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2006年3月30日 (木)

『永遠の出口』

森絵都の『永遠の出口』(集英社文庫)を読む。どこにでもいそうなフツーの女子・紀子の、小学三年から高校三年までの九年間のいくらでもありそうな出来事をぽつぽつ並べた小説。なんて説明は身も蓋もないですが、スタンダードな素材題材でここまで読ませる森絵都の手腕に唸る。多分著者と世代がほぼ同じで、そんな懐かしさも手伝って昔の自分をそこここに重ね合わせたりなんかしてしばしおセンチな気分に。あの頃漠然と感じていた、ああうまく言えないけどなんか悲しいとかなんかせつない、みたいな”なんか”の部分がちょっとはっきりした気がします。

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» BOOK * 『永遠の出口』 [複数恋愛進行中]
恩田陸が『夜のピクニック』で登場人物に言わせた 「みんなで夜歩く。たったそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」 ということばを借りれば、 少女がただ成長していく、それだけの物語が どうしてこんなに胸をうつのだろう。 紀子という名前も平凡なら、 生い... [続きを読む]

受信: 2006年4月24日 (月) 10時28分

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