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2007年6月15日 (金)

『東京バンドワゴン』

先日読んだ『空を見上げる古い歌を口ずさむ』が結構良かったので、今更だが話題の『東京バンドワゴン』(小路幸也著/集英社)を読んでみた。イイ!!もっと早く読めば良かった~。でも今からでも遅くない!面白うて時々ほろり(ぽろりじゃないよ!)の、上質な人情家族小説に君もやられてみないか。舞台は明治から続く下町の古書店・東京バンドワゴン、同居する四世代大家族の賑やかで何かと起伏の激しい日々はまるで往年のホームドラマを彷彿とさせる味わいだ。昭和の頑固オヤジそのまんまの店主79歳、その息子は齢60にして何かと落ち着かない伝説のロッカー、長女は画家で未婚の母で...と、登場人物もひとりひとりふるっており、大人数なのに誰一人埋もれずにイキイキしているところがスバラシイ。ご近所さんとの付き合いもわずらわしい時もあるけど概ね親密で、ちょっと前の日本てこんなだったよねーみたいな懐かしさ。語り手にもひと捻りあって、とにかくハートウォーミング☆たまにはこんなええ話に身をゆだねるのも新鮮だよ!つうわけで最近出た続編も即買いだ。

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