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2006年1月29日 (日)

『78』

吉田篤弘の『78』(小学館)を読む。タイトルは”ナナハチ”と読み、78回転でまわるレコードを表す。蓄音機が奏でる78の音、聞く事ができない音、レコードが連れて行く様々な時間と場所。語り手は代わり、色々な話を紡ぎ、そしてその話からこぼれた話が再び微妙にリンクしていく。ずいぶん遠くまで来たなと思っても、度々訪れる既視感に気をとられているうちにいつの間に元の場所へ戻っていたり。そんな感じの、風変わりな小説でありました。いつもながら装丁含めて美しい本。またまた静かに絶賛。

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