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2006年12月

2006年12月30日 (土)

『大奥(1)(2)』

休みになるまでとっておいた、よしながふみの話題作『大奥(1)(2)』(白泉社)にようやく手をつける。うふうふ、なかなか面白いね。帯にあるとおり、”男女逆転大奥”な話なのだが、よく出来てるわー。読ませるわー。男子ばかりが奇病にかかり、圧倒的に女子の数が多くなった江戸が舞台。将軍は女子、大奥にはよりすぐりの美男がぎっしり、ってそそられる設定でしょ。早く次が読みたいよ~。って、昨日と同じだな。てへ。そんなこんなでマンガばっかし読んでいる年末であった。

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2006年12月29日 (金)

『PLUTO(4)』

しさしぶり!浦沢直樹の『PLUTO(4)』(小学館)を読む。読みながら、えーアトムを作ったのってお茶の水博士じゃないのー?と言ったら、連れ合いに「当たり前ですよ!!」とスゴイ勢いで怒られた。常識なのか。そんな新鮮な驚きもありつつ、とにかくエプシロンかっちょいいよ~。そして早く次が読みたいよ~。

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2006年12月27日 (水)

『仮面の島』

篠田真由美の『仮面の島 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社文庫)を読む。シリーズも8冊目、今回の舞台はヴェネツィア。イタリア人の実業家と結婚した日本人女性の依頼で鑑定の為ヴェネツィアを訪れた面々が、不可解な殺人事件に巻き込まれる。ある意味誰よりも仮面を被った京介は、迷宮的な雰囲気たっぷりのヴェネツィアの地にぴったりかもしんまい。その仮面の下にはどんなものを抱えておるのか、早く知りたいような知りたくないような。8冊目ともなるとコドモだった蒼くんが二十歳になっちゃってるのに驚いた。京介も30歳か...やっぱし彼の美貌が衰える前に全ての謎を明かして頂きたいものだ。

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2006年12月26日 (火)

十二月大歌舞伎・千穐楽

豪雨の中、十二月大歌舞伎千穐楽(夜の部のみ)に趣く。菊のかわゆらしさはとうとう嵐を呼んじゃった?的な暴風雨ですわ。しかし一ヶ月間毎日毎日菊にくどかれていたせいか、友右衛門さんの男っぷりが3割ほど上がっていたのに驚いた。恐るべし菊効果...。今後の勉強の為に菊@おふねちゃんの写真を3枚買う。じっくり研究して精進したい。『出刃打ちお玉』では菊五郎さんのうまさにやっぱり唸る。今日は周りに子供の観客が多かったのだが、この演目はR15だな...とちょっと心配にもなる。『紅葉狩』の海老蔵怪獣は最後の方で若干ぜんまい仕掛けみたいな動きになっていて、更に面白くなっていた。そのせいか松緑の堅実な演技が際立ち、なんか普通に感心した。案外最後にもっていったのは松緑だったな。さすが嵐...そんなまとめで今年の道楽納めとさせて頂きます。

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2006年12月25日 (月)

86年版『白虎隊』

クリスマスに観ようと思って先日購入した『白虎隊』のDVD2枚組を予定通り観賞。何故クリスマス用にと思ったのかは我ながらよくわからず。しかしイイ!やっぱり歴代の日本テレビ年末時代劇スペシャルの中ではダントツの素晴らしさ。1986年の年末に放送されたもので、当時ビデオに撮って何度も何度も観たはずなのに泣けて仕方なかったっす。堀内孝雄の『愛しき日々』が流れてくる度に嗚咽。里見浩太朗を始めとする豪華なキャスト陣の中、白虎隊の面々が宮川一郎太、坂上忍、西川弘志、新田純一と微妙なのもまた一興か。秀逸なのはしょこたんの父である故・中川勝彦の沖田総司!立ち回りこそギコチないが、そのたたずまいのみで醸し出された天才剣士としての迫力は特筆すべきだろう。少年ぽい潔癖さ、リアルな吐血ぶり、隠された恋心と寂しげな微笑などもう完璧。わたくしの中ではベストオブ沖田総司は永遠に中川勝彦かな。ちょっとコーフン気味かな。来年早々に山下智久主演で放送される『白虎隊』も楽しみです。やっぱり年末年始は(クリスマスも)時代劇じゃのう。

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2006年12月24日 (日)

『本格推理委員会』

日向まさみちの『本格推理委員会』(角川文庫)を読む。ライノベ臭ばんばんなかわゆらしい女子の表紙で、第一回ボイルドエッグズ新人賞受賞作じゃなかったら多分手にとらないだろうなあという感じの作り。しかしそこはボイルドエッグズ、その眼力は結構信頼できるので、結果やっぱりグッジョブ!と言ったところです。クールなお兄ちゃん風主人公にキュートな妹、美人で人格無茶苦茶の理事長、武道派美少女、関西弁幼なじみ等々濃くていかにもな面々のキャラクタ小説兼学園ミステリと言った様相だが、その実態は案外深いで。ちょっとアツくストレートな台詞にぐっときたりなんかして、なかなか侮れず。シリーズ化を期待したい。

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2006年12月23日 (土)

『いじん幽霊』

自己判断だが多分また気胸になったっぽいので、昨日から勝手に絶対安静生活に突入している。絶対安静だけは得意なわたくしなのである。今回は肺よりも肩がひじょおおおおに痛い。気胸ではなくて四十肩なのか!?つうわけで本日は高橋克彦の『完四郎広目手控 いじん幽霊』(集英社文庫)を読む。広目とは江戸時代の広告代理店のこと。お武家出身の香治完四郎や戯作者・仮名垣魯文の活躍を描いたシリーズ三作目は、開港間近の横浜が舞台。攘夷派の武士や様々な国の人間達が集まり、それぞれの思惑がぶつかり合ってきな臭い事件が多発するィヨコハマだが、完四郎の推理はここでも冴えるぜ。歴史上の有名人がちらほらと登場するのも本シリーズの楽しみとなっておる。続きが読みたいなあ。江戸、京都、横浜ときて次はいよいよ!?欧米か。

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2006年12月21日 (木)

『メリーゴーランド』

荻原浩の『メリーゴーランド』(新潮文庫)を読む。民間の会社を辞め、故郷の駒谷市へ戻って市役所勤めをする遠野啓一(36)。市の負の遺産・巨大赤字テーマパーク”アテネ村”を再建する部署に異動になった啓一は、立ちはだかるお偉方上司部下OB業者入り乱れての魑魅魍魎を前に、いかにプロジェクトを成功へ導くのか?お役所最大のタブー”前例にない”ことにチャレンジして、彼は公務員世界に風穴をあけることができるのか?そして”アテネ村”の運命は?みたいな話。起伏があってぐんぐん読めるのだが、如何せん奴らの働きぶり(というか働かなさぶり?)に本気で腹が立って、このまま読書続行したら血管が切れてしまうかと危惧されるほどであった。フィクションだとは重々承知ではあるがそれにしても...な感じ。まあ公務員でもリーマンでも、頑張っている人は頑張っているんだなあと極々あたりまえの感想を書いておきます。

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2006年12月19日 (火)

熱烈推薦本!

ちくま文庫の新刊で、吉田音の『夜に猫が身をひそめるところ -Think』『世界でいちばん幸せな屋上 -Bolero』の、ミルリトン探偵局シリーズが二冊同時に出た!万歳三唱。吉田音名義だがクラフト・エヴィング商會プレゼンツの本なので、本の作りが美しいのは勿論のこと、どこに連れて行かれるのか見当もつかないわくわくのストーリーも絶品。ハードカバーはちょっとお高いけど(でもそれだけの価値は絶対あると自信をもって思うけど)、文庫ならば懐にもおやさしいのでぜし書店で手に取って頂きたい。ゆっくりと時間が流れるような、たまにはこんな本もいいんじゃないかな。忙しい師走だからこそのクラフト・エヴィング商會的世界を、君も覗いてみないか。

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2006年12月18日 (月)

『クレオパトラの夢』

恩田陸の『クレオパトラの夢』(双葉文庫)を読む。『MAZE』の神原恵弥が再登場、でも本書から読んでも問題なし。恵弥が双子の妹に合いに北海道はH市を訪れることから始まる、”クレオパトラ”を巡る冒険。容姿端麗で頭脳明晰、何故かオネエ言葉で毒を吐く恵弥が、なんだかんだでするっと人の懐に入ってしまうところが面白い。結構好きなキャラなので、もっとシリーズになると良いな。

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2006年12月17日 (日)

『シリウスの道(上)(下)』

藤原伊織の『シリウスの道』(上下巻・文春文庫)を一気読み。うーん、流石イオリン!おもおもおもしろいっす。久しぶりに夢中になって読めた本。斎藤美奈子さんあたりに、”団塊オヤジの都合のいい夢”みたいな言われ方をするイオリンだけど、ワタシは結構好き。オヤジに感覚が近いのかしら...という一抹の不安はさておき。本書の舞台は広告代理店、電通にお勤めだった著者の真骨頂というか面目躍如というか、とにかく勝手知ったる場所なわけだからリアリティがあるように思える(実際のところはわからず)。大きなお金が動く広告コンペや社内外の諸々の駆け引き、予期せぬトラブルに対する収拾の仕方など、難題になればなるほどひとごとなのでわくわくするね。リーマンの割にハードボイルドな主人公を始めとして、アクの強い登場人物が皆いい味を出している。イオリン小説ファンならばちょっと嬉しい再会もアリ。でもやっぱりこれも”オヤジのハーレクインロマンス”って言われちゃうのかなあ、斎藤美奈子さんには。

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2006年12月16日 (土)

『ねこのばば』

畠中恵の『ねこのばば』(新潮文庫)を読む。からだの弱い薬種問屋の若旦那・一太郎と妖怪たちの人情時代話第三弾。ユーモラスな話もあればほろりとくる話もあり、ホラーやミステリまであり、畠中さんちょっと腕あげてる!?的にバラエティに富んだ印象の短編集であった。妖怪が周りにいる生活っていいな、と羨ましくなるシリーズであることだよ。

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2006年12月13日 (水)

映画『エラゴン 遺志を継ぐ者』

邦画じゃないんですけど。またまた友人に試写会の招待券をもらい、映画『エラゴン 遺志を継ぐ者』を観た。どっかで観たようなファンタジーですが、とにかくドラゴンは本物みたいだったよ!迫力とスピード感あるドラゴンライドシーンは圧巻。主役の男子は往年のトシちゃんに似ていてちょっと涙...。老いて尚ストイックな美貌の冴えるジェレミー・アイアンズに、見るからに悪そ~なジョン・マルコビッチ。勇敢なお姫様もべらぼうに可愛くチャーミングで、たまには大画面で見るファンタジーも良いのう、とぐったりしながら思うのであった。(ドラゴン疲れ)

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2006年12月12日 (火)

『君に届け(1)(2)』

またまたマンガで恐縮です。椎名軽穂の『君に届け(1)(2)』(集英社)を読む。先月のダ・ヴィンチで、のだめ&ハチクロの”次に来る”マンガ特集で絶賛紹介されていたもの。かの雑誌は超メインストリームな本をお薦めしてくれるので、マンガに疎いわたくしには結構重宝しておる。つうわけでそろそろ”来る”らしい『君に届け』だが、うーんイイね。陰気な見た目で貞子とあだ名され、祟るとか言われて怖がられ敬遠され友達もいない黒沼爽子は、ほんとは明るくて前向きでピュアホワイツ☆な心を持つ女の子。気さくで爽やか、誰からも好かれる人気者・風早くんと話すようになって、徐々に貞子の世界が変りはじめる...。一人でいることに慣れていた貞子に、ちょっとずつ友達が出来ていく過程が泣かすね。今は友情話がメインだけど、これから風早くんとのラブ話がどーなんのか乞う御期待。御期待してる場合か俺?って気もするが。
そういえば浦沢直樹の『20世紀少年(22)』(小学館)も読んだぞ。実写映画化決定!と書いてあったぞ。どうやって??

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2006年12月11日 (月)

『ZOKU』

森博嗣の『ZOKU』(光文社文庫)を読む。ひたすら非生産的な悪戯を社会に仕掛けていく団体”ZOKU"と、その悪行を阻止しようと日夜励む科学研究所”TAI"の、バカバカしくちまちました戦いぶりを描く、んもう森センセの暇つぶし?としか思えない一冊。ZOKU側の、ボンデージなS姐御や気が弱くて敵の女子に密かに憧れるへたれの若造。対するTAI側の、頭はいいが何だかずれてる研究者や小生意気なかわいこちゃん(所長の娘)などなど、まあそんなキャラがいかにもだが笑えなくもない。Gシリーズにうんざりしている身にとっては、このレベルでもそこそこ良いお点をつけてしまうという、いいんだか悪いんだかのG効果!ここまで計算しているとしたら、森博嗣恐るべし...なんつってそんな計算はいらないから、とにかく頑張れ森センセ。

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2006年12月 9日 (土)

決定!おさる的Best Book of the Year

あーでもないこーでもないと独り言を言いながら、クソ忙しい師走に行われる楽しい作業。今年も頼まれもしないのに10冊選んでみた。この作業を終えるまでは、『ダ・ヴィンチ』のベスト本も『本の雑誌』のおすすめ文庫王国も目を通さないようにしている。早速これから堪能します☆自分のセレクトも大好きだが、人の選んだ本もおおいに気になる活字ジャンキーなのであった。

おさるの選んだ10冊はこちら → おさるSPECIAL

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十二月大歌舞伎・夜の部

Kabukiza12_1今日も菊に会いに。十二月大歌舞伎・夜の部を観る。『神霊矢口渡』ではのっけから菊之助のかわゆらしさがフルスロットル!友右衛門さんに(何故か)ひとめぼれ、恥じらいつつも結構大胆にスキスキ態度で迫る菊。芝居とは言え、一ヶ月こんな調子でやられては、友右衛門さんもリアルにその気になってしまうのでは...とかいらぬ心配もするっちゅうねん。富十郎さんの悪いオヤジぶりもかっちょよかった。『出刃打お玉』は池波さんの作で、台詞がおさるにも飲み込める判りやすさがイイね。DT青年からエロじじいへと、数十年のうちに一体何が?つう変貌を遂げた梅玉さん、説得力アリ。菊五郎さんのきっぷのいいお玉も魅力的。何故に出刃か、という疑問もうっすら残しつつ、ちょっと涙する。『紅葉狩』は初めて観た。やっぱり海老蔵は黙ってるとほんとに綺麗ね。鬼女の姿はポケモンの一種みたいだったケド。亀三郎さんの声をもっと聞きたい、っつうのと、右近のうまさが際立ってたのが印象的。あと夜の部は三階さんの出番がほとんどないのが稚魚好きには寂しいかな。とりあえず昼の部で補って下さい。

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2006年12月 7日 (木)

映画『犬神家の一族』☆舞台挨拶付き☆

友人に試写会の招待券を貰ったので、カッパとおさるでいそいそと観に行ったは映画『犬神家の一族』。一足お先にたっぷりと菊之助を堪能してきたことですわ。折角買った原作本も読まず、30年前の作品もちゃんと観ないで臨んだけど、案外面白いのな!夢中で観てしまったよ。とにかく富司純子さんがすげえ。こええ。しゅっしゅっという衣擦れの音すら迫力があった。でも稟としていて美しいの...松嶋菜々子、出てたっけ?くらいのかすみぶり、申し訳ないけど。菊ときたら、どんな格好をしてても育ちの良さがだだもれでした☆
上映後に、なーんと菊ママ&菊の二人きり舞台挨拶があって、嬉しさも頂点に達したカッパとおさる。奇しくも本日は我々二人とも誕生日だったこともあり、音羽屋親子にお誕生日プレゼントを頂いた気分でありました。今年の運はこれで使い果たした!ってことがありませんように....Sukekiyo

試写会で貰ったスケキヨお面。コワイ!!!→

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2006年12月 4日 (月)

『女子と鉄道』

酒井順子の『女子と鉄道』(光文社)を読む。『負け犬の遠吠え』で若干テツな彼女の一面を垣間見て、シンパシーを感じていたところにこの新刊。すぐに買いました。タイトルも、佐藤可士和の装丁もイイ。女子ならではの視点で鉄道を語る、ゆるいテツな感じが心地よいと同時に、ゆるいながらも彼女なりに鉄道を愛する姿勢に大層好感が持てる。色々行ってみたくなったなあ。リニアとか寝台列車とか乗ってみたいし。6月に行ったロンドンの交通博物館のミュージアムショップでは、わしらもうはうはしながらなんだかんだ買ったのを思い出した。あとくるりの京急の歌も一度ちゃんと聴いてみねば。などと思いを馳せる初心者テツであった。

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十二月大歌舞伎・昼の部

久しぶりに着物を着て歌舞伎座に行ってきた。腕をしっかり防寒すれば、着物は結構暖かいものよのう。
さて本日は昼の部、わたくしの一番のお楽しみは菊之助のえらく長いひとり語りがあるっつう『八重桐廓噺』。自分の境遇なんかを逐一ジェスチャーを交え踊って見せる的なもので、その熱演ぶりがなかなか見応えアリ。実際自分でしゃべるのかと思ってたら、それは義太夫さん(ていうのかしら?)がずーっと唄ってた。それはそれでスゴかった。萬次郎さんがものごっつかわゆらしいので要チェック!立ち回りもあって満足満足。次の『将門』もなんとなく似たような流れで、やはり立ち回りもあって満足満足。『芝浜』は東蔵さんがものごっつかわゆらしい?ので要チェック!菊五郎さんが小汚い格好をしていると、菊之助もいつかこんなナリでこんな役を...とつい考えてしまって若干やるせなくなるのな。つうわけでここまでの3演目に新七さんがもれなく出ているっていうことに俺様はご満悦!の12月大歌舞伎であった。そんな感想でかたじけない。

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2006年12月 2日 (土)

『ファイブ(1)(2)』

くさか里樹の『ファイブ(1)(2)』(小学館)を読む。実話を元にしたバスケットマンガで、ビックコミックにて連載中。平成大不況下、リストラを余儀なくされた社会人バスケの選手たちが、片田舎の弱小チーム「アイシン・シーホース」に集まった。別名ロートル軍団、リストラ戦士...そんな風に呼ばれながらも、彼らは鈴木ヘッドコーチの下でリーグ優勝を目指す。そんなアイシンに、やはりリストラされた大スター・”ミスターバスケットボール”佐古賢一がやってくる。ただバスケが好きでバスケがしたい、自分の為にバスケがしたい、そんなアツイおじさんたちは日本一になれるのか!?...ってほんとにアツイ話っす!むせび泣いたっす!佐古は現在36歳、未だ現役で活躍中。もっかドーハで開催中のアジア大会代表選手でもある。実は今回の代表チームのPGが何故に五十嵐圭じゃないのだ?と憤慨したわたくしであったが、そして日本代表のヘッドコーチ・鈴木っつう人の目はフシアナか?と単純に怒ったわたくしであったが、本書を読んだ今では、その人選に深くうなずき&納得しておる。五十嵐圭はまだ若いんで、これからもチャンスはあるさ。つうわけで頑張れ佐古!そしてNHKは頼むからバスケの放送をしてくれい。

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2006年12月 1日 (金)

『強奪 箱根駅伝』

最近、小説界では陸上ものが流行りなのか?三浦しをん、佐藤多佳子、桂望実、まあこれくらいしか思いつかないけど、いずれも新刊で平積みになっている。しをんセンセのは読んでみたいけどな。BLでしょ?(←多分間違っている)というわけで本日は安東能明の『強奪 箱根駅伝』(新潮文庫)を読む。箱根駅伝を控えた年末、神奈川大学駅伝チームのマネージャーが誘拐される。何故か駅伝中継のテレビ局に次々と要求を突きつける犯人、自分たちが心血を注いで育て上げてきた駅伝中継を邪魔されることに怒りを覚えるテレビマン、何よりも人質の安全と犯人確保を優先したい警察...駅伝の影で繰り広げられる三つ巴の攻防戦!サスペンスのはらはらとスポーツの感動がいっぺんに味わえるといったところか。なんだかんだで毎年だらだらとお酒を飲みながら箱根駅伝を見ている私にとっては、大学名などが実名で書かれているのも入りやすかった。走るのとか大嫌いだけど、この感動はちょっとイイな。しをんセンセの本も読もうかな。BLだし(だから多分違うって)。

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