« FUROSHIKI展 | トップページ | 『母恋旅烏』 »

2006年4月18日 (火)

『桜宵』

北森鴻の『桜宵』(講談社文庫)を読む。三軒茶屋のビヤバー《香菜里屋》のマスター工藤が、客の持ち込んだ謎を解き明かす連作短編集待望の第二弾。出すぎず押し付けず常に物静かだがほっとする雰囲気のマスター工藤は、安楽椅子探偵にありがちな小賢しい感じがしないのがグッド。そして何よりも彼の作る料理の美味そうなこと!謎解きそのものも面白いけれど、料理のくだりを読む時の楽しさは池波さんの小説を彷彿とさせる。旬のものを使ったちょっと捻りのある料理の数々に、ろくな食事をしていないおさるのおなかはグーグーっすよ。アルコール度数の違う四種類のビール、っつうのも全部の度数を試してみたい。《香菜里屋》は他の北森鴻作品にもしばしば登場するので、前作『花の下にて春死なむ』と一緒に抑えておくと結構楽しいかも。嗚呼わたくしはこんなバーを心底探しています。

|

« FUROSHIKI展 | トップページ | 『母恋旅烏』 »

コメント

内容もよさげなのでしょうが、時節も関係してかなんだか題に目が留まりました。やっぱり日本人・・??(笑
しかしこちらのサイト拝見させて頂くと本ていっぱいでてるのね。と改めて思わされますですよ。
これだけ出版されてるといくら自分なりに選別してもおっつかないぞーあはは

ところでコメントに赤貧て書きてあったけど、本は大方買われているようですし、着物まで買っているような・・・それでのっぴさんが赤貧なら私は赤赤貧ですぅ。(苦笑

投稿: こはく | 2006年4月18日 (火) 11時28分

ハローこはく様
またまた有難う御座います☆
題名、良いですよね。
北森鴻は割と好きでよく読みます。
特にこのシリーズは食べ物目当てで...
私の読書傾向はかなり偏っているので、
好きなジャンルや作家以外はやっぱりなかなか追いつかないですね。
日々精進です。?
着物は買えないっすよ~
昔おかんがあつらえてくれたものとか、人さまから貰ったものを着ています。
赤貧というにはぬるいか...じゃ、清貧でどうかな(違いますね)

投稿: のっぴ | 2006年4月19日 (水) 02時19分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111855/9646177

この記事へのトラックバック一覧です: 『桜宵』:

« FUROSHIKI展 | トップページ | 『母恋旅烏』 »