« 『蟲師(8)』 | トップページ | 『さらい屋 五葉(第二集)』 »

2007年2月28日 (水)

『刺青白書』

樋口有介の『刺青白書』(創元推理文庫)を読む。いつもの柚木草平モノは彼の一人称で語られるのだが、本書は三人称視点なので客観的に柚木草平が見られるという珍しい一冊。ちょっと風変わりな女子大生・鈴女が元同級生の死を調べるというストーリーで、普段より一層青春ほろにが度も高くなっております。かなりイイです。何と言っても鈴女ちゃんのキャラがすこぶる魅力的!流行り物には興味なし、江戸時代に思いを馳せながら古書店街に出没し、自慢の健脚でとにかく東京中を歩き回る。アタマは良いのに何だかぼーっとしていて、とぼけた味がチャーミング。事件はかなりヘヴィで辛いものではあったが、鈴女ちゃんの存在に救われる。草平くんも相変わらずで、ありとあらゆる女子に対してうまいことを言っております。もうこれは病気?と思うも、全く憎めない男なのであった。

|

« 『蟲師(8)』 | トップページ | 『さらい屋 五葉(第二集)』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111855/14083031

この記事へのトラックバック一覧です: 『刺青白書』:

« 『蟲師(8)』 | トップページ | 『さらい屋 五葉(第二集)』 »