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2006年9月25日 (月)

『太陽がイッパイいっぱい』

北上次郎が解説を書いているとついふらふらと惹かれてしまう『本の雑誌』育ちであります。つうわけで北上次郎につられて、三羽省吾の『太陽がイッパイいっぱい』(文春文庫)を読む。ひとことで言うとナニワの肉体労働青春小説、だがひとことでは片付けられない色んなものが詰まってる。大学生活にリアルを見出せないイズミ、巨漢の暴れん坊カン、美青年なのに赤面症のクドウ、リストラされた元リーマンのハカセなど”マルショウ解体”で働く面々それぞれのキャラがいい。かなりお下品な言葉が全開で放たれる為、育ちの良いワタクシは最初こそ度肝を抜かれたが、慣れるとテンポの良い関西弁のやり取りが気持ちよく感じる。それぞれが抱えるものはしんどかったり辛かったり、時折鼻の奥がつーんとすることもあったけど、暗さがないのが良かったな。

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