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2005年7月

2005年7月30日 (土)

『触身仏』

北森鴻の『触身仏 蓮丈那智フィールドファイルⅡ』(新潮文庫)を読んだ。アタマが切れて美しい異端の民俗学者・蓮丈那智が、研究を進める中で何故か頻繁に巻き込まれる事件を解決しつつ、五百羅漢、大黒天、即身仏などの謎についても迫る。その謎解きがなかなかに説得力があって、大層読み応えのあるシリーズであります。ドMちゃんなのか?なワトソン役の助手・内藤三國がちょっと可愛い...。木村多江主演でドラマ化らしいですが、割と納得のキャスティングかも。美人だし。

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2005年7月29日 (金)

リク、イラ、ヒナコさん他

そういえば随分前だけど芥川賞&直木賞が決まってましたな。不勉強の為、両方共よく知りませんの。いったいいつになったら恩田陸に直木賞を差し上げるのでしょうか。タイミング逃しまくり?
そういえば杉浦日向子さんが亡くなりましたね....ショックであった。お江戸の師匠と勝手に思っていたのに。師匠のことを思いながら蕎麦を食べた。
そういえば来週石田衣良のサイン会がまたまたあるの。新宿は遠いので連れ合いに整理券を頼んだがまだ本が入荷してなかったらしい。ホントかよ。とりあえず予約はしてくれたと言うが、いまいち連れ合いを信用できないのはわたくしに問題があるのだろうか。そんな日々。

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2005年7月28日 (木)

『ハミザベス』

やや気になる作家・栗田有起の『ハミザベス』(集英社文庫)を読んだ。なんだよハミザベスって...と思いつつ、なぜか心を掴んで離さないこのネーミング。なんとも微妙な魅力である。同時収録の『豆姉妹』は更にイケる。なによなによ?って言う間に起こる色んなことが、ハードに違いないのに淡々としていて笑っちゃう感じもあって。わたくしは栗田有起についてまだぜんぜんうまく語れないけれど、いしいしんじの解説が絶品だからそれを読むが良いさ、と思う。この解説だけで完成された作品のようです。こんなところで思いがけずいしいしんじのすごさを再確認。

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2005年7月27日 (水)

『タイガー&ドラゴン』

宮藤官九郎の『タイガー&ドラゴン』(角川書店)を読んだ。虎児じゃないが、”泣いた、笑った、面白かった”...。ドラマは一話につき二回は見ているのに、更にもう一度見たくなること必至。勢いだけのどん太一発ギャグも声に出して言わずにはいられない。まいったねえ、どうも。つうわけでタイガータイガーじれっタイガー!でドロンします。

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2005年7月25日 (月)

『沈黙』

ロバート・B・パーカーの『沈黙』(ハヤカワ文庫)を読んだ。年に一度、秋頃に文庫化されていたスペンサーシリーズであるが、何故か今年はこれで二冊目。なんにせよ新刊が読めるのは嬉しいので問題なし。スペンサーについては何がどう転んでも全てオッケーなので今回も普通に楽しめた。ホークの知り合いの大学教授が巻き込まれた同性愛問題と、スーザンの友人が受けているストーカー被害という二つの事件を抱えることになったスペンサー。しかも二つともやっかいな上に無償。その辺も含めてあいかーらずなスペンサーにラブ!でありました。スペンサーシリーズが永遠に続けば良いなあと無理なことを願う。

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2005年7月23日 (土)

本が落ちてきた

今日の大きな地震で、本棚の上にいーかげんに積んであった文庫本の山がとうとう崩れた。もう無茶苦茶。本当になんとかしないといかんな。この下で寝ているので、夜だったらかなりのダメージだったな。等々反省しつつ、今度はじかに床に積んだ。おんなじじゃん....

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2005年7月22日 (金)

『七緒』

大人のゆかた、が特集だったので『七緒』(プレジデントムック)を買った。涼しげな萩の浴衣にパラソルをさした横顔美人がなんとも言えず良い表紙である。KIMONO姫あたりではちょっと辛いと感じている妙齢の女子にはもってこいか。色々な浴衣と帯の組み合せは、いくら眺めていても飽きないですわ。楽しいなあ。敬愛する中野翠さんによる銀ブラ記も即行ってみたくなる所がいっぱい。今年も沢山浴衣を着たい。

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2005年7月21日 (木)

『キャッツアイころがった』

黒川博行の『キャッツアイころがった』(創元推理文庫)を読む。キャッツアイ絡みの殺人事件を京都の美大生が追うっつう設定に引かれたが、可もなく不可もなく...であった.。本作で第四回サントリーミステリ大賞を受賞したらしい。そして創元社からはこの人の文庫が沢山出ている。その他の作品もチェックするべきなのか?逡巡するところではあるが、まいっか。的な。

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2005年7月18日 (月)

ミシンが家にきた

先日知り合いがやっている着物の古着屋さんで、洋服にしたら良い感じの着物等を買ってきた。その後早速本屋にて『キモノで、スカート』(鈴木みえこ/文化出版局)という本をみつけ購入。熟読しているうちにどうにもやってみたくなり、とうとう本日ミシンを買った。うひゃひゃ。何か縫ってみよう!と張り切ったが、糸がないことに気付き断念。糸って何処で買えばいいのかなー的な基本の疑問を抱きつつ、とりあえず買った着物を洗ってほどいたところで早くも疲労困憊である。今日はこの辺で勘弁しといたるわ。

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『アジアンタムブルー』

活字ジャンキーな友・複数から強力に薦められていた、大崎善生の『アジアンタムブルー』(角川文庫)をやっと読む。そして泣き。大切な人を失うことの痛さは、大切な人を失ったことのある人ではないとほんとうは分からないのかもしれない。でも誰にでも訪れるその時をどう過すか、そしてその向こうをどう生きていくかなんてことをしみじみ思わずにいられない小説であった。同じような題材でもセカチューとのこの違いは何でしょうか。ぜしその辺りも味わって頂きたいものよのう。

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2005年7月17日 (日)

『殺人症候群』

貫井徳郎の『殺人症候群』(双葉文庫)を読んだ。警視庁内で表立って捜査できない事件を処理する秘密組織の暗躍を描いたシリーズ三部作の完結篇で、三冊中最も長く題材もヘヴィ。未成年者の犯罪、復讐としての殺人、正義とは何か等々提起される問題は難しくてでかいにも関わらず、ぐいぐい読ませる。正直読んでいて辛い部分も多かったけれど、気をそらさせない凄みがある。色んな意味で、結構どーんとくる一冊。

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2005年7月14日 (木)

『not simple』

何かで紹介されていたのを見て、ずっと読んでみたいと思っていたオノ・ナツメの『not simple(1)』(ぺんぎん書房)、会社の近くにある本屋で平積みになっていたのを買って即読み。お洒落なイラストのような絵柄がイイ!と思ったのだが、話は暗いの。気が滅入るくらいの。しかもこれ1巻だからまだ続くの。この悲惨なお話の顛末は気になるけれども、どうしようかなーといったところか。でもほんとに絵はイイんだ。外国の絵本みたいで。

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2005年7月13日 (水)

動く菊之助

最近『NINAGAWA 十二夜』絡みのドキュメンタリーっぽい番組をよくやっている。テレビでこれほど立て続けに菊を見られるなんて滅多にないので、単純に嬉しくてたまらんわたくしである。蜷川さん有難う。それはさておき、こんな風にネタバレ的に舞台のあんなことやこんなことを放送してしまって良いのかなあ。これから舞台を観る人のオドロキは間違いなく半減だと思うが。かく言うわたくしはもう一回行くので、それまでに録画した『情熱大陸』やなんかを何度も何度も何度も見て予習復習に努めたい。予習復習??

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2005年7月12日 (火)

『オテル モル』

なんだか気になっていた栗田有起の『オテル モル』(集英社)を、マンキー父に借りて読んだ。その存在意義、たたずまい、諸々の仕組みや宿泊客に至るまで相当変わっているホテル(フランス語でオテル)で働くことになった女子の物語。このような場所にある、このような風変わりなホテルの話を読むと、村上春樹みたいだなと思ってしまうのはハルキ世代の悪い癖か。否・角川春樹。つうわけで他の作品もぜし読んでみたい。

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2005年7月11日 (月)

『死神の精度』

やっとやっと、伊坂幸太郎の最新刊『死神の精度』(文藝春秋)を読む。直ぐに読んでしまうと勿体無い、とは思ったけれど読み始めたら一気であった。嗚呼勿体無い。タイトルが示す通りの死神のお話で、元来の暗~い死神的イメージとはやや趣を異にしたすっとぼけた死神(その名も千葉さん)のキャラが味わい深い。天使は図書館に集まるらしいが、死神の集まってくる憩いの場所もなかなか洒落ている。死をもたらすものだと言うのに、伊坂幸太郎作品にしては割と平和な時が流れている印象です。

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2005年7月10日 (日)

『役者は勘九郎』

博多座の隣には芝居関係の書籍が充実している小さな紀伊国屋書店があって、なかなかマニアックな品揃えがとっても嬉しい。本日読んだ関容子さんの『役者は勘九郎 中村屋三代』(文春文庫)は、先日の歌舞伎鑑賞の折に記念に買ったもの。関容子さんの書く歌舞伎まわりのお話は、丁寧であったかくて隅々まで行き届いている感じが心地よくて好き。役者だけでなく、古くからの付き人さんや裏方さんの貴重な話を読むのが、今大層楽しく思えるおさるであった。

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2005年7月 9日 (土)

『キレイ』

松尾スズキのミュージカル『キレイ』を観に行ってきた。奥菜恵がケガレ役だった初演に行っているので芝居としては二度目であるからか、諸々のオドロキも中くらい。嗚呼これが”すれる”ってことなのかしら。今回はモー子こと酒井若菜が体調不良で降板し、代打鈴木蘭々つういきなりな配役にホントどうよ!?と危惧しておったが、結果的には蘭々オッケー!だったよ。あれだけの変な歌を短い期間に覚えて歌うのは無理と思ってたのに。わしにやらせろ(何しろサントラを繰り返し聞いたので全部歌える)と豪語していたが、蘭々で良しと言う結果に落ち着いた。そんな何様的なところも含めて楽しめた『キレイ』。やっぱり好き。

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2005年7月 8日 (金)

『NINAGAWA 十二夜』

七夕の日に菊様にお会いできるなんて。と目をうるうるさせて歌舞伎座へ赴く。七月大歌舞伎は、蜷川っちなんて気軽に呼べない世界のNINAGAWA演出のシェークスピアモノ『十二夜』で大冒険っす。菊之助が双子の男女二役を演じておるのも話題です。本日初日で蜷川っち(って呼んでるじゃん)も菊ママ・冨司純子さんもいらした。見る前は、蜷川さんの作る芝居は好きだけど歌舞伎はどうなのと正直心配だったりもした。しかし舞台美術こそ独特ではありましたが、意外にいい意味で蜷川色を抑えた風、結構歌舞伎だった。”男子のふりをしている姫”を演じている時の菊にちょっと倒錯した”萌え”を覚えました。イケナイ鑑賞法か。その後出待ちで権一さん(ナイスなおじいちゃん)などを見てすこぶる嬉しかった。初日の為かスーツ着用の方が多く(松緑以外)、誠に素敵。そんな七夕。

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2005年7月 7日 (木)

『ふたたびの虹』

柴田よしきの『ふたたびの虹』(祥伝社文庫)を読む。丸の内でおばんざいの店を営んでいる女将とそこに通う常連客の、ほどほどの距離感な心の通い合いが良い按配です。とにかく料理が旨そう!こんな店があったら通いたい。今NHKにて元ウインクのどっちか主演でドラマ化されているらしいのでちょっと見てみたい。私のイメージではウインクでは若すぎるが。

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2005年7月 6日 (水)

『蟲師(6)』

漆原友紀の『蟲師(6)』(講談社)を読む。6巻ともなると良くも悪くも展開に慣れつつあり、このへんでいっちょボスキャラ的に強くて悪質な蟲を出して頂きたい気もする。今秋アニメ化らしいですが、どうかなあ。

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2005年7月 5日 (火)

『GOTH 僕の章』

乙一の『GOTH 僕の章』(角川文庫)を読む。角川商法?により何故か二分冊されているものの二冊目で、『夜の章』よりも更に更にダークであります。ここまで行くとやっぱりわたくしには理解不能。これからもこの主人公たちに感情移入は極力しないよう、距離を置いて暮らしたいものだ。とは思うがきっと忘れることはできない、なかなか強烈な作品。本格ミステリ大賞を受賞したらしいですが、本格って??よくわからない。

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2005年7月 4日 (月)

リリーくんサイン会

腫れぼったいカオのまま、横浜ルミネの有隣堂へリリー・フランキーのサイン会に行く。サイン会で作家さんの前に椅子が置いてあるのは珍しく、そこに座って同じ目線でお話できるのは親切且つドキドキであった。思ってたよりも華奢でテレビで見るより256倍かっちょよかった。声が素敵。ぼそぼそした話し方もツボ。題字に至るまで良かった的な感想を書いて渡しておいたら、「題字はオトンが書いたんだよね」ってぼそぼそ言ってた。うーんやっぱし。とにかく感激致しました。ラブ!リリーくん。

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2005年7月 3日 (日)

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』

泣きすぎて目が腫れた。リリー・フランキーの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社)である。初の長編小説で、リリーくんの渾身の直球にがつんがつんヤラれた。タイトルが示す通りの親子三人の物語であり、とりたてて特別ではないけれど、親が子を又は子が親を思う気持ちという普通のことが大層強く胸を打つ。打ちまくる。ちょっと自分のオカンにも通じるものがある、愛すべきママンキーの人柄がたまらない。全部読み終えて、いい本だなあと改めて装丁やなんかを見ていたらそこにあった名前にまた泣けてきた。良かったねママンキー、と心底思った。

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2005年7月 2日 (土)

『20世紀少年(19)』

浦沢直樹『20世紀少年(19)』(小学館)を読む。もう19冊かー。そろそろ決着をつけてもらわんと....な感じになってきた。これからどーなるんですか浦沢さん!そして”ともだち”誰なんですか!つづく。

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2005年7月 1日 (金)

『鏡の中は日曜日』

殊能将之の『鏡の中は日曜日』(講談社文庫)読了。14年前に鎌倉の梵貝荘という館で起こり、ある名探偵が既に解決した殺人事件の再調査依頼が、平成の名探偵・石動戯作の元に持ち込まれる。現在と過去が交錯する中、見えてくる真相とは??みたいな話。『黒い仏』ほどではなかったにしても(あれは特殊)、まんまと騙されて驚いた。驚けるって嬉しい。続編の『樒/榁』も収録しており、お得な一冊。それに比べて『GOTH』は...ってしつこいか。

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