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2007年1月 6日 (土)

『海の仙人』

絲山秋子の『海の仙人』(新潮文庫)を読む。敦賀の海辺に一人で住む河野の元に、ある日突然神様?のファンタジーがやってきて居候となり、二人のゆるーい感じな共同生活が始まる。ファンタジーときたら神様のくせに特に何もせず、ご利益とか啓示とかもなさそうでただお酒を飲んだりしているだけのようだが、やっぱりどこか超越した存在ぽいのがチャーミングかな。河野に心を寄せる二人の女子も、系統は違うが両名ともなかなか好いたらしい。特に片桐という女子の片想いっぷりはイイ...とちょっと泣く。短い話であっさりさっぱりした書き方なのに、深い所に居た感じがする不思議な読後であった。

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