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2006年3月

2006年3月30日 (木)

『永遠の出口』

森絵都の『永遠の出口』(集英社文庫)を読む。どこにでもいそうなフツーの女子・紀子の、小学三年から高校三年までの九年間のいくらでもありそうな出来事をぽつぽつ並べた小説。なんて説明は身も蓋もないですが、スタンダードな素材題材でここまで読ませる森絵都の手腕に唸る。多分著者と世代がほぼ同じで、そんな懐かしさも手伝って昔の自分をそこここに重ね合わせたりなんかしてしばしおセンチな気分に。あの頃漠然と感じていた、ああうまく言えないけどなんか悲しいとかなんかせつない、みたいな”なんか”の部分がちょっとはっきりした気がします。

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2006年3月29日 (水)

『チョコレートコスモス』

恩田陸の新刊『チョコレートコスモス』(毎日新聞社)を読む。”恩田陸が放つ、熱狂と陶酔の演劇ロマン”という帯の文句に一直線に食いついたもの。そしてそんな自らの食い意地を褒めたいと思った読後である。褒められるべきは恩田陸だがね。ワークショップ、エチュード、『夏の夜の夢』、柿落とし公演、オーディション...最初から最後まで芝居どっぷりな展開に、芝居好きならずとも頁を捲る手が止まらないこと必須。ありがちな連想で恐縮だが、北島マヤ&姫川亜弓を彷彿とさせる女優達や、どうみてもこれは野田でしょう的な演出家、若く野心ある学生演劇の面々などそれぞれが実にいきいきと描かれております。緊張と興奮も最高潮の大詰めは、正に手に汗握る大熱演であった。どうしようもなくひきつけられるけれど、どこか怖くもある恩田陸の芝居の世界を堪能させて頂いたよ。

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2006年3月28日 (火)

勘三郎への道

という展示を、カブキチの友人カッパと共に渋谷東急本店へ見に行った。博多の勘三郎プロデュースの店にあるみたいなパネルや子供の頃の写真、衣装が何点か、あとビデオが流れていたりで700円はやや高いかな。まあわしらはカッパの知人に招待券を頂いたので、高けえよ!と憤る事もなく平常心で楽しめた。有難いことである。小さい頃の勘三郎さんは勘太そっくりだねーとか、弁天小僧の衣装には杏葉菊の紋がついてはるのねーとか、そんな他愛もない感想を述べながらゆっくり拝見したわしらであった。

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2006年3月26日 (日)

『逸脱者(下)』

やっぱり読み始めるとやめられない!グレッグ・ルッカの『逸脱者(下)』(講談社文庫)を読む。唖然とする展開にどう考えてよいものやら....フクザツである。シリーズ中突出の読み応えであるとは思うものの、最初の頃が懐かしいと思ってしまうのも否めない。こんなことになっちゃって、これからどーすんの、とひとごとながらかなり心配である。新作は2006年秋に上梓されるそうだが、翻訳はそれからだろうからいつになるのかなー。嗚呼早く読みたいようなコワイような。

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2006年3月25日 (土)

『逸脱者(上)』

グレッグ・ルッカの『逸脱者(上)』(講談社文庫)を読む。現時点でのボディガードシリーズ最新刊で、売れた時の常か、さほどの厚さでもないのに初の上下巻仕様になっておる。講談社め。世界的な要人の警護につくことになったアティカスたちだがまたまた凄腕の暗殺者が登場、上巻ではなんだかやられっぱなしだし、ええっ!どうなっちゃうの??っつう所で下巻へ続くし、もうハラハラっすよ。久しぶりにFFもせず読書に没頭。

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2006年3月23日 (木)

『悪い笛 エハイク2』

FFXIIにかかりきりの為、吉田戦車の『悪い笛 エハイク2』(フリースタイル)など読んで読書日記としての体裁を保とうとしておる次第。『ほぼ日刊イトイ新聞』で連載されているエハイクをまとめたものであるが、ネットで見て良し本になって良しの素晴らしい出来栄えである。2巻から先に買ったのは、ジョン健ヌッツォが帯を書いているからに他ならない。嗚呼ブラボー。個人的には小野と和田のシリーズにたまらん魅力を感じる。”長袖を隠れ着る小野 嗤う和田”とか。いいねえエハイク。さ、FFに戻るか...

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2006年3月21日 (火)

『ニャ夢ウェイ』

自己愛の塊・のっぴ坊です。先日友人に「のっぴって、もこみちみたい」と言われ、なんで!?と思い理由を問うと、パンダに自分の名前を付けそうだから...なんだって。付けないよ!って即否定したけど実は自信はないのどす。さて、松尾スズキ+河井克夫(チーム紅卍)の新刊『ニャ夢ウェイ』(ロッキング・オン)という本を本屋で立ち読みしていたら、ふと開いた頁で松尾ちゃんの妻・妻子(つまこ・仮名)が「エ!?セリザワが死んだの?!わかった、カモやんとノッピに連絡する」と電話で叫んでおり、その”ノッピ”に反応してつい買ってしまった。おお、このあたりがもこみちなのか...。そんなちっちゃい自己愛はさておき、本書は松尾ちゃんの飼ってる猫・オロチをひたすら可愛がる漫画である。猫好き☆では全然なくて、松尾好き☆な私のハートをヒット。猫が可愛いと言ってでれでれしている松尾ちゃんが可愛いのであった。でも案外、猫も悪くないなとは思いました。妻子さんからセリザワ死すの連絡は未だきません(当たり前だ)。

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2006年3月20日 (月)

『おこう紅絵暦』

高橋克彦の『おこう紅絵暦』(文春文庫)を読む。歌麿の女房が殺される事件を描いた長編捕物『だましゑ歌麿』の姉妹篇とも言える本作は、与力・仙波の妻で元柳橋芸者のおこうさんが元同心の舅と共に難事件を解く短編集となっとります。前作を読まずとも気軽に楽しめる読みやすい一冊。常に夫を立てて決して出すぎず、情にあついおこうさんだが、ここぞという時に啖呵を切る様が実にかっちょいい。芸者になる前はばくれんだったというおこうさん、なかなかに強い女子なのであった。で、ばくれんて何だ。

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2006年3月19日 (日)

映画『シムソンズ』

熱血カーリング映画『シムソンズ』を観に行った。まだ二本目ですが、邦非映非連は今年度ナンバー1邦画にとりあえず決定しました。女の子たちが一所懸命な映画って絶対泣くよなと思ったけど案の定泣いたわ。泣きすぎたわ。ダメダメな子らが→紆余曲折ありながらもみんなで頑張り→最終的にはいい感じにもっていく、的な『がんばれベアーズ』型と言いましょうか『ウォーターボーイズ』型と言いましょうかまあ割とセオリー通りの話ではあろうが、かなりイイっす。4人の女子も皆可愛くて、一人くらいハズレがいてもいいんじゃないか?と流石に思うくらいにもれなく可愛くて、もうそれだけで見ていて楽しい。対照的にコーチ役の大泉洋がほんと汚いんだけどその汚さがまた愛らしい。ライバルチームの好かんたらしい女子役で派谷恵美が出ていたのが収穫!派谷さん大好きなので。にしてもトリノもちゃんと見てれば良かったなあ...今更遅いけど。御免ねマリリン(て人も知りませんでした)。

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2006年3月18日 (土)

『吉田自転車』

シイタケ君が自転車に乗った表紙にノックアウト、吉田戦車の『吉田自転車』(講談社文庫)を読む。愛車のナイスバイク号で疾走する人気漫画家の初エッセイ集は、もっか”エハイク”により第二次吉田戦車ブームの真っ只中なわたくしにとって、即買い物件である。なんかねー、自転車という言葉から連想されるアクティブとかアウトドアとかそんな健康的なイメージがあんまし匂わないとこが良い。あと彼の負の思考っつうんですか、怒りよりも若干歪んだ妬みといった類の感情がとっても良い。電話をした相手がディズニーランドにいるということに何故か腹が立ってとがった声を出してしまう、みたいなのがとっても好き。そっちはエレクトリカルパレードとかでさぞ明るいだろうよ!と胸の内で吐き捨てる吉田戦車...。その昔、よくかわうそ君と言われたわたくしにはしっくりくる感情なのであった。

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2006年3月17日 (金)

FFXII!

全てのFFファンが心待ちにしておったファイナルファンタジーXIIがついに出ました。ここはひとつ、顔文字入りでキターーーッ的な表記をしたいところだが、大人なのでするまい。しかし会社なんて行く気がしねえ!と大人気ないことも本気で言ってしまいたい。だって久しぶりのFFだもの...思えば前回はFFX-2、ユウナの歌とか歌ってた倖田來未なんて当時全然知らなかったけど、今ではエロかっこいいなんつって爆進中だものな。それ程時が流れてるってことだ。さて自分へのジラシはこれくらいにしてそろそろ着手したいと思います。うふうふ。

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2006年3月16日 (木)

オカンの京都土産

sousou
京都に行ってきたマンキー母が、SOU・SOUの伊勢木綿バッグをお土産にくれた。いつもは京都の一澤帆布でバッグバカ買いを常とするファンキーマザーなのだが、一澤帆布があんなことになっている為今回はそれも叶わず。代案としてSOU・SOUを推してみたら結構ツボだったらしく買い占め行動に出た模様。ここの地下足袋を愛用しているおさるとしてはとっても嬉しい逸品であります。模様が分かりにくいが、SO-SU-Uです。イイね。
わしの方は年末からあっためている京都行きのめどが全く立ってないのだが、今日もまた京都本を買ってしまった。Meets!でお馴染みの京阪神エルマガジン社が出している『京都地図本』。そこそこの大きさと軽さがいい感じ、カスタマイズして尚可。これはかなり使える予感...

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2006年3月15日 (水)

『妖怪ハンター 地の巻』

諸星大二郎の『妖怪ハンター 地の巻』(集英社文庫)を読む。”異端の考古学者・稗田礼二郎が触れてはならぬ暗黒の日本史を暴く!”みたいなふれこみから、蓮丈那智っぽいの?とお気軽に足を踏み入れたわたくしが浅かった。こええー。なんかもう絵柄からして怖いっすよー。表紙見て気付くべきでしたよー。本書収録の『生命の木』が主演・阿部寛で映画化されたそうだが、阿部寛って伊良部先生からケンシロウまで、はたまた榎木津礼二郎から稗田礼二郎まで、なんか幅広いね...。さてこの本は連れ合いの出張土産だが、奴はいったい何処に出張してたのだろうか。黄泉の国とか??

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2006年3月14日 (火)

『都立水商!』

何年か前に『本の雑誌』で絶賛されていてぜしとも読みたいと思っていた、室積光の『都立水商!』(小学館文庫)がやっと文庫化されたので早速読んだ。歌舞伎町の東京都立水商業高等学校(通称水商)は、水商売のプロフェッショナルを育成するべく設立された。ホステス科、ソープ科、ゲイバー科などが設けられ、その道のプロを講師とするなどユニーク(過ぎる)な学校である。集まった生徒も問題児ばかり、この前代未聞の高校が一体どうなっていくのか!?といった按配の青春小説。ありえない学校でしょうが、あってもイイねと思わせる展開にわくわく。バカバカしい中にもさらっと&ドキっとまっとうな事が書かれており、案外侮れない。こんな突飛な設定で泣けて笑える小説を書いた大した著者は、金八先生にも教師役で出てたらしいよ。

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2006年3月13日 (月)

『ダ・ヴィンチ・コード』

ついに文庫化!ダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』(上中下巻/角川文庫)を一気読み!いやー実はそんなに期待してなかったんだけど、めっさ面白かったわ。知恵と勇気で何かを探求する話を好む貴兄には大満足の物件でしょう。主人公達について行こうとアタマをフル回転させ、じわじわと迫る敵に真剣に怯え、一歩一歩真実に近付くべく謎が解かれる度に知的興奮に打ち震えるっつう、小説世界にどっぷり浸かった一日であった。途中、飯とか作んなくちゃならんのがもどかしい程であったよ。あと少しで世紀の謎が解かれんとす、って時に何が悲しゅうて飯を作ってるのかと。かますを焼きながらも心はヨーロッパでしたね。嗚呼映画も絶対観たいな。ルーブルとか教会とか本物使うのかな。本物見たいな。なんつって感想がすっごくバカっぽいけど、あんましムツカシイことをどーのこーの言う気分でもない、RPGをクリアした時にも似てるハイな感じの読後である。やや疑問に思ったのは文庫三冊にする必要があったのか?ってこと。上下でいいじゃんか。壮大な探求の前ではちっちゃい苦言だがね。

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2006年3月12日 (日)

ツ、ツッカベッカ...

kayanuma
 自分へのホワイトデー用クッキーを、先日日本橋三越にあるお洋服屋さん・SOULWORKにて購入した。
 ←ツッカベッカライ カヤヌマのクッキーがSOULWORKのスカーフに包まれているという、お弁当チックな感じがすこぶるかわゆらしいホワイトデー限定品であります。8割はスカーフ目当て、しかしノーマークのクッキー(失敬☆)のあまりの美味さに仰天したよ。わたくしはスイーツ関係に明るくないので全然知らなかったのだが、その筋では有名らしい。確かに美味いもの。でもその名前を絶対覚えられそうにないおばちゃんであった。さっ、御代は連れ合いに請求だー。

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2006年3月10日 (金)

『噂』

荻原浩の『噂』(新潮文庫)を読む。渋谷の女子高生の間に流布する都市伝説に極似した殺人事件が起こる。その噂の出所は、そして犯人は誰なのか。所轄のくたびれたおじさん刑事と、警視庁の女刑事のコンビが地道な捜査で真相に近付いていく。そして明らかになる驚愕のラスト!!...的な話。荻原浩がミステリというか警察小説というか、この種の話を書くとは意外であったがかなり夢中で読んでしまったよ。おじさん刑事・小暮さんは随分おじさんとして読んでいたのですが、自分とそれほど年がかわらなくて(43歳)吃驚したぞ...

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2006年3月 9日 (木)

『夏ノ夜ノ夢』

もっか私とカブキチの友人カッパの間で、空前の松緑ブームがおこっている。ドラクエフリークらしい(好きな呪文はザラキ...だって)ということでちょっと気になり始め、『歌舞伎っす』のガンプラ発言で決定打か。いや、歌舞伎の時も錦絵っぽい姿かたち含めとっても素晴らしいのだが。つうわけで松緑がパック!の『夏ノ夜ノ夢』を日生劇場へ観に行った。うーん....とにかく松緑は頑張ってたよ。明石家さんまの往年の某キャラみたいな扮装、じゃなくて衣装だったけどホント頑張ってたよ...。しかし今までいろんな演出の『真夏の夜の夢』を観てきたけれども、もっと面白い話だったハズ!って気がしたのは否めない。ま、ヘレナ(サトエリ)もハーミア(保田圭)も可愛かったし、辰巳くんはもっと可愛かったし、勝手に楽しんだので良しとしましょう。とりあえずブームは続く模様。

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2006年3月 7日 (火)

久世さん

とっても好きだなと思った本は、何度も何度も読むものと、一度読んだ後はあえてそっとしておくものと、なんとなく二種類に分かれる。久世光彦さんの『卑弥呼』(読売新聞社・新潮文庫版もあり)は明らかに後者で、おさる的オールタイムベスト10を選ぶとしたら必ず入るほど静かに激しく好きな本なのであるが読んだのは一度だけ。でも折に触れてその世界や流れている空気、いとおしい登場人物たちを思い出す。日本語の美しさや素晴らしさ、その価値を知り大事にするということ、読書の快楽...小説を通して教わった、いろんなことを噛み締める。私は寺内貫太郎一家は見たことがないけれど、小説『卑弥呼』の作者として久世さんの死を心から悼む。久世さん、『卑弥呼』を書いて下さって本当に有難う。

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2006年3月 6日 (月)

『沖で待つ』

芥川賞受賞作、絲山秋子の『沖で待つ』(文藝春秋)を読む。キッパリしているけども内容の想像が全くつかないタイトルがとてもイイね。本筋とは関係ないかもしれないが、バブル入社総合職女子の一種独特の悲哀...みたいなものが同世代としてはほっとけなかった。同時収録の『勤労感謝の日』も、口の悪さがすかっとする一篇。これからもこっそり応援したい作家です。何故こっそり。

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2006年3月 5日 (日)

『きものが欲しい!』

群ようこさんの『きものが欲しい!』(角川文庫)を読む。初めて買った着物の話から、呉服屋さんとの付き合いと失敗、かっちょよく着物を着こなす大先輩の方々との対談もまじえた着物人生エッセイ。すってんてんになりながらも手に入れた着物や帯の数々も写真で掲載されており、見ても楽しい。”自分の買える範囲のものばかり見ていると、趣味が貧乏くさくなってくるので、なるべくいいものはたくさん見たほうがよい”という一文が心に残りました。先日読んだ『愛がなんだ』でも”ファミレスでごはん食べてたらファミレスの顔になる”みたいな文章があったのを思い出す。ニュアンス違うかもしんまいが根っこは同じ話のような気がするので、肝に銘じたいっす。

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2006年3月 4日 (土)

三月大歌舞伎

三月大歌舞伎の初日、夜の部を観に行く。昼の部から続けて観劇のカブキチ友カッパによるとどうやら昼は結構華やかだったらしいが、如何せん夜は地味。仁左衛門さんも愛之助も亀亀兄弟も松也くんもなし。家橘ちゃんも権一も左十次郎さんもなし...嗚呼。でもいいの。なんとなれば夜の部は菊之助がいるから。ふふん。つうわけで富十郎さんとの『二人椀久』、神々しいばかりの美しさにしばしば気を失いそうな至福の30分であった。最近の若い子は綺麗とか可愛いとか素敵なものを表して”やばい”っつう言葉を使うらしいが、菊が舞台に登場した時うっかり”やばい”と思ってしまったよ。そんなにも”やばい”夢の女でありました。富十郎さんの含み笑いにも少々やられる。『近頃河原の達引』は猿廻し我當さんとこのおさる二匹がグッド。『筆屋幸兵衛』は翫雀さんのご長男・壱太郎くんがグッド。そして更にグッドは五月團菊祭の演目でありますの。菊之助の保名って、ダイジョブなんでしょうかと思いつつスーパー楽しみ。お金貯めよう(←書いてみた)。

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2006年3月 2日 (木)

『青空の卵』

坂木司の『青空の卵』(創元推理文庫)を読む。所謂日常の謎系のミステリで、探偵役がひきこもりというのが今時な感じ?と思って軽く読み始めたが、予想に反して案外良かったの....。プログラマの鳥井真一は困った家庭環境と学校でのいじめをきっかけにひきこもりになっている。唯一の友人・坂木司は鳥井を外の世界に連れ出そうと色々な謎を拾ってくる。謎を解くうちにほんの少しずつだが人と向き合うようになる鳥井と、自らもそれを映すかのように変わっていく坂木、二人の成長の物語でもあるのかな。なんというか、結構ストレートにヒューマニズム的なことを叫んでる割には、けっと思わせない何かがあって、そこが最近涙もろくなったおばちゃん(わたくしね)を泣かす。最初は鳥井と坂木の二人だったのに、ストーリーが進むにつれて登場人物が常連ぽくなっていくのもなんだか良い。”ひきこもり三部作”のラスト、鳥井くんはどうなるのだろう。続きも読みたいです。

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『20世紀少年(21)』

浦沢直樹の『20世紀少年(21)』(小学館)を読む。なんかもうよくわからなくなってきました。いったい”ともだち”は何を企んでいるのか!?次こそ大詰めだね、と毎回思うがここんとこずっと凪、的な。いつまでも読んでいたいような、もうそろそろ決着つけてもらいたいような...。

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