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2007年7月 4日 (水)

『侠風むすめ』

友人カッパが読んでいて面白そうだったので、河治和香の『国芳一門浮世絵草紙 侠風むすめ』(小学館文庫)を読む。鉄火肌の浮世絵師・歌川国芳と、その娘の勝気でおきゃんな女絵師・登鯉(とり)、国芳のもとに集まる無頼な弟子達と言った個性的な面々が繰り広げる浮世模様。15歳にしてなかなかにおませな登鯉の惚れた男がかっちょいいんだ...。とびきりアツくてせつない、二人の色恋話にはちょっぴり泣かされた。全篇とにかく濃厚に立ちのぼる江戸の匂いに酔っぱらう。駕籠かきと火消しとすし屋の若い衆には彫り物がなくてはならないものであるとか、浮世絵師が彫り物の下絵も描いたりするなどなど、彫り物情報が増えたのも多分収穫と言えましょう。

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