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2007年4月 1日 (日)

『ワーキング・ガール・ウォーズ』

柴田よしきの『ワーキング・ガール・ウォーズ』(新潮文庫)を読む。37歳未婚の墨田翔子は一部上場音楽企業の企画部係長、ちょっと前の財前直見がドラマでやりそうな役どころ。仕事のできる管理職だが周囲からは煙たがられる四面楚歌のお局状態(と本人が冷静に位置付けているのが可笑しい)。でもここぞって時の啖呵の切り様はなかなか迫力があるし、コワいだけでなくどこか可愛げのある女子ではある。オフィスにうっすら漂う悪意や小さな陰謀の正体を探るミステリの要素もありつつ、働く女子の奮闘ぶりが面白く読める一冊。ただ、一人称の”あたし”がちょっと気になるな。その辺りで”ガール”を保っているのか。

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