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2007年8月18日 (土)

『不祥事』

池井戸潤の『不祥事』(講談社文庫)を読む。事務ミスが多かったり、トラブルを抱えた支店へ赴いては事務指導する事務部所属の女子行員・花咲舞。”狂咲(くるいざき)”とあだなされる彼女は驚異の事務処理能力を持ち、一旦キレると相手構わず物を言う傑物。まだまだ男社会の銀行において、何よりもおのれの出世が第一で保身にばかり走る銀行員の体質にばっさり斬り込む彼女のような女子はほとんどファンタジーな存在かと思えるが、だからこそその啖呵、その行動に心底すっきりするのであった。かっちょいいぜ狂咲!女子行員の皆さんは読むといいよ。職場の人たちをこっそりキャスティングするとちょっと暗い楽しみが味わえるかも。

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