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2007年4月

2007年4月30日 (月)

『生贄たちの狂宴(上)(下)』

デヴィッド・ヒューソンの『生贄たちの狂宴(上)(下)』(ランダムハウス講談社)を読む。ローマを舞台にした新米刑事ニック・コスタシリーズの第二弾。泥炭の中から発見された2000年前のミイラと思しき美少女の死体と、彼女に酷似した少女が誘拐された事件との関連とは?はらはらしつつ諸々怪しげな事柄がもつれつつ、どんでん返しの結末まで結構読ませます。今回もニックには何かと心配させられるが、そんなところも含めて魅力かも。遺跡があちこちにごろごろしていることと言い、マフィアと警察の微妙で複雑な、一種もちつもたれつな関係と言い、イタリアならではな感じのミステリだけど作者はイギリス人、つうのもいとをかし。

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2007年4月29日 (日)

『ファイブ(3)』

ミスターバスケットボール・佐古賢一と彼が所属するロートル軍団アイシンの奮闘を描くバスケットボールマンガ、くさか里樹の『ファイブ(3)』(小学館ビッグコミックス)を読む。今回登場するスーパールーキー・朝日雄太郎の人となりを見るにつけ、今まで限りなくノンフィクション寄りだと思っていた本書を、やっぱりかなりの虚構か?と思い直す。でもこいつのモデルは田臥なのか?ともうっすら思う。うっすらね。今年のJBLオールスターで本物の佐古を見てとっても感激したのを懐かしく思い出しますなあ。

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2007年4月28日 (土)

『大人計画社長日記』

長坂まき子の『大人計画社長日記』(角川文庫)を読む。私とさほどトシがかわらないのに、あの集団の社長だなんてすごいなーという小学生みたいな感想。劇団立ち上げ当時から2006年9月の大人計画フェスまで、劇団大人計画の歴史の裏を社長目線で語られる。苦労した話がいかにもな苦労話じゃなく、辛気臭くないのがイイ。私は『キレイ』以降の日のあさーいファンだけど、一時期かなり大人計画に入れ込んでいたので、役者の素なんかが垣間見られてめっさ楽しかった。しかし大人計画やウーマンリブの公演はチケット確保がほんとおおおに大変なので最近行ってないなあ。たまには行きたいけど如何せんチケット取りがなあ。そういえば昨日見た『モーゴの人々』の作と演出の細川徹も大人計画所属でした。

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2007年4月27日 (金)

『モーゴの人々』

シティボーイズミックスPRESENTS『モーゴの人々』を観に行く。オンシアター自由劇場にいたころからのファンの、大森博史さんが客演する為。シティボーイズは大好きだけど、芝居はどうなんすか?と全く期待しないで観劇に臨むが、そんなことを1センチでも思ったわたくしが悪うございました。おもおもおもしろいっす!芝居っつうかコント?んもう何も考えずにひたすら笑えた。どこか生真面目な大森さんにラブ。おっさんの中のたった一人若いムロツヨシにもラブ。来年もぜし観たい。大森さんが出てなくても...。

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2007年4月25日 (水)

『セクシーボイスアンドロボ#1』

今シーズンのドラマの大本命は「帰ってきた時効警察」だが、大穴かつ大傑作は「セクシーボイスアンドロボ」に決定だ。なんとなれば脚本があの名作ドラマ「すいか」の木皿泉さんであるから!!いいから!!絶対。七色の声を操る女子中学生・ニコと、女好きのロボットオタク青年・ロボがひょんなことからスパイとなって色んな事件を解決するっつう話。さすが木皿泉...と感心しながら毎回号泣(なんで?)してたら、なんと原作があったのだー。しかもマンガだー。というわけで早速黒田硫黄の『セクシーボイスアンドロボ#1』(小学館ビッグコミックスIKKI)を読む。描きあがったばっかりの時にうっかり触ったら手が真っ黒になりそうな感じの、一体何で描いているんだろう?的な、なんか珍しいタッチの絵が味があるっちゃあるけど結構読み辛いとも言う。ニコはよりドライで肝がすわっており(ほんとに中学生か?)、ロボはより不細工で影が薄い。でも何ともいえないスゴイ世界な気がする。そしてやっぱり、木皿泉さんは天才!と思う。

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2007年4月24日 (火)

『玻璃の天』

北村薫さんの『玻璃の天』(文藝春秋)を読む。昭和初期を舞台にした、令嬢と女性運転手”ベッキーさん”の物語第二弾。二人が色々な謎を解く過程もさることながら、かの時代の資生堂パーラーや教文館書店、三越百貨店などの様子やなんかを読むのも実に楽しい。主人公のお嬢さんは、まっすぐで思ったことははっきり言う方だけれど育ちが良いので出過ぎることもなく、円紫さんのシリーズの《私》とちょっとたぶる印象もある。今回、博学で思慮深く常に冷静沈着なベッキーさんの生い立ちが少し明らかになるけれど、諸々「胸に刻んで、生きていくしかないのだわ。」(帯の文章より)と言ったところか。

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2007年4月23日 (月)

映画『私たちの幸せな時間』

邦画じゃないですけど。友人に韓国映画『私たちの幸せな時間』の試写会チケットを頂いたのでいそいそと観に行く。カン・ドンウォン、大好物っす♪なんて浮かれていたら見事にアシをすくわれたさ。なんとなれば、死刑囚と自殺志願者の女子とが限られた時間の中で心を通わせていく、っつうストーリーだったのです。救いはあるけれど、如何せん重い...。当然泣き。クライマックスシーンで、試写会場ぎっしりの女子がいっせいに鼻をすすりだしたのが何か迫力だった。しかしカン・ドンウォンはやっぱり可愛いな。あの大きな目でぼろぼろ泣かれるとたまらん。おおむね海老蔵に似ていたのだが、尾美としのりに見える時もあった。海老蔵と尾美は案外似ているのか。相手の女子(イ・ヨナン)は柴崎コウを彷彿とさせるめっさ美人さんよ。

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2007年4月22日 (日)

かまわぬ×ディズニー

Oyster
ィヨコハマみなとみらいにある「小粋」で、かまわぬとディズニーのコラボてぬぐいという珍しいものを見つけたので購入。わたくしは特にディズヲタっつうわけでもないのだが、このラインナップはべらぼうにかわゆらしく、しかも甘すぎないのがグッド!菊五郎格子の呂の部分がミッキーのシルエットになってたりするんですわ。とりあえず悩みに悩んで、不思議の国のアリスに出てくる(らしい)ヤングオイスターという(らしい)柄にした。生牡蠣、大好物なんで。ディズニーキャラクターを食物として見ないでえええ。

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『ドジリーヌ姫の優雅な冒険』再々々々...読

久しぶりに小林信彦の『ドジリーヌ姫の優雅な冒険』(文春文庫)を読み返す。日活アクション映画の主人公を地で行く《さすらい人》・二階堂秋彦とその美貌の妻・敏子のスリリングでちょっと可笑しな日々を描いたユーモア小説(っていうのかな)。雑誌「クロワッサン」に連載していたということで、12篇全て料理絡みの話なのも食いしん坊には万歳ものである。わたくしが中高生の頃にめっさ愛読していた本書は、文庫の初版が1980年。もう30年近くも前の小説なのか...。今となっては絶版あるいは重版未定本となっているのがひじょおおおに残念。映画化するなら、夕陽を背負いギターを片手に悪者を倒しに行くっつう時代がかった主人公はぜし阿部寛で。何かと規格外だから。ドジ(っていうのも死語か)で可愛い妻にはハセキョーを!とにかくハセキョーを。これじゃあ『大帝の剣』だけどさ。

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2007年4月20日 (金)

『黄昏の百合の骨』

恩田陸の『黄昏の百合の骨』(講談社文庫)を読む。『三月は深き紅の淵を』の中の一篇や、長編『麦の海に沈む果実』と繋がる物語。主人公の理瀬が大きくなったからか、幻想的な雰囲気はやや薄れてとっつきやすくはなっております。”魔女の家”と言われる古い洋館で美貌の叔母二人と暮らすことになった理瀬が、不可解な死を遂げた祖母の遺したある物を探るうちにまた事件が起こり...みたいな話。むせかえるような百合の香が今にもしてきそうでなんとなく怖いす。

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2007年4月19日 (木)

『鹿男あをによし』

『鴨川ホルモー』でデビューした万城目学の第二作目『鹿男あをによし』(幻冬舎)を読む。何故か奈良の女子高で臨時教師をすることになった主人公が、ある筋から大変な任務を仰せつかって否応もなく奮闘するっつう話なのだが、いやあ実にイイね!いとおもしろし。鹿あり不思議あり青春ありの、ちょっと『坊ちゃん』的な匂いもする学園モノにすっかり夢中。何しろ万城目学だから一筋縄ではいかず、普通じゃない状況に終始はらはらしつつもどこか呑気な空気が流れているのがイイ。どーすんだよこんなの?という事柄も、細かいとこまで結構ちゃんとピースがはまっていく緻密さもあって読後も気持ちが良い。今後も相当期待したいぜ、万城目学。

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2007年4月18日 (水)

『Land Land Land』

乙女たちから静かに熱く支持されるスタイリスト、岡尾美代子さんの『Land Land Land 旅するA to Z』(ちくま文庫)を読む。随分前に、とある元オリーブ少女からオススメされた本書が文庫になったので、スキップしながら買ったわたくしも勿論元オリーブ少女。てへ。岡尾さんビジョンで切り取られた印象深い景色や、世界の何処かの何気ないひとこま、色んな国の可愛いものたちでいっぱい。旅っていいな!と思える、実にわくわくする一冊です。

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2007年4月17日 (火)

『イニシエーション・ラブ』

乾くるみの『イニシエーション・ラブ』(文春文庫)を読む。発刊当時、何かと話題になった本なので楽しみにしてたら、合コンで知り合ったバカップルのまどろっこしい恋愛沙汰を延々と読まされて辟易したぜ。しかも時代設定がバブル期?で、昭和末期のヒット曲を用いた各章のタイトル含め妙に気恥ずかしいのですわ。ケッ。などと思いつつ読み進むうち...。ま、先入観なしで読まれるのが良かろう。何故偉そう?そして評判通り、二度読みしてもうたことも正直に書いておこう。

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2007年4月16日 (月)

『桂 春団治』

ワインを調子よく1本あけた後、新橋演舞場へ沢田研二&藤山直美の『桂 春団治』を観に行く。2002年に勘九郎&直美ちゃんで観た春団治ですが、内容は『夫婦善哉』とかぶってあまり覚えていないなーなんて思いつつ臨んだ一幕目、気付いたら直美ちゃんの姿を一度も見ないままに終わっていた。飲みすぎで寝ちゃったんす。バカ!しかし二幕、三幕と進むうちにジュリーの美声で覚醒。ひとでなしぶりが妙にリアルだったジュリー春団治と、可愛くて人間がでっかい直美ちゃんのおときにやられました。いつまでも心に残る直美ちゃんの後姿に100点満点。

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ヘンリー・ダーガー展

Garden_basket
昨日の日曜日は麗らかなお天気も気持ち良く、友人カッパとともに品川の原美術館「ヘンリー・ダーガー展」を観に行った。正直ヘンリー・ダーガーのことは知らんかってん、わしらの第一の目的は美術館内のカフェの週末限定ガーデンバスケット。これはオードブル類にワインのフルボトルが1本ついて2800円(二人用)という、昼から1本飲むのかい!なステキなセットなの☆数年前に一度トライしたが、その日は売り切れており大変悔しい思いをしたのだった。忘れた頃のリベンジである。つうわけで美術館に着くやいなやカフェに直行、つつがなくガーデンバスケットを堪能。おかげで本日までアタマがずきずきする始末であります。飲みすぎ!

↑あんまり美味しそうに見えなくて御免的なガーデンバスケット。

Hara_museum_1
本題のヘンリー・ダーガーは、ぱっと見作品の淡い色合いやそこに描かれたラブリーな顔立ちの少女たちに騙されるのだが、仔細に見てみると案外壊れている世界に肝が冷えるっつう絵を量産する人だった。咲き乱れる花と沢山の少女たち、繊細で美しい色遣いは絵本の挿絵のようなのに、コドモには見せられんくらいに狂った感がこええ。でも目が離せねえ。そんなヘンリーであったよ。

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2007年4月14日 (土)

『黒を纏う紫』

五條瑛の『黒を纏う紫』(徳間文庫)を読む。不夜城・東京のエネルギーを支える”特殊物質”を巡って、カルト教団や闇賭博の元締めや移民やらが入り乱れて攻防戦を繰り広げるっつうサスペンス。アンドかなりのバイオレンス。天使の顔をした腐れ外道・クウのキャラクタが五條瑛っぽいといえばぽいが、それにしても極悪。あんまり乗れず。

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2007年4月13日 (金)

本屋大賞

そういえば2007年本屋大賞が佐藤多佳子さんの『一瞬の風になれ』(私は未読)に決まっていた。今年のセレクトは、”書店員が売りたい本”という基本スピリッツに基づいている感じが良いとワタシは思う。『夜は短し恋せよ乙女』は次点、でもモリミーはもうちょっとあっためたいので賞取らなくて良し。まあ既に充分売れてると思うケド...。しかし本屋大賞は5日に発表だったのだが、6日発売の雑誌ダ・ヴィンチにはもう”本屋大賞決定!”の広告がばーんと載っていたよ。一体いつ頃決まってたのかね。

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2007年4月11日 (水)

『山ん中の獅見朋成雄』

舞城王太郎の『山ん中の獅見朋成雄』(講談社文庫)を読む。背中にたてがみを持つ中学生・獅見朋成雄が、なんだかんだと日常を逸脱していく物語。相変わらずスピードと意外性はあるものの、わたくしには到底理解不能。先日読んだ『九十九十九』のこともあるし、もう舞城はいっか、って雰囲気が濃厚だけど、奈津川サーガだけはどうにも諦められないのであった。

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2007年4月10日 (火)

六本木アート△

東京ミッドタウン内に出来たサントリー美術館にて開館記念展Ⅰ「日本を祝う」を見る。六本木アートトライアングルと言われる美術館三兄弟の中では一番小さいけど、仕事帰りに見るにはちょうどいい分量か。案外すいてたし。美しい藍色に魅せられること請け合いの江戸時代のちろり(欲しい!)や、上品な大きさでかわゆらしい仁清の色絵鶴香合(欲しい!)などが印象的であった。東京ミッドタウン自体は...よくわからんよ。やはり六本木はおさるの街ではナイ、つう結論で。

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2007年4月 9日 (月)

『狼の寓話』

近藤史恵の『狼の寓話 南方署強行犯係』(徳間文庫)を読む。著者初の警察小説、主人公はちょっとヘタレな新人刑事・會川圭司。いきなり現場で失敗をやらかし、他の事件にまわされて組んだ相棒が黒岩ハナという女刑事であった。仕事が出来て美人の女刑事と言えば雪平やリコのようにぶっとんだ人を思い浮かべるが、黒岩女史は周囲から扱い難いとされながらも奴らほどの無茶もせずごくニュートラルな感じで新鮮。夫が殺され、その妻が失踪、という一見分かりやすそうな事件から、現代人が抱える心の闇が浮き彫りになってくるあたりは近藤史恵の得意技でしょうか。ヘタレ&女刑事はなかなかいいコンビだったので、シリーズ化して欲しいな。但し表紙が最悪。近藤史恵じゃなかったら絶対買わない。わかってても躊躇したぞ。

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2007年4月 8日 (日)

『語り女たち』

北村薫さんの『語り女たち』(新潮文庫)を読む。お金と時間と空想癖のある男が、海辺の家に訪れる女の話をひたすら聞くという物語。美しくも不思議な話、後からじわじわ怖くなる話、何とも言えない奇妙な話...いつまでも”聞いて”いたい珠玉の17篇であります。

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2007年4月 7日 (土)

『写本室の迷宮』

後藤均の『写本室の迷宮』(創元推理文庫)を読む。大学教授にして推理作家の富井先生が、出張先のチューリッヒで一枚の絵に出会ったことから時空を越えた謎に挑むことになる。富井先生が託された手記、その中に登場するエラリー・クイーンばりの推理小説...そんな入れ子のような構造と、随所に散りばめられた思わせぶりな事柄が更なる謎を呼ぶのもミステリ好きにはたまらん。しかしこれ一冊では全ての謎は解けてない!!つうわけで次回作『グーテンベルクの黄昏』(出版済みだが未だみつけられず)を読まないことにはフラストレーションが残ったままなのであった。

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2007年4月 4日 (水)

映画『蟲師』

オダギリジョー目当てで映画『蟲師』を観に行く。号泣(大嘘)。長くて泣きそうだったかも。嗚呼オダジョーの映画って本人かっちょいいんだけどどうしてこう...みたいな、やるせなさが残る、っていうか何にも残らない、っていうか。終わりかい!的な終わりだったし。脇の固めぶりはすばらしいのだがなあ。りりぃとか蒼井優ちゃんとか李麗仙とか。大森南朋も案外まーちゃんに顔が似ている上にうまかったのに。何が悪いんだ?あ、江角マキコが出てくるとなんか眠くなったな。蟲は江角か。根は深いな。

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2007年4月 3日 (火)

『株価暴落』

池井戸潤の『株価暴落』(文春文庫)を読む。巨大スーパーを狙った企業テロ!犯人は誰か、そしてその目的はどこに!?そうこうするうち株価は暴落!メインバンクである白水銀行内部にも巨額の融資を巡って激しい攻防戦が!どうなる融資!?...みたいな、”!”満載の、男くさーい金融エンタテインメント。正義のバンカー・坂東調査役、まっとうでかっちょいいけどこんな銀行員いるのかよーとちらっと思わんでもない。まあいて欲しいけどね。役所広司ですかね、やっぱり。結構面白いっすよ。

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2007年4月 2日 (月)

『何を根拠に』

ナンシー関の『何を根拠に』(角川文庫)を読む。前半の「出たとこ映画」の章で繰り広げられる、映画をあまり見ないナンシーによる珍しい映画批評が実に笑かす。映画批評なのに、例えば「ダイハード2」については書き出しが”言うことナス。”とかそんな按配。かと思えば映画批評なのに、突然岡村靖幸について熱い座談会を行ってみたり、大食い選手権終了スペシャルをやってみたり。映画と関係ねぇ!でもまあナンシーだからいいじゃないすか。

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2007年4月 1日 (日)

『ワーキング・ガール・ウォーズ』

柴田よしきの『ワーキング・ガール・ウォーズ』(新潮文庫)を読む。37歳未婚の墨田翔子は一部上場音楽企業の企画部係長、ちょっと前の財前直見がドラマでやりそうな役どころ。仕事のできる管理職だが周囲からは煙たがられる四面楚歌のお局状態(と本人が冷静に位置付けているのが可笑しい)。でもここぞって時の啖呵の切り様はなかなか迫力があるし、コワいだけでなくどこか可愛げのある女子ではある。オフィスにうっすら漂う悪意や小さな陰謀の正体を探るミステリの要素もありつつ、働く女子の奮闘ぶりが面白く読める一冊。ただ、一人称の”あたし”がちょっと気になるな。その辺りで”ガール”を保っているのか。

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