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2005年10月

2005年10月31日 (月)

『県庁の星』

面白そうだなーと思ってなんとなく買ってみた『県庁の星』(桂望実著/小学館)を読む。役人根性バリバリの、県庁のエリートが研修のため派遣された民間企業(っつってもスーパーマーケット)でどんなことをやらかしてくれるのか!?この根性直るのか!?そしてスーパーの面々にどんな変化をもたらすのか!?等々、異文化交流ぶりが予想できる範囲内だけど無難に面白い。いかにも織田裕二主演で映画にしそうな話だが。奴を思い出しながら読むのはシャクなので、エリートくんの”背が高い”描写の一点のみでアンガールズ田中をキャスティングして読んでみたら案外良かった。これから読む皆さんにも田中をお薦めします。

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2005年10月30日 (日)

『魔王』

待望の伊坂幸太郎新刊『魔王』(講談社)をやっと読んだ!休みの日に一気に読もうと思って、自分に焦らしを入れていたもの。そんなセルフ焦らしの甲斐もあって、ものごっつ集中してがっつり楽しんだ。楽しいばかりじゃないのが伊坂なんだケド。世の中の流れみたいなものの怖さ、そんな流れになし崩し的に追随してしまう怖さ、などの諸々に恐怖した。何よりも自分の頭で考えることをキモに銘じ、検索ばっかりしてないで思索しよう、ちゃんとしようと泣きながら思った。伊坂幸太郎、今年もわたくしを驚かせて唸らせて楽しませてくれてアリガトウ。

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2005年10月29日 (土)

『四国はどこまで入れ換え可能か』

佐藤雅彦の『四国はどこまで入れ換え可能か』(新潮文庫)を読んだ。読んだ、と言ってもほぼマンガなんですが。でも発想の転換というか、ひらめきと言うか、流石に佐藤雅彦!的な驚きがある。ベタかもしれんがミニ象がほしくなること必須。

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2005年10月28日 (金)

『夢の中の魚』

五條瑛の『夢の中の魚』(双葉文庫)を読む。鉱物シリーズの外伝で、新聞記者でありスパイでもある洪(ホン)の物語。アクの強い登場人物ばっかしのシリーズ中では、憎めない感じで割と軽め...と見せかけてかなり危険な凄腕スパイの彼をフィーチャリングしてるのが興味深い。あー鉱物シリーズの続きが早く読みたいのう。

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2005年10月27日 (木)

芸術祭十月大歌舞伎

久々の歌舞伎座でーす。本日千穐楽の夜の部を観た。笑いアリ感動アリ玉三郎アリ菊アリの、実に濃く美しい数時間であった。じいいいん。そして歌舞伎座で鴈治郎として演じるのは最後だったらしく、『河庄』終演後に鴈治郎はんの一人カーテンコール&ご挨拶があって感激。まだまだ生きるよ~、って感じの力強い挨拶であった。あやかりたいっす。

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2005年10月25日 (火)

映画『スクラップ・ヘブン』

加瀬亮&オダジョー&栗山千秋の映画『スクラップ・ヘブン』を観に行った。招待券を当てた友人が連れて行ってくれたのだよ。感謝感激。復讐請負ゲーム的な、この手の話は途中すかっとしたりもするんだけど、収拾のつけかたがムツカシイあるね。オダジョーはキレた演技とか無茶苦茶な感じとかが結構楽しそうに見えた。少なくともSHINOBIよりはずっと楽しそう....でもごめん、途中でちょっと寝ちゃった☆てへへ。

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2005年10月24日 (月)

『日はまた熱血ポンちゃん』

最近読みたい本が沢山あって5冊ほど同時進行しておるのだが、当然のことながらどれにも集中できずなかなか進まないっつう事態に陥ってます。これじゃいかん。で、本日は一気に山田詠美さんの『日はまた熱血ポンちゃん』(講談社文庫)を読んだ。いつもいつも腕白であばずれでほんとに楽しそうで、でもきっちり筋は通っていてかっちょいいなあっと思うことしきり。素敵っす!!近頃では熱ポンシリーズしか読んでいないので、たまには詠美ねえさんの小説も読みたくなったことだよ。

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2005年10月21日 (金)

『レタスバーガープリーズ.OK,OK!(10)』

ついに最終巻なのレタスバーガー....つうわけで涙にむせびながら、一頁一頁噛み締めながら、松田奈緒子の『レタスバーガープリーズ.OK,OK!(10)』(集英社)を読む。今回の口絵はなんとわたくしもだーい好きな仏・東寺の帝釈天だよ!ナイス!このマンガは稲造と綾の色恋沙汰も勿論良いのですが、家族と言ううっとおしいけどいとおしい存在がかなり大きく、大切に描かれております。それはもうずずんとストレートにくるんです。綾んちは言わずもがな、一見希薄な感じもするちょっと不思議な稲造の家にもちゃんと筋の通った家族愛があるし。しかし最終巻にして初登場の稲造の母には驚いた。ばーちゃんの梅子も相当な傑物だったが、母のエリさんはスゴイ。そんな諸々を味わいながらもう一回10冊読み直したいと思っております。

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2005年10月19日 (水)

映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』

邦非映非連・外伝...邦画ですらないんですけどね。さる筋では地味に話題の?SF映画『銀河ヒッチハイク・ガイド』を観に行った。原作は、さる筋では有名な小説であり、読んでみたいとは思いながらも未読で現在に至るが、やっぱりわたくしはSFってあんまし得意分野じゃないのな。正直よくわかりませんでした。モダンアートみたいな感じ?久しぶりに映画で寝たなあ。そして行く度に思うけど、六本木ヒルズってバカみたいだなあ。そんな外伝。

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2005年10月18日 (火)

『七緒』の木綿着物特集

新しい『七緒』(プレジデント社)が出ました。特集は木綿の着物。特集の度に思いっきり踊らされている様でなんですが、がぜん木綿の着物が欲しくなってくるのであった。正絹よりも気楽に着られそうだし。しかし着物全般の微妙なTPOが未だ掴めないというのもあり、帯とか草履とか合わせるのがムツカシそう。誠、奥が深いのう。まあとりあえず場数だな。つうわけで今年の秋はもっともっと着物で出かけたい所存です。

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2005年10月17日 (月)

『京都ご案内手帖』

一年を通してデフォルト京都行きたいわたくしですが、秋は更に京都行きたし(金はなし)といった感じでありますねえ。つうわけで平澤まりこ著『京都ご案内手帖』(ソニー・マガジンズ)を大事に読む。シンプルな装丁がとっても好感、中は写真もイラストも満載でなかなかかわゆらしい。ご案内してくれる場所もツボ。また新たに買いたい物・行きたい所が増えてしまうのな...なんて唸りながら、何度も何度もぱらぱら捲って楽しい本であるよ。

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2005年10月15日 (土)

『安楽椅子探偵アーチー』

松尾由美の『安楽椅子探偵アーチー』(創元社文庫)を読む。ミステリには、探偵役自身が事件現場に赴いたり調査したりはせず、人の話を聞いたりするだけで推理し事件の真相を導き出すっていう安楽椅子探偵モノというのがある。その種の探偵はアタマはいいけどやや好かんたらしい奴が多い気がしますな。本書もタイトルが示す通り、安楽椅子探偵なのだがしかし!その正体は...がミソですな。それ故ちょっとファンタジーっぽい。でもまあ正体が何であってもやっぱり安楽椅子探偵はエラソーなのであった。

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2005年10月13日 (木)

『明日の王様(1)(2)』

読書の秋到来だっつうのに漫画ばっかし読んでるなー。というわけで谷地恵美子の『明日の王様(1)(2)』(集英社文庫)をふるふるしながら読む。この人の『ぴー夏がいっぱい』が大好きなので購入。初めて観た芝居にすっかりココロを奪われ、私の生きる道はこれしかないといきなり芝居の世界に飛び込んだフツーの女子大生の有。なんとか入り込んだ劇団で色んなことを経験したり沢山の人と出会ったりして少しずつ変わっていく有が眩しいっす!やっぱり舞台ってイイネ!小劇場万歳!と叫んで走り回りたくなります。芝居を観て立てなくなるほど感動したことがある君や、食えなくてもいいから好きな劇団とともにありたいと思いつめたことがある君に、確実にヒットすると思うよ。全六巻、早く続きを読ませてくれ。

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2005年10月11日 (火)

『熱氷』

五條瑛の『熱氷』(講談社文庫)を読む。氷山ハンター(という職業があることを初めて知った)の主人公が、姉の残した子供を救うべく奮闘するみたいな話。そこへテロリスト・やくざ・武器屋・政治家などがフクザツに絡み合い、息詰まるラストを迎え...っつう、相変わらず男らしいストーリー展開であるわ。結構楽しめた。武器屋の兄妹が超キュート!別の作品でも出して欲しいなー。

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2005年10月10日 (月)

『日本妖怪巡礼団』

荒俣宏の『日本妖怪巡礼団』(集英社文庫)を読む。荒俣宏団長とその仲間達が鬼やカッパ、狸、各種妖怪の面影を求めて主に関東近辺を巡礼したレポート。本所七不思議なんかは興味深いけど、心霊スポットは特に知りたくないのでそっち方面は別にして欲しかった...。あと、私が通っていた幼稚園のある寺には”狸が茶釜をくれた伝説”が残っていて地元ではちいちゃく有名であるのだが、巡礼団がそこも訪れていたのが個人的に面白かった。

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2005年10月 8日 (土)

『女形』

作家もよう知らんし、ハードカバーだし、どうしたものかとは少し悩んだが思い切って買ってみた『女形』(不知火京介著/講談社)を読む。東京の元禄座と京都の北座、二つの劇場で同時に歌舞伎役者が舞台上で変死するっつう事件が発端。幕開け、北座ではいきなり忠臣蔵の五段目・斧定九郎の場面だ。そして1ページ目から”三階さん”という言葉が出てきちゃうのだ。おお、主人公のすみれちゃんは三階さんか!これでわたくしのココロは決まりだ。三階さんマニア?としては出来はどうあれ、読んでみずにはいられまい。つうわけで最初から最後まですっかり堪能、普通の人はどう思うかは微妙、でも私には的確にヒットした一冊であった。ミステリとしては正直どうなの?ってとこもありますが、動機やなんかは充分納得がいくような。色んな無理!も、歌舞伎界だから、で全部納得。ラストはちょっと泣いちゃった。役者馬鹿とか馬鹿旦那と言われている梨園の問題児・信十郎に海老蔵をキャスティングすると面白いかも。ところで著者は乱歩賞作家らしいよ。知らなくて御免ね。

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2005年10月 6日 (木)

映画『メゾン・ド・ヒミコ』

ついに見てまいりました、映画『メゾン・ド・ヒミコ』。ざっくり言ってしまえばゲイの老人ホームの話だが、なんか良かったなあ。ヒミコ(田中泯)の美しい肉体と、静かなのに迫力のあるたたずまいにまず圧倒される。老いてもキュートでちょっぴりお下劣、しかし洒落者でイカしてるアクの強い住人達。楽しそうな暮らし振りだけど、やはりそこはかとなく哀しくせつなくやるせないこともある。男祭の中にあって、常時眉間に皺を寄せ不機嫌なカオをしてるのに可愛くて、そしてかなりすっとぼけた面白味のある柴咲コウがイイです。そして何はなくともオダギリジョー!スバラシすぎる...嗚呼その魅力を語るには言葉が足りませんわ。ほんと、良かったなあ。

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2005年10月 4日 (火)

『北村薫のミステリー館』

必殺読書人・北村薫プレゼンツ『北村薫のミステリー館』(新潮文庫)を読んだ。北村薫さんが選んだ、本格、絵本、短編、エッセイなど、どこか不思議で何かが残る変わった味わいの18篇。幅広い読書の守備範囲に脱帽っす。いや、守備範囲なんてないのか。寝る前にいっこずつ読むのも良いと思われます。私は岸本佐知子という人の文章がいたく気に入った。こうやって読みたいものが増えるのもまたアンソロジィの楽しみですな。

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2005年10月 3日 (月)

BGM『塊は魂』

カータマリダマスィー♪つうわけで、まだまだしつこくやりこんでいるゲーム『みんな大好き塊魂』のオリジナルサウンドトラックCD『塊は魂』を買った。これでゲームをやらなくても塊魂の素敵なお歌を聞くことができるわけである。う、うれすい。かなりの名曲揃い。最近会社で辛い時(って常時なんすけど)は、キリンジの『つよがり魂』をちっちゃな声で歌っているおさるです。ライバルは自分です。

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2005年10月 1日 (土)

『バラ色の明日(1)(2)』

いくえみ綾の『バラ色の明日(1)(2)』(集英社文庫)を読む。久しぶりにいくえみなんて買ったけど、随分絵が変わったなあ。私が読んでいたのは『以心伝心のお月さん』とかせいぜい『I LOVE HER』までですものね。男子が大体において昔よりも骨太になっていたのがちょっと寂しいかも。しかしなかなかイイネな短編集であった。3,4もあるみたいよ。

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