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2007年3月24日 (土)

『禁じられた楽園』

恩田陸の『禁じられた楽園』(徳間文庫)を読む。禍々しくも美しい世界を作り出す、若きカリスマ美術家・烏山響一。その危険で圧倒的な存在に魅せられた大学生の捷や彫刻家の律子が、彼に招かれた巨大な野外美術館で見たものは...っつうホラー大作。面白いけど怖い!怖いけど面白い!そんな能のない感想ですまん。1ページ目で烏山響一に出会った瞬間から、あぶないと思いつつもうやめられないんです。邪悪な空気に怯えながらも、またどこかで響一に会いたいとうっすら願わずにいられない。そんな男を作ってしまった恩田陸に乾杯。

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コメント

これは本当にこわかったけれどやめられなかったです。
おまけに読んでいる最中におばあちゃんの
「あちらに行く許可は出たけど判子がいくつかもらえなかった」
発言を聞いてしまったものだから余計にこわかった(涙)

しかしやっぱり「悪」って魅力的☆

投稿: そるたん | 2007年3月28日 (水) 00時39分

ハローそるたんさん
インスタレーションのいくつかの細かい描写はとばしましたわ
(だって怖いんだも)
うまいね~恩田陸。

おばあちゃん!判子もらっちゃダメだよ!

投稿: noppy | 2007年3月28日 (水) 02時11分

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幻想ホラー、と書評には書かれている。 恩田陸でホラーといえば「不安な童話」や「月の裏側」などが挙げられるが、短編をのぞけば、本作ほどホラーらしいホラーは初めてかもしれない。 とはいえ、お化けや幽霊といった類の話ではなく、一言で言ってしまえば、バカでかいお化け屋敷のお話。 お化け屋敷、「野外美術館」に招待された主人公たちが目にするのは、やはり幽霊などではなく、自身の深層心理や、過... [続きを読む]

受信: 2007年4月15日 (日) 08時29分

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