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2005年9月

2005年9月30日 (金)

『MOMENT』

本多孝好の『MOMENT』(集英社文庫)を読んだ。本多孝好は結構静かに好き。うっすらハルキな感じがする、と言ったら褒めてるつもりだけど著者的にはどうなのかな。病院で清掃のバイトをする大学生の主人公が出会う、最期の時を迎えようとする入院患者や残されるまわりの人たち。普段はあまり考えない”死”そのものについてや、”人は人生の終りに何を想うのか”といったことにきっちり向き合っているが、これみよがし(って言い方変だけど)じゃないところが良い。

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2005年9月29日 (木)

映画『忍 SHINOBI』

オダギリジョー目当てで映画『忍 SINOBI』を観に行った。上映後、後ろの席の人がふかーいため息をついていたのが印象的。今日は厄日だね、とぼやいている女子もいた。松竹映画ファンド失敗っすか...?ま、そんな感じの映画。うーん悪くはないんだけどねー全てが見事に中途半端。もうちょっと何とかすれば何とかなる題材なのにな。オダジョーやる気あんのか?って役だったけど、とにかく文句なしにかっちょいいので彼に関してはチャラ。とりあえず原作を読んでみたくなりました。きっと面白いに違いない。

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2005年9月26日 (月)

『桜闇』

篠田真由美の『桜闇』(講談社文庫)を読んだ。建築探偵・桜井京介シリーズの短編集は、通常のよりも面白かった気がする!興味深い建築物がばんばん登場するし、お馴染みのキャラクターがそれぞれの視点で語ったりするのも変わっているし、何より適度な長さなのが良い。って身も蓋もない褒め方か。澁澤龍彦や高橋克彦の著書にも登場する、会津の栄螺堂にはぜし一度行ってみたいね。

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2005年9月25日 (日)

山崎10周年(否・邦正)

山崎まさよしの10周年記念ライブに行ってきた。ライブなんて5、6年ぶりであります。しかもその時も山崎まさよし。今も昔も天然パーマであることよのう。今日は赤レンガパークの野外特設会場で、しかも外は雨、傘はない(あるけどさしてはいけない)陽水な状態であった為、ちょっとした修行の様相。40歳手前で4時間雨の中を立っているのは正直辛かったとこもあるが、でもほーんとに行って良かったぞ。ちょこちょこ泣いちゃったよ。わし、まーちゃんのことをこよなく愛していたのね...ってことを思い出した。愛が持続しない女だが、しばらくはまーちゃんの母性本能直撃系かわゆらしさを反芻しつつCDを聞く所存です。

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2005年9月24日 (土)

『お鳥見女房』

諸田玲子の『お鳥見女房』(新潮文庫)を読んだ。鷹狩の下準備をする役職”お鳥見役”を代々務める一家の物語。お鳥見役は幕府の密偵という裏の役目もあり、それ故に大家族の心温まる逸話の中にも時折暗い影がさす。がしかし、何があっても当主の女房・珠世さんの人柄が全てを明るく優しく包み込んでしまうのであります。貧しくとも人間このように生きていきたいものよのう、としみじみ思うわたくしであった。

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2005年9月23日 (金)

Meets!

京都好きの間では有名なMeetsRegional別冊の『京都本』(阪神エルマガジン社)が出た。京都へ行くならMeetsだけ持っていけばもういいや、ってくらいにわしらはアツく支持しております。そして実際かなりの率で活用。今回も”古都的エンタテインメント お寺の遊び方”なんてツボであった。嗚呼またもや京都に行きたい熱が一気に上がる、誠に罪作りなMookであると言えましょう。

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2005年9月21日 (水)

『ザ・ジョーカー』

大沢在昌の『ザ・ジョーカー』(講談社文庫)を読む。大極宮の中では大沢氏のみ、その作品をほとんど読んだ事がないのだが、本作はハードボイルドだっつうのでトライしてみた。あらゆるトラブルを請け負う男”ジョーカー”は素性も本名も謎に包まれておるが、腕は確かでアタマもきれる。彼に会えるのは六本木のとあるバー。次々と持ち込まれる仕事はどこか危険で胡散臭いものばかり...っつう、おおハードボイルド!な感じでありました。ちょっと殺しすぎかな。でもまあジョーカーだから、ってことで。このシリーズならまた読んでもいいかも。

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2005年9月20日 (火)

『東京奇譚集』

村上春樹久々の新刊『東京奇譚集』(新潮社)を読む。村上春樹に関してはイイしか言わないバカファンなので、今回もイイ、と。『品川猿』なんて、タイトルからして好きだな。やっぱり村上春樹の新刊が読めるってシアワセ。

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2005年9月19日 (月)

『レタスバーガープリーズ.OK,OK!(9)』

今一番好きかも、な漫画・松田奈緒子の『レタスバーガープリーズ.OK,OK!(9)』(集英社)を読んだ。時代小説家・綾と挿絵家・稲造の、お江戸なカップルは超理想。といいますか稲造が理想の男子!ですわ。”結婚”という言葉よりも”祝言”とか”添いとげる”のほうがしっくりくるっていうのはわかる気がするなー。

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2005年9月17日 (土)

『ゲッベルスの贈り物』

藤岡真の『ゲッベルスの贈り物』(創元推理文庫)を読む。謎のアイドル・ドミノの正体を探るハメになったプロデューサー、著名人を次々手にかける殺し屋、多発する自殺の謎、そして”ゲッベルスの贈り物”の真実とは...みたいな、なんだかてんこもりなミステリ。テンポ良く、仕掛けもちょこちょこあるので飽きない。著者が自分で言っている、”意外な結末に総毛立ち”とまではいかないにしても、なかなか楽しめる。他の作品も読んでみたいです。

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2005年9月15日 (木)

映画『妖怪大戦争』

終了ギリギリの夏休み映画『妖怪大戦争』を観に行った。んもうスバラシイわ三池監督!カンヌだのヴェネチアだのどんどん行って世界の皆さんに見せてあげましょう。日本にはこんなに沢山妖怪がいるんだね。妖怪好きならば間違いなく楽しめるけれど、そうじゃなくても笑い所満載。見どころも満載。子役に全く関心のないわたくしにもがつんがつんヒットする神木君のかわゆらしさと達者な演技、カッパ史上最高の出来と京極様が言っていた阿部サダヲのカッパ、あんな人やこんな人まで出ているオドロキのキャスティング。これをおかずに何杯でも御飯が食べられるぞ。ビバ妖怪祭!

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2005年9月14日 (水)

『のだめカンタービレ(13)』

待望の『のだめカンタービレ(13)』(二ノ宮知子/講談社)発売で即買い即読み。ほんとにありとあらゆる意味でスゴいねこの女...のだめほどの規格外だからこそ、あの千秋様とうまく行くのでしょうか。嗚呼呪文料理が食べたいデス。今回、のだめ祭とかで特製しおりがついていた。ちなみに黒木くんだった。いぶし銀...

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2005年9月12日 (月)

『東日流妖異変』

篠田真由美の『龍の黙示録 東日流妖異変』(祥伝社文庫)を読む。澁澤龍彦を彷彿とさせる著述家・龍緋比古(りゅうあきひこ)モノ第二弾は、キリスト伝説が残る青森のあやしい村が舞台。”御還り祭”という謎の儀式、奉られたものの正体、そして壮絶な闘い....いかにもな展開ではありますが、こーゆうのが好きならば楽しめます。私はなんだかんだ言って楽しめた。でもなんか大袈裟。伝奇ロマンなのだからそれがキモなのだろうが大袈裟。続きが出たらこれまた買うと思うけどね。

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2005年9月11日 (日)

『τになるまで待って』

もうタイトルすら読めないんです、森博嗣の『τになるまで待って』(講談社ノベルス)を読む。超能力者の別荘で起こる密室殺人よー。館モノよー。そんなGシリーズ最新刊だが、正直どうなんだこのシリーズは??これで事件は解決してるのか??そもそも面白いのか??等々多数の疑問はありつつ、やっぱり出ると買ってしまうのであった。うーん。でもまあ海月くんは嫌いではない。

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2005年9月 9日 (金)

『隅田川浮世桜』

小杉健治の『隅田川浮世桜』(講談社文庫)を読んだ。”梨園と花柳界を舞台に描く芸と愛と人情の物語”っつう触れ込みにひかれたもの。タイトルも今知りました。明治の世、今をときめく歌舞伎界の御曹司・市之助が初日に穴をあけ失踪!どうする市之助!そして馴染みの芸妓・志津香は!?みたいな掴みは良いね。確かに題材は興味深いのだけど、なんとなーくまとまりがないような。なんとなーく惜しい感じ。仕組まれた陰謀も今ひとつ分かりにくいし。あと芸妓さんの格好とか、芝居の衣装の描写なんかがほとんどないのがこれまた残念であった。そうゆうところも味わいたいのねー。

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2005年9月 7日 (水)

ただ、本を買うシアワセ

しさしぶりに本屋のハシゴ。嬉しくてガンガン買ってもうたよ。あれ、もう一銭も残ってなかったのでは...?つう疑問も残るが、お金の出所は貧相な食生活を見ればうっすら予想がつくのね。てへへ。読む本が沢山あるので、また会社を休みたくなっている怠け者であった。雨だしー。そういえば今月のダ・ヴィンチの新刊情報にも京極様の新刊出版予定が書いてあるけど、これはウソらしいっすね。絶対今月は出ないって京極様が言ってた。どうなのよ講談社。

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2005年9月 6日 (火)

『京都スタイル』

バックトゥ読書生活?。甘里君香の『京都スタイル』(新潮文庫)を読んだ。東京から京都に移り住んだ著者が、京都人の知られざる心の中!みたいなものを長年かけて探り出しまとめた一冊。京都好きだけど、やっぱりわたくしは上辺だけしかわかってないです。と言いますか深くわかりたくはないような。チャレンジャーやわあ、な意見分析にはかなり驚く。徹底した”自分が一番”主義とか、”値打ちのない”ものに対する扱いとか、”人がようなるのを良しとせん”から言う悪口とか、んもう関東の人間にとってはダメージ大きそうな話が続く。でもやっぱりそんなスタイルを持っていることが羨ましくもあるな。直ぐに全部真似するのはちょっと危険だけど、見習うべき点も多いのであった。興味深いな京都人。

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2005年9月 4日 (日)

海老蔵襲名披露公演・大津篇

カブキチの友人カッパと供に二泊三日で大津へ行ってきた。琵琶湖ホールにて行われる、海老蔵襲名披露公演を観劇の為。何も琵琶湖まで行かずとも....つう意見もありそうだが、すこぶる楽しかったので俺たち的にはオールオッケー!琵琶湖のほとりのびわこホテルは温泉アリで快適だったし、久々に見仏した比叡山延暦寺、石山寺、三井寺全て圧巻で、イイネ滋賀県!といった按配だった。カッパのお知り合いのお陰で席は一番前のかぶりつき、ものごっつ至近距離でこっちがハズかしくなる程でありました。團様お休みで寂しかったけれど、頑張ってたぞ海老蔵。新七さんが超素敵。最終日は京都に出て旨いランチと買物三昧で、もう一銭も残っていません的な。9月は静かに暮らしますわ。ほんとか。

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2005年9月 1日 (木)

『非在』

鳥飼否宇の『非在』(角川文庫)を読む。写真家の猫田が奄美大島の海岸で拾ったフロッピーには、ある大学のサークルが蓬莱と思しき島で人魚や朱雀、仙人と会ったという調査記録が記されていた....っつうことから始まる孤島ミステリ。そんな発端はかなりわくわくではあるのだが、全体的にうううううん?な感じ。虫とか生き物に関するうんちくが多いかなー。登場人物もいまいちかなー。久々に本を読んだのに、また明日から歌舞伎巡業道楽旅行で少しお休み。琵琶湖行きです。

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