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2006年7月18日 (火)

『仔羊の巣』

ひきこもり探偵シリーズ第二弾・坂木司の『仔羊の巣』(創元推理文庫)を読む。あああああ青いっす!でも青いが悪いか!と、その青さすら愛してしまう。生きてると色々あるけど、ひとりじゃないよー、まんざらじゃないよー、みたいな、ほんとこんな風に底の浅いわしが語ると胡散臭くて説教臭くて邪魔臭いの臭い三重奏になってしまうのだけど、きちんきちんと順序だてて叱ってくれたりこんがらがった糸を解きほぐしてくれたり励ましてくれたりする実にまっとうな小説(一応ミステリ)なのであります。はじまりは、ひきこもりの鳥井&彼の側にいようとする友人・坂木の二人だけの世界...ぽかったけれど、ストーリーが進み他者との関わりを経てだんだん仲間のような人たちが増えていくのがなんとも宜しい感じ。諸々、信じてみたくなる。そんなわしもまだまだ青いかー。

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コメント

前作と連続で読みました。内容には清々しさを感じますが、このふたりなんとなく○モっぽい..と思ってしまった私の魂はもう汚れているかのもしれませぬ...。しをんさんの妄想癖(ある方向への)がうつっただけかもしれませんが...

投稿: ぜぶら | 2006年7月19日 (水) 12時53分

汚れた大人としてはどーしても2人のラブな話にしか読めません(泣)
雪ダルマ式に登場人物が増えていくところが結構好き。ある意味リアルだと思うのよね~。

投稿: らぶはんたー(あばずれ) | 2006年7月19日 (水) 22時57分

汚れた!?大人×2、の書き込み有難うございます。

>ハローぜぶらさん
そして汚れた大人・その3です。
私も、かなりしをん思想の影響を受けているようです。
ちょっと泣きすぎだよーこの二人...と思いつつ、あたたかく見守っています。
三巻完結のようなので、次作で二人がほんたうに結ばれるかどうかとっても楽しみデス(絶対間違ってマス)!

>ハローらぶはんたーさん
『バッテリー』すらその手の話として読んでしまうらぶはんたーさんとしては、当然鳥井&坂木はそうでしょうとも!
二冊目にもなると関係者が随分増えていて、ひきこもりなのにわたくしより確実に多くの人と会っているな鳥井、と思う今日この頃であります。
次が楽しみですね~
これも活ジャンで必須図書にするか?

投稿: のっぴ | 2006年7月20日 (木) 02時29分

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