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2005年11月

2005年11月30日 (水)

『メランコリー・ベイビー』

ロバート・B・パーカーの女探偵サニー・ランドル・シリーズ最新刊『メランコリー・ベイビー』(ハヤカワ文庫)を読む。スペンサーと同様ボストン在住の探偵なので、登場人物も多少重複しているのがファンとしては楽しい。しかし前々から思っていたのだが、やや人に頼りすぎるきらいがあるなサニー・ランドル。元警官のパパに相談してみたり、一族で裏稼業を営む元夫の力を借りてみたり。イージー過ぎないか?まあ考えてみるとスペンサーでも一人じゃ厳しい時にはホークの手を借りるんだけどね。サニーが同じ事をすると、”だから女は...”と思ってしまう自分に厳重注意。悪くないのに何故かサニーにさほど夢中になれないのは、こぶ平のお気に入りっつう情報が刷り込まれているせいかも。いつまでもこぶ平と呼んでやるー。

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2005年11月29日 (火)

『王国 その3 ひみつの花園』

ここんとこ二ヶ月くらい首が痛くて、ついに病院へ行ったとです。結果ヒドイ肩こりらしいんだが、リハビリで首吊りとか低周波とかやって未だ痛いよ。ほんとに治るのかよ。首も痛いが医療費も痛い。なんて思いつつ帰宅後、よしもとばななの新刊『王国 その3 ひみつの花園』(新潮社)を一気読み。嗚呼山ほどの薬よりも一冊のばななちゃんのほうが効きそうだ...。いつもながらシンプルで力強い言葉の数々に、静かに満たされていく感じが致します。今わしに必要なのは、雫石の作るお茶や入浴剤のような気が。

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2005年11月28日 (月)

『すいか』

2003年夏に日テレで放映されていたドラマのシナリオ本『すいか』(木皿泉・山田あかね著/日テレ)を友人に借りて読んだ。読後即自分でも買おうと決心。ほんとにこのドラマは名作だったんだ....ハピネス三軒茶屋という下宿屋に住む人々の毎日を描いた、全体的に派手なところは何もない(唯一派手なのが3億円横領した馬場ちゃんくらいか)物語。それぞれに少しずつ悩んだり煮詰まったりしながら、なんとなく思いをかけあってちょっぴり成長したり普通のシアワセに気付いたりするっつう、主演が小林聡美ちゃんていうのからも想像できるだろう地に足のついたドラマだ。しかしてリアル一辺倒ではなくて、くすりと笑かすファンタジーな要素のさじ加減が実に良い按配。基本はいい話だけど押し付けがましくないし、ダメダメな自分をさらっと救ってくれるような台詞に突然出会えるので、これから先も何度も読み返したくなること間違いなし。妙齢の女子には強くお薦めだ!だからやっぱり早く手に入れようと決心。

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2005年11月27日 (日)

『児雷也豪傑譚話』千穐楽

『児雷也豪傑譚話』も今日で最後。ううう寂しい。千穐楽にふさわしく本日は一等席!花道真横です。チュウできそうなほどに近い距離での菊之助鑑賞に、何度も死にそうになる。大詰めの立ち回りもむのすごい迫力!太鼓中心の音楽はストレートに腹にきたし、花道できるトンボ(by咲十郎)や松緑VS菊の対決も近すぎて怖いくらい。但し宙乗りは三階席のほうがようく見えた。両パターンを堪能できたのでホント悔いなし。楽しい11月だったなあ。

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2005年11月26日 (土)

憂国忌

25日は憂国忌、三島由紀夫の命日である。というわけでほぼ20年ぶり!に『春の雪』を読み返しているところ。いやしかしあまりの美文に圧倒されるわー。日本語の美しさに興奮さえ覚えるわー。最近、あの映画のせいで一番好きな三島作品に『春の雪』を挙げるのがちょっと恥かしかったんだけど、やっぱし堂々と言っていいな。映画では単なる鼻持ちならんイヤな男としか思えない松枝清顕ですが、それは清様の表面でしかなくってよ。あのわけわからん行動の裏には、これほどまでに細かく複雑な美意識や心の動きや色んな背景があったのネ。と今更ながら深く納得してしまうのであった。そういえば書生の飯沼が出てなかったなー、とこれまた今更気付いたよ。

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2005年11月25日 (金)

『魔神の遊戯』

島田荘司の『魔神の遊戯』(文春文庫)やっと読了。ネス湖畔の村で起こった連続バラバラ殺人の謎に御手洗潔が挑むのだが。うーん、好みの問題でしょうが、どうも語り手が石岡くんじゃないと調子が出ないなー。天才御手洗に振り回される、あのダメダメさんのおっかなびっくりぶりが結構気に入っているのね。御手洗潔も昔に比べると紙一重なアブなさが薄まった気がしますが、でもやっぱり好き☆もっと読みたいっす。

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2005年11月23日 (水)

『アイロニー?』

島田荘司の文庫新刊を読んでいる途中なのだが、相変わらず爽やかな秋の日にはトゥーマッチにグロい事件のオンパレード故ちょっと休息したくなり、Oka-changの『アイロニー?』(文春文庫)を読む。結果として島田荘司の方が爽やかだったのでは??な、凶暴なまでに口の悪いコラムではあった...しかしあまりの面白さに一気読みしてしまったよ。人気モデルとしてananなんかで活躍、前科一犯のジャンキー・石丸元章と結婚後芸者へ転身などなんかもう無茶苦茶な人。モデルの手記?SHIHO的な?と思ったあなたは全く違う方向からのデストロイな攻撃に腰を抜かすぜ。代官山大嫌いなOka-changにラブ。つうわけでこの本は人を選んでお薦めします。

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2005年11月21日 (月)

『児雷也豪傑譚話』再び

再び新橋演舞場へ『児雷也豪傑譚話』を観に行った。本日も三階席で菊の宙乗りを間近に鑑賞。うふうふ。何度観ても楽しいっす。今日は芝雀さんの場面で少々寝ちゃったけどネ☆筋書きに写真も入り、ブロマイドも売っていたので大枚はたく。もう一回観られるじゃん、って額だが、かたちに残るものも大事なので...と言い訳しつつブロマイド追加。今週末でもう終わっちゃうのかあ。寂しいのう。

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2005年11月20日 (日)

『リアル(5)』

一年に一冊なのか?電車の中吊りで井上雄彦の『リアル(5)』(集英社)が出たことを知り、即買い即読み。漫画にばっかし即対応している今日この頃ですな。この話は読んでいて色々としんどいのだが、思考停止したまま人様に”頑張って”とだけ簡単に言うような人間にはなるまいとか、そんなことを考えたりするよ、マイト。

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2005年11月19日 (土)

『明日の王様(3)(4)』

2005年のボジョレ・ヌーボーは”けた外れ”に素晴らしいらしいね。つうわけで毎年お邪魔している国立のレストランにて味わってきたが、わたくしにとって親しい仲間と飲むワインはいつでも素晴らしい。よって今年も旨かったとだけ言っておきましょう。さて本日は谷地恵美子の『明日の王様(3)(4)』(集英社文庫)発売で即買い即読み。演劇の世界が舞台の漫画で、今結構夢中です。出てきたよー野田秀樹みたいなのが。野田の舞台を初めて観た時の、席を立てない程の衝撃なんかを思い出してじんわり泣いた。いちいち泣きすぎだと自分でも思うが。

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2005年11月17日 (木)

天晴れ鷹之資と映画『春の雪』

カブキチの友人カッパと供に歌舞伎座の夜の部幕見。富十郎さんとこのご長男・大ちゃんが初代鷹之資を名乗って大活躍するという『鞍馬山誉鷹』を観る。6歳っすよ6歳。なのにあのいっぱしな貫禄はたいしたものですわ。ものごっつちっちゃい牛若丸の立派な立ち回りに大拍手。その後、映画館へ移動して『春の雪』を観たが。うーんSHINOBIを越えちゃったか。長いし、ぐたぐた。良い所もあっただけに(大楠道代とか岸田キョンキョンとかインテリアとか着物とか)残念な結果です。小説と映画は別もので楽しめば良いのだろうが、それが出来ないほどに思い入れのある小説なので怒りもひとしお。憂国忌におまえら全員切腹ね。と暴言のひとつも吐かせてくれい。

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2005年11月16日 (水)

『ミスティー・レイン』

柴田よしきの『ミスティー・レイン』(角川文庫)を読む。モデルあがりの若手俳優・海と、ひょんなことから彼のマネージャーとなった茉莉緒が、殺人事件に巻き込まれたりなんかしながらも芸能界で頑張ってく、みたいな話(でいいのか?)。たまに柴田作品に見受けられる甘ったるさがややこそばゆい。何しろ芸能界の話だからミーハー心がくすぐられ、ストーリーを追うのは楽しかったかな。あまりに出来すぎな設定が気になりつつも、海くんになんとなくもこみちをキャスティングして読んだら気分が乗ったよん。それほどもこみちを好いてるわけではないですが、その思い入れのなさが丁度良かったのか。

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2005年11月15日 (火)

『スクリーミング・ブルー』

藤木稟の『スクリーミング・ブルー』(集英社文庫)を読む。沖縄のリゾート地で起こった少女連続猟奇殺人事件を、警視庁から派遣された広域捜査官・久義と心理捜査官・夏目が追う。ええっそうなん?な部分も多々あったが沖縄という点を鑑みればアリなのか。沖縄って基地問題なんかでその立ち位置はとっても複雑だけど、土着の神さまの存在がどーんとあったりしてなんだか興味深いな。キジムナーとかほんとにいるね絶対。

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2005年11月14日 (月)

いかんともし難い本棚

漫画専用本棚がどうにもぎっちぎち、格納できずに付近に積み上げていたものが崩れてきたので、いよいよ片すことにした。そんなに漫画を買ってるつもりはなかったのに、なんでこんなにいつのまに...つうわけで吟味に吟味を重ね、まあ少しだけど泣く泣く処分する。読み納めとか言って途中何度も片付け中断しちゃあ読んじゃうからまる一日かかったさー。ほんとは連れ合いのシェイプアップ乱とか(まだあるんだよ!)バスタードとか売り払いたいんだけどな。共同生活は辛いな。

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2005年11月12日 (土)

京都の本ばかり

を、何かと買ってしまう京都バカでありますわ。本日は包装紙でカバーした風の装丁がめっさシブイ、『京都読書空間』(光村推古書院)という本をみつけて即買い。本棚に囲まれたくつろげそうなブックカフェやディープな書店などツボを抑えたラインナップ、本にまつわるコラムなんかも織り交ぜながらの企画はsoナイス☆しかしイラストとか細かいとこのデザインとかフォントとかにやや気になる程度の詰めの甘さがあったりするなあ。なんつって結構好きな出版社なので、これからもその京都ラブな活動に期待してるぜ。

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2005年11月10日 (木)

『沙髙樓綺譚』

浅田次郎の『沙髙樓綺譚』(徳間文庫)を読む。資産家から任侠まで各界の成功者が集まる沙髙樓、そこでは彼らが吐き出すことの出来なかった”秘密”を語る会合が開かれていた。語る者は嘘偽りを言わない、聞く者は決して他言をしない、というルールのもと披露されていくお話は、どれも不思議でちょっぴりコワイけど途中でやめられない。しかしなーんか後味悪い、的な。撮影所の話が個人的には良かったな。沙髙樓ものは続編もあるらしい。

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2005年11月 9日 (水)

『安政五年の大脱走』

五十嵐貴久の『安政五年の大脱走』(幻冬舎文庫)を読む。手に汗握る時代劇版大脱走は、愛と勇気の大エンタテインメントであったよー。わけあって井伊直弼に謀られ、南津和野藩士51人と美雪姫が幽閉されたのは、四方を切り立った崖に阻まれた山頂。期限は一ヶ月、脱出不可能と思われるその場所から彼らは逃げることができるのか!?美しく賢い姫君の運命は!?極限状態に置かれても尚主君を守ろうとする武士っつうものの矜持、人間としての誇り、そんな諸々がわたくしを泣かす。登場人物が多いので、小劇場系の上手くて味のある役者さんを沢山使って映画化したら見たいね。女子は姫しか出てこないところも○。どうだろうか松竹あたりで。そしたら歌舞伎の三階さんもぜし出して。

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2005年11月 8日 (火)

『探偵倶楽部』

東野圭吾の『探偵倶楽部』(角川文庫)を読む。ストレートなタイトルがいいなと思ったんだけど。勝手な予想に反して、探偵そのものよりもVIP専用の会員制《探偵倶楽部》に調査を依頼した人々の側から見た事件、っつう描き方であった。なので探偵自身のことはようわからず。よって探偵好きにとってはなんだか物足りず。東野圭吾と相性悪いのかなー。

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2005年11月 7日 (月)

『働きマン』

安野モヨ子の『働きマン(1)(2)』(講談社)を読む。週刊誌の編集者として働く松方弘子28歳は、仕事スイッチがオンになると寝食も忘れ仕事に打ち込む。仕事したなーって思って死にたいという働きマンである。弘子と彼女のまわりの様々な働きマンを描いたこの漫画は、正直わたくしには眩しい。今まで色々な職場で働いてきたけれど、仕事楽しいとか充実感!とか感じた事はほとんどないし、まあそーゆー職選びをしていたり糊口をしのげればいいや的に仕事している自分が悪いんだとは重々承知ですが、弘子が羨ましい。そんな忸怩たる思いもあったりするけど、やっぱり読んでいてわくわくします。アツイぜ働きマン。

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2005年11月 6日 (日)

『雪のマズルカ』

芦原すなおの『雪のマズルカ』(創元推理文庫)を読む。女探偵でハードボイルド、っていうのは日本ではあまりないらしい。言われてみればそうかも。夫の後をついで探偵をやるという設定は柴田よしきの『観覧車』に似てるけどな。こっちのほうが凄腕で容赦なくてヘヴィだ。しかし時に高飛車で且つユーモラスな口のききようが芦原すなお的でくすっと笑える。それが救い。

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2005年11月 5日 (土)

『しをんのしおり』

三浦しをんの『しをんのしおり』(新潮文庫)を読む。三浦しをんの小説は割と好きで読んでいるが、むのすごい面白いと各方面で語られていたエッセイを読むのは初めて。うーん確かにこの爆発する妄想は只者ではないな。その行動と思考パターンには激しく親近感を覚えて、同い年くらいかなーと思っていたら案外10歳も年下だった。吃驚。本のタイトルに自分の名前を付けるなんて”ムネオハウス”みたいだと嘆くしをんに乾杯。

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2005年11月 4日 (金)

児雷也豪傑譚話

待ってました児雷也!っつうわけで御園座、南座と大成功をおさめた(←多分)児雷也豪傑譚話がやっと東京にやってきました。本日はカブキチのカッパとともに着物で張り切って新橋演舞場へ。席は3階のお安い席ではあるが、今回は3階も捨てたもんじゃないのだ。なぜにゃらば菊之助の宙乗りがあるからなのだ。宙乗りは3階に着地するのね。着地点は見えないんだけどかなり近くまで飛んでくるんですわ。うはうは。もう何回か観ているので話は知っているが、新しい発見もあったりしてやっぱり熱狂したよ児雷也。特に大詰めの場面がほんとにスゴイ!スピード迫力派手さかっちょよさと何拍子も揃っちゃってもうどこに注目すればいいのかわからんほどよ。主役の3人は勿論のこと、3階さんたちの華麗な立ち回りも菊五郎劇団音楽部も超シブイ。嗚呼また観たいな!まあ観るんですけどネ。おかげで今月は赤貧だが、我が道楽人生に悔いはなし...

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2005年11月 3日 (木)

映画『八月のクリスマス』

山崎まさよし主演の映画『八月のクリスマス』を観に行った。ほんと言うと私の正しい好みからしたら、山崎まさよし(以下まーちゃん)は確実にナシの部類に入る。太い眉毛にでかい目、でかい鼻、ガタイもいいし声もなんか変だし。でも好きなんす。まーちゃんと一緒になれるのならば、金も名誉も(ないけど)親も夫も捨てるわ!なほどに好き。おなごのハートを無意識に掴む君の握力には恐れ入るな。そんな按配のミーハー上等気分で観てきましたが、なかなか良かったよ。この手の話はやろうとすればえげつないまでにとことん泣きに持っていかれると思うけれど、あえて抑えた演出に品の良さを感じた。それでも泣けたんだけどー。相手役の関めぐみは怪獣みたいな可愛さがスバラシかった。勿論褒めてます。元ネタの韓流映画は...特に見なくてもいいかな。

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2005年11月 1日 (火)

『20世紀少年(20)』

浦沢直樹の『20世紀少年(20)』(小学館)を読む。もう20巻かー。久しぶりに出てきたキャラが誰だかわかりませんでした。こんなことではいかん、読み直さなければ...。毎回、いよいよ佳境!?っぽい。早く最終回が読みたいような、もっと続いて欲しいような、そんなマンガよ。

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