« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月

2006年10月31日 (火)

アルバム『Rojak』

アジアの歌姫・sachiyoさんのニューアルバム『Rojak』に、わたくしが詞を書かせて頂いた曲が収録されました。『鳳凰』というタイトルで、元はROUROUのコレクションの為の書き下ろし。縁あって曲にして頂き、図らずも作詞家デビュー(←大きく出たね)と相成りし候。多分一生に一度のことなので、嬉しくってROUROUサイトにて連載中のコラムにも書いてみた。はしゃぎ過ぎ御免。鳳凰はともかく、アジア好きの貴兄にそっとお薦めの一枚。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年10月30日 (月)

肉筆浮世絵展 江戸の誘惑

両国の江戸東京博物館へ、『ボストン美術館所蔵肉筆浮世絵展 江戸の誘惑』を友人カッパと見に行く。裏口付近にものごっつ悪い顔つきの徳川家康像(何故か巨大亀の上に立っている)を発見してひと騒ぎ。チケット売り場の姉ちゃんがめっさ大きなため息を(マイクが入ってるのに)ついてひと騒ぎ。箸が転がっても笑えるお年頃は何でも楽しくて良いことじゃ。

というわけでボストンからやってきた肉筆浮世絵の数々、大層見応えアリ。一枚の絵を何度見ても飽きなくて、会場内を行ったり来たりする。私は豊国さんが好きなんだなーと発見する。欲しい(無理)。あと菱川宗理の描く幸薄そうな印象の女子も良かった。幸薄そうっていうのは結構好きなワードだ...。石燕の百鬼夜行もあって感激。
常設展示のお江戸の町でも超ハイテンション!纏を担ぎ、千両箱を持ち上げ。近江のお兼ばりに力持ちのカッパでも肥桶×2は流石に重そうだった。駕籠にはぜし乗ってみたかったのだが、がきんちょで混んでて断念。子供に駕籠は100年早いのでどきたまえ、と言えない俺様の育ちの良さにダメ出し。

助六&揚巻の微妙~なコーナーで外国人観光客にまじって写真を撮ってみました↓AgemakiSukeroku

同時開催の荒木経惟の写真展で菊之助の写真が一枚だけあり、思いがけない出会いに心臓バクバク。写真だけどな。
江戸東京博物館が出来た頃は、税金食らいのハコものめが、と東京都民でもないのに目の仇にしていたものだが、案外行ったら楽しかったのでここは必要!ってことにした。ミュージアムショップも充実。揃いでミニ十手買う。また来てもいいな、とやや高飛車に思うハマっ子であった。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年10月29日 (日)

『嗤う闇』

乃南アサの『嗤う闇 女刑事音道貴子』(新潮文庫)を読む。隅田川東署へ異動となった音道貴子、相変わらずの男社会の警察の中で苦労しながらも、昔より余裕が出てきた気がする手堅い活躍ぶり。なかなかかっちょいいっす。今回初登場の京大農学部出身ノンキャリ警部補・玉城が大層気に入りましたので、今後彼に超期待。そういえば『鎖』を未だ読んでいない為、音道さんの彼氏のことがやっぱりよくわからず。この人誰?的な。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月28日 (土)

『レインレイン・ボウ』

加納朋子の『レインレイン・ボウ』(集英社文庫)を読む。高校時代、ソフトボール部で一緒だった女子たちのそれぞれの7年後。『月曜日の水玉模様』の主人公・片桐陶子他、仕事や生きていく上での悩みなんかを抱えながら25歳の彼女達がもがきつつ答えを見つけていくっつう、ややミステリ仕立ての連作短編集。加納朋子にはさほど毒がないので疲れている時にもさらっと読めます。セキユリヲの装丁も可愛い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月27日 (金)

十月大歌舞伎 昼・夜

十月大歌舞伎の千穐楽、カブキチの友人カッパと昼夜通しで観に行く。なにしろひっっっさしぶりの菊之助...寿曽我対面で、海老菊二人の声が聞こえてきただけで三杯飯が食えるぜ。でも実際二人が出てきたら、何も喉を通らなくなるぜ。怒りごおごお丸出しの五郎(海老)に冷静な十郎(菊)、想像しにくいが逆も観たいなとか思う。怒りまくる菊もまた一興なのでは。ふふふ。曽我の対面はゴージャスな感じがわくわくして好き。昼は他に葛の葉、噂の襖字が噂通りでちょっと笑った。熊谷陣屋は案の定気を失う。途中、葵太夫!の声に一回覚醒。仁左衛門さんのお祭は芸者さんナシだったけどそれはそれでビバ男祭!この演目で終わるのは後味が良いね。
夜は忠臣蔵五段目、六段目。定九郎、花道をもっと走らなかったっけ?と思ったらあれは累か。いずれにしてもああゆう悪い男の役がかっちょいい海老蔵。とりあえずブロマイド買う。菊のお軽は仁左衛門さんの勘平に呼ばれて飛び込んでいくとこが可愛かった。とりあえずブロマイド買う。
帰りはカッパと二人打上げで、沖縄料理店で泡盛を飲んだ。ワタシは「菊乃露」、カッパは「忠孝」...二人ともなんとなしにそれぞれの贔屓がうかがえるセレクトですっかり酔っ払いっすよ。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2006年10月25日 (水)

映画『パビリオン山椒魚』

ただオダジョーが見たいだけ、どんな話なのか全く知らずに映画『パビリオン山椒魚』を観に行く。正直ワケわからーん。でも退屈ではないよ。こんなかっちょいいレントゲン技師がいるならば、被爆の危機も顧みず何度でも息吸っては止めるよ。オダジョーのハグとチューに1000円(レディースデー)。KIKIも大好物なので、彼女にも300円くらい支払おう。香椎由宇は可愛いのだが如何せん諸々悔しいので、アンタからは300円徴収よっ!きーーーっ!という収支でどうだろうか。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年10月24日 (火)

『文壇アイドル論』

斎藤美奈子の『文壇アイドル論』(文春文庫)を読む。村上春樹、吉本ばなな、村上龍、林真理子、上野千鶴子など、80年から90年代の文壇のアイドルについて、その作品と彼らを評論した文献から彼らの”愛される理由”を独特の切り口で分析したもの。読んだ事がある作家だと特に楽しめるが、そうでない作家の章でもちょっと怖いもの見たさ的な好奇心をそそられる。だからと言って田中康夫を読もうとはあんまり思わないけど。斎藤美奈子さんには90年から2000年代バージョン(舞城王太郎とか)もぜし書いて頂きたいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年10月23日 (月)

『ハナシがちがう!』

田中啓文の『ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺』(集英社文庫)を読む。金髪トサカアタマの不良少年・竜二が、元担任教師によって無理やり弟子入りさせられた先は上方落語の大看板・笑酔亭梅寿。飲んだくれで無茶苦茶な師匠の下で修行の日々を送るうち、徐々に古典落語の魅力にとりつかれていく竜二であったが、何故かちょこちょこ勃発する事件に巻き込まれ...みたいな話。落語ありミステリあり人情ありで、なかなかお徳感&読み応えたっぷりの一冊であった。ちょっと泣けたし。表紙の絵がいまひとつ購買意欲をそそらない(漫画化されたもののキャラクタらしい)のだが、それを理由に避けてしまうのは勿体無い秀作であります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月22日 (日)

『負け犬の遠吠え』

酒井順子さんの『負け犬の遠吠え』(講談社文庫)を読む。30代以上・未婚・子ナシを「負け犬」と定義して、その発生原因、特徴、処世術などをスルどく描く問題作?がついに文庫化。私は結婚しているのでカテゴリーとしては勝ち犬なのだろうが子ナシ故完全なる勝ち犬気分にはなれず、個人的には限りなく負け犬側にシンパシーを感じてしまう(行動パターンも結構同じ)のであった。中途半端な犬で御免。賛否両論色々ありましょうが、冷静な観察眼が導き出したある意味”真実”に肯きながら&笑いながら読めると思うよ。酒井順子が若干テツ気味だったことにも親近感。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年10月20日 (金)

『プラダを着た悪魔(上)(下)』

ローレン・ワイズバーガー著『プラダを着た悪魔』(上下巻・ハヤカワ文庫)を読む。ファッション誌『ランウェイ』の編集長・ミランダのアシスタントになった新人・アンドレアが、悪名高い彼女の恐怖政治の下、いかに一年を耐え勤めあげるのか?っつう話。わたくしも社会に出てから20年近く、数々のぽんこつ上司の理不尽に呆れたり、ネタとしか思えない、笑えるほどヒドイ上司話など友人達から多々聞いてきたけれど、さすがにミランダほどのつわものにはお目にかかったことはない。どんなに凄腕の編集長か知らんが、ほんとに無茶苦茶。これを読んだら自分の方がちょっとマシ...と思えるかもしれません。そんな負の比較はイヤだが。しかしファッション業界が舞台なので、素敵なお洋服やセレブが集まるパーティーの様子なんかは読んでてとっても楽しい。著者(美人)は実際VOGUEのアシスタントをしていたと言うから、ややノンフィクション!?な感じもして面白いっす。邦画じゃないけど、映画版も観たいな。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月19日 (木)

『さよなら絶望先生(第一集)』

先週の少年マガジンで、「あひるの空」(←バスケ漫画らしい)と五十嵐圭のコラボスペシャル!みたいなのが企画されていたのでわざわざ買って見てみたら、作者による五十嵐圭似顔絵&フツーに五十嵐圭のインタビューが載っているだけだった。しかも全部振り仮名付きで...。バカになった気がした。これコラボって言うんですかね?まあ五十嵐圭が可愛いから良しとするが。マガジン購入で唯一収穫だったのは、ずーーーっと読みたかったある漫画が読めたこと。そしてやっぱりツボ!というわけで今更かもしれませんが久米田康治の『さよなら絶望先生(第一集)』(講談社)を買った。眼鏡+袴、何事もネガティブにしか考えられない男・糸色望(←ほら、絶望と読めるでしょ)先生は、河原和音の『先生!』なき後ぽっかり空いた先生枠の穴を一発で埋めてくれたのであった。文学のかほりがしないでもない、絶望先生に今後も期待。絶望に期待ってどうなのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月18日 (水)

『EDGE』

いわゆるライトノベルズには興味がありながらも、その装丁などが年寄りにはやや恥かしくて敬遠してしまいがちなのな。だから十二国記のように、通常文庫に入ってくれると大層喜ばしい。まあ十二国記は特別なので、X文庫ホワイトハートで持ってるケドね...。つうわけで講談社X文庫からこの度目出度く講談社文庫に衣替えした、”ライノベ界最注目シリーズ”『EDGE』(とみなが貴和・著)をせっかくだから読んでみた。若き美貌の天才プロファイラー・大滝錬摩...って主人公の名前と設定だけでついふらふらと。細かく見れば、ん?と腑に落ちない事もあるが、物語に引き込む力とスピード感、キャラ設定は流石。謎に包まれた錬摩の過去もおいおい明かされるのかと思うと、早くも楽しみに。ううむ、X文庫で買っちゃいそうだ。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2006年10月17日 (火)

『ネジ式ザゼツキー』

島田荘司の『ネジ式ザゼツキー』(講談社文庫)を一気読み。記憶に障害を持つ男が書いた奇妙な物語「タンジール蜜柑共和国への帰還」。その物語を読んだ御手洗潔が、謎に包まれた彼の過去を解き明かす。真相へ近付かんと繰り出される御手洗の知識は多岐に渡り、いつもながら何処へ連れて行かれるのか全く想像もつかないんですわ。島田荘司のアタマの中って一体どうなっておるのだろうか。よくわからないのにとてつもなく興味をそそられるタイトルにもしびれる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月16日 (月)

『枯葉色グッドバイ』

樋口有介の『枯葉色グッドバイ』(文春文庫)を読む。元刑事のホームレス・椎葉が女刑事に日当弐千円で雇われて、殺人事件の捜査をするっていう話。樋口有介が書く男子は、大抵アタマが切れて口がうまくその気になればいくらでも器用に立ち回れそうなのにやらない頑固さみたいなのがあって、そんなところが魅力かな。女刑事や女子高生との憎まれ口っぽい会話も小気味良く、キザな言い回しも成功しているし、そう言った意味でも樋口有介はハードボイルドだと思っている。やっぱり好き。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月14日 (土)

『のだめカンタービレ(16)』

二ノ宮知子の『のだめカンタービレ(16)』(講談社)を読む。何か付録的なものがついている、高いのもあったな。何かな。まあワタシは今、ド赤貧真っ最中なので迷わず通常版で。今回のだめはややおとなしい。高飛車なロシア娘・ターニャに幸あれ、って感じです。あと黒木くんもね。ロッシーニのウィリアム・テル...どんな曲だっけ。1センチも思い出せない。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006年10月13日 (金)

『動物園の鳥』

ひきこもり探偵シリーズ最終章、坂木司の『動物園の鳥』(創元推理文庫)を読む。今回の謎は動物園で起こった野良猫連続虐待事件。相変わらずのスルどい推理で解き明かす鳥井だが、様々な人との係わり合いの中でひきこもりの鳥井がどう変わるのかが本作の肝かな。そして鳥井のことを誰よりも心配しながらも、己の心のほんとうに向き合い、ある決心をする坂木は。二人のラブ☆関係から目が離せません!ってそんな話じゃないけれど、ちょっとBLテイストで読めなくもない。案外善人が多いドラマよ。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年10月12日 (木)

万之介狂言の会

狂言好きでもあるカッパに連れていってもらい、国立能楽堂で『万之介狂言の会』を観る。初めの二つの演目(『筑紫奥』『咲嘩』)が何を言ってるのかほとんどわからず、よってオチも理解できず、すまんカッパ!無駄チケット!と、申し訳なさで胸がイッパイ。がしかし、最後の『蝸牛』はどかんときたよ~。かなり好みの男子が出てきて、あらかっちょいいと思ったら萬斎だった。萬斎の顔すらわからないおのれのモウロクぶりに吃驚したけども、声がものごっつ良くてホントに素敵☆『蝸牛』は話も単純でむのすごい面白かった。こーゆう分かりやすいのがおさる向きね。全部わかろうとしないで、三割くらいわかればいいさ的に臨みたまえと言うカッパ先輩の助言に深く肯いた。たまには狂言もいいものよのう、と思った夕べです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月11日 (水)

『獅童流 森の石松』

吉田日出子さん目当てに『獅童流 森の石松』を観に演舞場へ。どうでもいいが獅童流っていうのがいらないかも。始まって一週間ほどなのに喉がガラガラの獅童はともかく、脇がとってもゴージャス!ベンガルと角替和枝の東京乾電池ペア、デコさんと笹野のおじさまの自由劇場コンビ、深沢あっちゃんや橋本じゅんなどの芸達者な面々が出てくるとほっとする。安心して芝居が楽しめるので...。特にベンガルの小芝居にはヤラれた。もう石松って何だっけ?くらいに笑う。ある意味舞台あらし。往年の自由劇場グルーピーのわしらにとっては、バクマツとまどかさんの2ショットを彷彿とさせるトランペット笹野&ボーカルデコにむせび泣き。唯一の泣きどころなのな。そんなこんなで脇が見事過ぎ、獅童気の毒。どうでしたか中村屋さん?と客席にいた勘三郎さんに聞いてみたかった。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年10月10日 (火)

『死体絵画』

アストリット・パプロッタの『死体絵画』(講談社文庫)を読む。何かの書評で知って興味を持ち、初めて読んだドイツ製ミステリであったが、この程度でドイツ・ミステリー大賞っつうのならばドイツものはもう読まん。化粧を施されたホームレスの死体が連続して発見される事件を女性警部・イナ(美人)が追う!みたいな話で、相当引っ張った割には事件の真相にさほど意外性もなく、捜査方法に特筆すべきこともないから警察小説としても中途半端。こんなに長い必要あんのか?と900円くらい支払った分、文句を言わせて頂こう。唯一の萌え所は、イナの上司である警視・シュトッカーか。なかなか素敵なおじさんね☆と思ったら、シュトッカー39歳。同い年かよ。がっくり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 8日 (日)

お月見菊壽糖

Kikujutou_1
♪満月には気を使う 秘密の多さに自滅しかけてる... 他に月が出てくる歌のストックないのか?と軽く自分にがっかりしつつ、松尾スズキの「キレイ」を歌いながら、月を見る。少し満月からは欠けたようだが、酒飲みにはその違いはあまりわからない。秋の月はイイね。それだけで酒のつまみになるね。で、今日も飲んでいる。

写真はもうひとつのおつまみ、京都で買ってきた鍵善良房の菊壽糖。甘い。
でもかわゆらしい菊の形だけで酔える。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年10月 7日 (土)

『働きマン(3)』

忙しいんですわ。『24シーズンⅣ』で...。毎日毎日スペシャル寝不足。つうわけで全然本が読めてませーん。久しぶりに読んだと思ったら、安野モヨコ『働きマン(3)』(講談社モーニングKC)。また漫画かよ感は否めませんが、これはちゃんと労働に勤しむ大人にぐっとくる漫画だから良し!とは言うものの、週刊誌の編集者・松方弘子(28)の働きマンぶりが中途半端な仕事しかしていないわたくしには眩しいことこの上なし...。やはり懸命に働く人間は男でも女でも美しい。色々あるけど、今目の前にある仕事をカクジツにやっていくしかないな、なんつってちょっと真人間ふうにまとめてみたがどうだろう。ささ、今夜も『24』だ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月 5日 (木)

映画『フラガール』

映画『フラガール』を観に行く。いやー泣いたわ。久々に、呼吸もままならぬほどに泣いたわ。閉鎖に追い込まれた炭鉱の町が生き残りをかけてレジャー施設・常磐ハワイアンセンターをオープンすることになり、炭鉱の娘達がフラダンサーになるべく奮闘する!みたいな話なんだけど、いろんな背景や現実や思いがある中、それぞれがそれぞれの信じる方法で頑張っていて、その姿にストレートにやられる。蒼井優がすげえ。『Wの悲劇』ラストシーンの薬師丸ひろ子を彷彿とさせる、いくつもの感情を包括した泣き笑いに凄みを感じた。ってそれは褒め言葉なのか。褒めてるつもりなんですが。松雪ちゃんの肚のすわった暴れん坊ぶりや、菊ママ・富司純子の抑えてるのになぜか迫力ある演技にも注目。あととにかくトヨエツがかっちょいいから注目。とりあえずこの秋見逃せない一本です。

| | コメント (6) | トラックバック (4)

2006年10月 2日 (月)

『鉄子の旅(4)(5)』

引き続きテツに興味津々、菊池直恵&旅の案内人・横見浩彦の『鉄子の旅(4)(5)』(小学館)を読む。5巻にもなると横見氏の深い鉄道愛に基づいたキテレツな行動にもだんだん慣れてくるも、やっぱりところどころ強烈!それでも全線全駅下車達成の巻や消えゆくローカル線への思いなんかを読むにつれやや涙ぐんだりなんかして...ちょっといいかもテツ。最近、通勤途中に見える品川-田町間の車両基地(っていうの?)から目が離せないおさるでした。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月 1日 (日)

『家守綺譚』

梨木香歩の『家守綺譚』(新潮文庫)を読んだ。嗚呼、いいな。とっても好きだ。正直梨木香歩の本に入れ込んだことはなかったけれど、これは好き。設定もいいし文章も美しい。四季の風景が淡々と、しかし鮮やかに綴られ、じんわりと心に残る。不思議なことがひょいと起こっても不思議じゃない感じに思わずくすりと笑ってしまう。何度も読み返したい。あまり予備知識なしで読まれることをお薦めしたい。静かに傑作。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »