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2006年2月 7日 (火)

『黄色い目の魚』

佐藤多佳子の『黄色い目の魚』(新潮文庫)を読む。ううう、イイ小説だったなあ。湘南を舞台に、二人の少年少女が絵を通して少しずつ心を通わせていく、みたいな話。うまく言えないけれど、無駄に浮ついたり、必要以上にけだるさを押し付けたりしない感じがとても気に入った。嫌いなものばっかりだった少女・みのりに、好きなものがひとつひとつ増えていく様がなんだか泣けるね。ちょっとその頃の自分を重ねてみたりして。青くって頑なでいつも焦っててそれでもうどうしようもなくもがいてて、でもそんな不器用な姿すらどこか美しい十代。三田明?って古いなわしも。

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