2009年7月 7日 (火)

梅雨時漫画祭

最近読んだ漫画のまとめ。『かぶく者(5)』(デビッド・宮原&たなか亜希夫/講談社モーニングKC)、連獅子のクライマックスはすげええええ。芸の攻防戦の向こう側で、新九郎と銀乃介はご見物にどんな風景をみせるのか?ちょっと鳥肌たったかも。次の演目もすこぶる楽しみー。巻末の「デビ夫流歌舞伎鑑賞術」もなんだか変な説得力があってオモシロい。『PLUTO(8)』(浦沢直樹×手塚治虫/小学館ビッグコミックス)は遂に最終巻。そうです憎しみからは何も生まれないっす...。ロボットだってそんな大事なことを知っているのに、人間の愚かさに悲しくなる。自分含め。『BILLY BAT(1)』(浦沢直樹&長崎尚志/講談社モーニングKC)、掴みはオッケー!そしてこれまた風呂敷の広げ甲斐がありそうな時代&題材にわくわくすると同時に、とにかく畳みきれるよう頑張って欲しいと密かに願う。『ファンタジウム(4)』(杉本亜未/講談社モーニングKC)、長見良が時折発するひとことは驚くほど深いぜ。にしてもガンテツさんはどうみても男だろう。最後に女子漫画、『本屋の森のあかり(5)』(磯谷友紀/講談社コミックスKiss)、どんな職場でも色々あるよねー的な展開。今回わたくしの好きな副店長・杜三さんの影が薄く...加納緑株急上昇か。ま、どっちも眼鏡だから問題なし!以上。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 6日 (月)

『レインツリーの国』

有川浩の『レインツリーの国』(新潮文庫)を読む。今更で誠に恐縮ですが、図書館戦争シリーズを読みたくなったほどツボだった!昔読んだ忘れられない本がきっかけで、メール交換から始まったひとみと伸行の関係。まずこの、好きな本について突っ込んで語り合える人の存在が超貴重!それがわかるわかるわかり過ぎる~な、わたくしとしてはとりあえずガツンと引き込まれた。ネットで知り合い、リアルの世界で逢うことになった二人がたどるその後は?的なラブストーリー。程度を比べることはできないけれど、誰しも他人に理解できない辛さを抱えている。そのことにどうやって向き合うか、どうやって他者の痛みを少しでもわかろうとするか、みたいなことを考えさせられた。もがきながらもきちんと気持ちをぶつけ合っていく二人に涙デスよ。恋っていいっすね☆

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 5日 (日)

『プラスチック・ラブ』

樋口有介の『プラスチック・ラブ』(創元推理文庫)を読む。高校二年生の木村時郎を主人公にした短編8つは、創元推理文庫だけど普通の青春小説のようでもある。しかして樋口有介なので、この時郎くんという子は若いわりに老成しており、女子相手に気の利いたせりふも言えるし、嘘をつかねばならんときにきちんと嘘もつける。よって案の定モテる。いつも違う女子と一緒にいて、まるで柚木草平を若くしたような憎いあんちくしょうぶりであります。その草平くんもちょっとだけど登場して、「俺は三十八年も生きているけど、気の弱い女になんか、一度も会ってない」なんて深い事を言ってるのがウレシイ☆気の弱い女もいますよーここに。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年7月 4日 (土)

「千人の交響曲」

7月1日のことですが、ミューザ川崎シンフォニーホールの開館五周年記念バースディコンサートへ行ってきた。自分、クラシックはいいとこ「のだめ」が限界で全く門外漢なんすけど、縁あって誘って頂き気合を入れて鑑賞。曲は五年前のオープニングと同じものだそうで、マーラーの「千人の交響曲」。オーケストラのバックに大体500人くらいの合唱団?がいてとにかくかなりの迫力でありました。途中なかだるみするも(長いです)、概ね普通に面白かった!人の声ってすごいなーという小学生みたいな感想ですまん。当たり前だが世の中には色々な音楽があるのね。久しぶりに新鮮で豊かな気持ちになったことだ。たまにはこんなのも良いな。皇太子殿下もいらしてましたよん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年7月 1日 (水)

『スイートリトルライズ』

江國香織の『スイートリトルライズ』(幻冬舎文庫)を読む。江國か...と思ったが(嫌いなわけではないけど、どこか遠い国の話みたいな馴染めなさがありますねん)、「映画化決定・主演大森南朋」の帯だけで即購入。今や大森南朋は購買の起爆剤に?あくまでもわたくしにとってこの手の小説の醍醐味は、あーわかるわかる!っつう共感ポイントが多少なりともあることですが、何しろ江國香織の世界は遠いのでその辺はあまり乗れず。しかし対岸の火事的には実に興味深い。テディベア作家(...)瑠璃子と、ゲームばかりやっている二歳年下の夫・聡の、結婚生活の中でお互いに少しずつ重ねていく嘘。何か変で好かんたらしい夫婦...と思うも、じゃあどんな夫婦が普通なんだよと言われたらよくわからん。「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」つう瑠璃子の言葉は自分勝手でしゃらくさいと思うが、これがなかなか言いえて妙かも。でも友達にはなりたくないタイプ。唯一親近感を持てたのは聡の後輩のしほちゃん。真っ直ぐさとパッションは買える。
で、これ映画化されたら観なくちゃいかんの俺?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月29日 (月)

「NINAGAWA十二夜」@新橋演舞場

昨日のことですが、新橋演舞場へ「NINAGAWA十二夜」千穐楽を観に行った。ロンドンの凱旋公演て言うんですか。初演の頃に比べると結構タイトにまとまっていたような。菊の二役はもはや磐石の出来と言った感もあります。つい目が行ってしまうのは亀治郎さん。細かくきっちり面白い。昼の部終演後に写真を買おうと思ったら、写真売り場が閉まっていた。商売っ気がないっつうか何というか...。やるせない思いを夏のセールにうっかりぶつけてしまいまたも散財。ィヨコハマまで帰って反省したりしなかったりしつつカッパとビール。夏だねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月25日 (木)

『Bランクの恋人』

平安寿子の『Bランクの恋人』(光文社文庫)を読む。いけてないけどもてるための努力を惜しまない男、はずれっ子ばかりを狙って付き合う女教師、恋多きゲイと恋愛下手な女子の友情、ミュージシャンの父とその娘のそれぞれの恋などなど、平安寿子っぽいいろんなかたちの愛が味わえる短編集。面白いし、ほろっとくるし、さすがにうまいー。どれも甲乙付け難し。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月21日 (日)

『QED 神器封殺』

高田崇史の『QED 神器封殺』(講談社文庫)を読む。前作からの旅は終わっていないようで、タタルさん御一行は未だ和歌山をうろうろしております。三種の神器や古代の神々を祀る神社についてタタルさんの知識がスパーク!加えてタタルさんに勝るとも劣らない変人である噂の毒草師・御名形史紋の登場でWタタルと言った様相をていしており、かなりうざい...いや、素敵な展開。タタルさんが可愛く見える日がくるなんてね。更に本書の大詰め部分は袋とじになっており、そこには驚愕の事実?が。何か色々スゴイね、日本て。小学生みたいな感想です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月19日 (金)

『ダナエ』

今週のプチ・ニュース。五十嵐圭、日立からトヨタへ移籍!...え、どうでもいいすか?俺的には大ニュースなんだが。そういえばサッカーの陰で、案外全日本男子バスケは第1回東アジアバスケットボール選手権大会 兼 第25回FIBAアジア男子バスケットボール選手権大会 東アジア地区予選(長い!)を準優勝で通過してたりするんだよ...何故にこんなにもマイナー。寂しいっす。
さて本日は藤原伊織の『ダナエ』(文春文庫)を読む。もうイオリンの新刊は出ないのだなあとしみじみしながら読了。彼が残した珠玉の中篇三つは、いずれもちょっと頑固でへそ曲がり、しかしてハードボイルド臭のするおじさんたちが登場する。涼しそうな顔でわざわざ難儀な選択をしがちな彼らの行動なんかが、団塊親父たちの心を掴むのかしらとか思う。私は好きですけどね!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月17日 (水)

映画『ハゲタカ』

映画『ハゲタカ』をやっと観る。腐ったこの国がターゲットかと思いきや、ハゲタカが買い叩いたのは...つうオチに時代を感じました。今回は大手自動車メーカー・アカマ自動車が中国系巨大ファンドに買収されそうになり、アカマ役員として働く芝野さんが鷲津に協力を求める、みたいな話。アカマ自動車のエンケン社長が素敵ー!駄目社長だがあまりに素敵なので社長だけ俺様が買収したい(バカ)。しかしそんなエンケンさんすら若干かすむほどに鷲津かっちょよす!いくら勝ってもどこか虚しそうな、なかなか笑わないひんやりした眼がたまんないすね。あと鼻の格好と頑固そうな唇かな。見た目かい。アップになると麿赤児度が濃厚なんだけどそこがまた凄味があり味わい深い。派遣工の高良健吾もすこぶるイイね。『フィッシュストーリー』のパンクなボーカルも素晴らしかったし、どうやら『ノルウェイの森』のキスギ役も彼がやるらしいよ。遅ればせながら大注目物件。真面目に作ってるのにちょいちょい笑っちゃうとこもあったけど、やっぱり『ハゲタカ』面白いわー。もっとやってくれないかなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«『見仏記 ゴールデンガイド篇』