« 『20世紀少年(21)』 | トップページ | 三月大歌舞伎 »

2006年3月 2日 (木)

『青空の卵』

坂木司の『青空の卵』(創元推理文庫)を読む。所謂日常の謎系のミステリで、探偵役がひきこもりというのが今時な感じ?と思って軽く読み始めたが、予想に反して案外良かったの....。プログラマの鳥井真一は困った家庭環境と学校でのいじめをきっかけにひきこもりになっている。唯一の友人・坂木司は鳥井を外の世界に連れ出そうと色々な謎を拾ってくる。謎を解くうちにほんの少しずつだが人と向き合うようになる鳥井と、自らもそれを映すかのように変わっていく坂木、二人の成長の物語でもあるのかな。なんというか、結構ストレートにヒューマニズム的なことを叫んでる割には、けっと思わせない何かがあって、そこが最近涙もろくなったおばちゃん(わたくしね)を泣かす。最初は鳥井と坂木の二人だったのに、ストーリーが進むにつれて登場人物が常連ぽくなっていくのもなんだか良い。”ひきこもり三部作”のラスト、鳥井くんはどうなるのだろう。続きも読みたいです。

|

« 『20世紀少年(21)』 | トップページ | 三月大歌舞伎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/111855/8915178

この記事へのトラックバック一覧です: 『青空の卵』:

» 青空の卵 [酒と薔薇と活字の日々]
なんとなくブログの記事を読んだ時 font color=red「こっこれは買いだっ!」/font と思ったのです。 いつもながらNOPPYさんありがとう! というわけで今回はb坂木司/bさんの  font size=5青空の卵/font(創元推理文庫) 引きこもり気味のプログラマーb鳥井真一/bと 保険会社の営業をやっているb坂..... [続きを読む]

受信: 2006年3月18日 (土) 11時55分

« 『20世紀少年(21)』 | トップページ | 三月大歌舞伎 »