« 『沖で待つ』 | トップページ | 『夏ノ夜ノ夢』 »

2006年3月 7日 (火)

久世さん

とっても好きだなと思った本は、何度も何度も読むものと、一度読んだ後はあえてそっとしておくものと、なんとなく二種類に分かれる。久世光彦さんの『卑弥呼』(読売新聞社・新潮文庫版もあり)は明らかに後者で、おさる的オールタイムベスト10を選ぶとしたら必ず入るほど静かに激しく好きな本なのであるが読んだのは一度だけ。でも折に触れてその世界や流れている空気、いとおしい登場人物たちを思い出す。日本語の美しさや素晴らしさ、その価値を知り大事にするということ、読書の快楽...小説を通して教わった、いろんなことを噛み締める。私は寺内貫太郎一家は見たことがないけれど、小説『卑弥呼』の作者として久世さんの死を心から悼む。久世さん、『卑弥呼』を書いて下さって本当に有難う。

|

« 『沖で待つ』 | トップページ | 『夏ノ夜ノ夢』 »

コメント

ぜぇぜぇ、ここにあったのね卑弥呼君。今日読んだ本と本を巡るなんだかんだの違いに翻弄された私であった。と自分の記憶力のなさを再認識しつつ卑弥呼さん。とはいえまだ読書モードにならずぱらりと数十ページ読んだだけでこの本ひとまず図書館に返却。でも一言・・・・
個人的なことながらユウコとカオルという名前にやや親近感を覚えつつ読んでるうちに僭越ながらユウコさんがなぜかnoppyさんと重なってきたのは私の思過ごしか?なんてことも感じつつ、う~んこれは業界の人(いわゆるマスコミ人=久世氏)だからの空気が流れているようにも感じられ、また読み易いと思いながらもnoppyさんも触れているように日本語の素晴しさと私としてはややこしさも感じつつの一時の読書でした。ところでぱらっと捲ったところに.....月見草で太宰なんて以外にうっ?やっぱりか久世さんらしいというかこの本もしかして教養本でもあるですかね・・?

投稿: こはく | 2006年8月 1日 (火) 16時40分

ハローこはく様
すすすすみません、無計画で行き当たりばったりのカテゴリー分け故、大変ご迷惑をおかけしました。
それにしてもよく探しましたねー。もう自分でもいつ書いたかわかんかったっす。ほんとすみません。
ユウコさんは若いけど、結構憧れる女の子でした。
こんなコになれたら良いな、と思っていたので、こはくさんの中ではいつまでも私と重ねておいて頂けるとちょっと嬉しい!なんつって。
そうですねーこはくさんの仰る通り、かなり空気は業界な感じでしたね。
でもたくさん沢山、色んなジャンルの本のことが出てきて、そんな諸々を読んでいるだけで楽しかった、気がします。
そしてその中に知ってる本や自分の好きな本が出てくると更に楽しめたので、そーゆう意味では教養本なのかも。

投稿: noppy | 2006年8月 2日 (水) 01時54分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 久世さん:

« 『沖で待つ』 | トップページ | 『夏ノ夜ノ夢』 »