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2006年2月15日 (水)

『熊の場所』

舞城王太郎の『熊の場所』(講談社文庫)を読む。お値段400円というとても薄い短編集だが、何しろ舞城王太郎なので濃ゆい。無茶苦茶でとんでもなくて混沌としている中に、時々ひりひりするみたいな剥き出しの何か。一筋縄ではいかない、相反する感情のホトバシリ。”恐怖を消し去るにはその恐怖の源の場所にすぐに戻らなくてはならない”という父の教えを胸に、猫殺しのまーくんに遭遇した少年はどんな行動に出るのか?など、オモシロ怖い3篇で400円は安いのかも。ややぐったりするけれども。

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コメント

確かにこわくて面白くてお財布にやさしいってサイコー!!しかしやはり「煙か土か食い物」の奈津川家が恋しいっす。

投稿: らぶはんたー(あばずれ) | 2006年2月16日 (木) 13時12分

>ハローらぶはんたーさん
いやー悪くはないんだけど、
奈津川サーガを早く読ませてくれい(文庫で!)
ってとこですかね。
あの薄さなのに、人をここまでぐったりさせるかーと変に感心したことだよ。
でもたまに鋭くイイこと言ってるよね。
頑張れ、って言葉はわたくしも嫌いです。

投稿: おさるもしくはのっぴ | 2006年2月16日 (木) 23時49分

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» 熊の場所 [酒と薔薇と活字の日々]
活字仲間の戯言(仮名)から去年プッシュされて衝撃を受けたb舞城王太郎/bさん。 このスピード感はちょいとクセになりますね。 というわけで今回は  font size=5熊の場所/font(講談社文庫) 表題を含む3編の短編集です。 やっぱりこの人強烈ですね〜。 今回も楽しませていただきました。 しかし疑問に残るのは¥400という安さ&薄さです。 単行本や新書の時ってこんなに薄かったかしら? …たぶん..... [続きを読む]

受信: 2006年2月16日 (木) 13時09分

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