^^; せっかくですので、わたしも読むことにしました。(^^)

髪結い伊三次以外で宇江佐作品好きなのは「雷桜」でしょうか。最後がちょっと冗長な感じもするんですが...。

投稿: kirigirisu | 2007年8月28日 (火) 18時06分

>ハローそるたんさん
♪粋な黒塀、見越しの松に仇な姿の洗い髪...
なんつって、つい口ずさみたくなりますわ。
お玉さん、かっちょいいね~
そるたんさんは玄冶店にいてもしっくりきそう。褒めてます。
いい女予備軍・おちゃっぴいな小梅ちゃんたら、まだ8歳なんだね。
なんかもういっぱしな感じで吃驚でした。
つうわけで、♪エーサオー 玄冶店(まだ歌うか)

>ハローkirigirisuさま
これはなかなか良かったです!
力いっぱいオススメしちゃいます☆
ワタシは宇江佐作品では江戸が舞台のものが好きなので、
「雷桜」は逆にやや読むのがきつかった...
でもやっぱり伊三次はいいっすね~
伊三次はドラマで橋之助さんがやったんですってね、
ご覧になりました?
再放送してくれないかにゃー

投稿: noppy | 2007年8月28日 (火) 22時40分

>隠居の世話になりながら大部屋役者の間夫にこっそり貢ぐお花
え~ですな~♪好き♪
あ?「こっそり」ですか?「ごっそり」ではないのね(笑)。残念。

投稿: 恵美 | 2007年8月30日 (木) 10時31分

ハロー恵美さま
そこに注目されるとはさすがお目が高い!
大部屋役者っていうところがミソ☆ですよね~
間夫の名は五六八(ごろはち)さん、
色白で鼻筋の通ったなかなかいい男だが芝居は今ひとつ...
なんて設定です。萌えるわ。
わしら的には「ごっそり」ですよね!そりゃもう全力で。

投稿: noppy | 2007年8月30日 (木) 21時31分

>色白で鼻筋の通ったなかなかいい男だが芝居は今ひとつ...
あ、そ。
肝心の芝居が今ひとつでは・・・やっぱり、こっそりかな?
・・・こっそりもないかも。
芝居第一、舞台栄え大事っす!

投稿: 恵美 | 2007年8月31日 (金) 10時09分

ハロー恵美さま
ううっ、厳しいわ~恵美姐さん☆
まあ役者として見れば芝居第一!ですよね勿論。
でも自分の間夫だったら芝居は今ひとつでも
惚れちゃったもん負けなのかしら...てへ。
ダメなおさるね!

投稿: noppy | 2007年9月 1日 (土) 01時10分

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