2008年10月 6日 (月)

『本当はちがうんだ日記』

穂村弘の『本当はちがうんだ日記』(集英社文庫)を読む。著者は歌人だが、私はその作品よりも彼特有のだめだめ感漂うエッセイ群の大ファン。”容姿が平凡な上に、自意識が強すぎて身のこなしがぎくしゃく””今ここにいる私は「私のリハーサル」なのである。これはまだ本番ではない。素敵レベルが低いのはそのため”そんな文章を舐める様に読んでは穂村くんにシンパシーを勝手に感じていた。この愛すべき”世界音痴”さ加減。好きだ...と思っていると、本書で「妻と二人で雑誌の塊を抱えて」という一文を発見。え?何かのメタファーかと思いもう一度熟読するも確かに妻と。妻、いるのか。結婚したのか。なかったことにするのが困難だから結婚は怖いって言ってたくせにぃ!ちょっとがっかりする自分の小ささにもまたがっかりだ。解説はしをんちゃん。いつもながらスバラシい解説だよ!解説職人て呼んでもいいっすか。

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2008年10月 5日 (日)

『レヴォリューションNO.3』

『24』のシーズン到来☆例によって日々寝不足が続いている。ふらふらだが、おもおもおもしろいっす。今回もすごいっす。そんなわけで諸々滞り気味。
金城一紀の『レヴォリューションNo.3』(角川文庫)を読む。これはイイ!ざっくり言えばおちこぼれ男子高の男の子たちが「世界を変える」ため、行動する物語。その行動というのが、難攻不落のお嬢様学校の文化祭に潜入を試みたり、女子に頼まれてストーカー退治に乗り出したりするっつうものなのだが、端から見るとバカで無謀な作戦だとしても、彼らにしかできないやり方でしかも筋が通っており、その姿はとってもかっちょよく見える。つるむのは嫌い、でも友を想う気持ちは揺るがない。勉強のできる奴らが支配する世界に風穴を開けんとす彼らの名は「ザ・ゾンビーズ」。痛快で愉快で時々胸が痛くなる、彼らの物語から目が離せない。あー男子っていいなあ。

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2008年10月 1日 (水)

映画『グーグーだって猫である』

映画『グーグーだって猫である』を観る。かわゆらしき生き物、それはチンパンジーの子供、オラウータンの子供、DAIGOが育てていたペンペン、最近生まれたばかりの姪、そしてグーグー!いやー特に猫好きでもないんすけど、グーグーは滅法可愛かったよ...。猫がいる生活っていいなあ☆なんて、こんな俺にも思わせる凄腕ぶり。結構見所がいっぱいあって楽しい。大島弓子の漫画をハゲしく読み返したくなったし、久しく行ってない吉祥寺にも惹かれまくった。麻子さん(キョンキョン)のくるくるパーマすらまねしたくなったよ。そして私の中ではグーグーの可愛さをこっそり超えたのが、平成の火野正平(と勝手に言い続ける)・加瀬亮だ!ぶっきらぼうな口調のちょっと不思議なキャラクタ、何つうこともない服装、微妙な表情、全部ツボ。グッドです。

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2008年9月30日 (火)

『駅神』

図子慧の『駅神』(ハヤカワ文庫)を読む。ジャケ買い。駅のホームにふらっと現れて気が向くと易を立てるという謎の老人。ある事故を予知したことから評判になり、彼の助言を求めて迷える人々が駅を訪れるようになる。途中易学への変わったアプローチなども盛り込みつつ、易を通して出会う人たちの人情味溢れるミステリに仕上がっております。ちょっと珍しくて面白いかも。しかし易は案外緻密で難しいものなのな。読めない字も多いし、巻末の易に関する資料はちんぷんかんぷん。

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2008年9月28日 (日)

『とっても不幸な幸運』

畠中恵の『とっても不幸な幸運』(双葉文庫)を読む。アクも腕っ節も強く、ひねくれてるのに世話好きな店長が営む「酒場」という名の酒場。常連客ばかりのその店に「とっても不幸な幸運」という缶詰が持ち込まれる時、事件が起こる...。飲み屋の主人が謎を解くと言えば北森鴻の香菜里屋シリーズを思い出すが、それよりはだいぶ物騒で荒っぽい印象。しかし店長の料理はうまそうだし、謎解きの方も負けてはいない。好みからすると一見さんでも受け止めてくれる香菜里屋・工藤に軍配はあがるけれど、一度常連になってしまえば「酒場」も離れがたい魅力がありそう。常連になるのは難易度が高いけどね。

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2008年9月27日 (土)

『秘密(4)(5)』&『ファンタジウム』(3)

給料が出たのでやっと続きが買えました、清水玲子の『秘密(4)(5)』(白泉社ジェッツコミックス)を読む。相変わらず深く細やかで丁寧な作品に震え上がる。個人的には常に冷静沈着な薪さんがハゲしく動揺したりうっかり感情を剥き出しにしてしまうところがとっても好き☆
杉本亜未の『ファンタジウム(3)』(講談社モーニングKC)には、またまたしをんちゃんのマンガ愛溢れる帯がついていたよ!要チェックや(しつこいが彦一)。マジシャンとして徐々に注目されつつある長見良のもとに色々な人間が接触してくる中、悩みながらも案外流されない良のまっすぐな頑固さが羨ましくも何か泣ける。人間でほんとにみんな違うのだなあと当たり前のことを改めて思う。だから面白くてムツカシイ。

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2008年9月25日 (木)

『消えた山高帽子』

翔田寛の『消えた山高帽子 チャールズ・ワーグマンの事件簿』(創元推理文庫)を読む。著者は本年度乱歩賞作家らしい。文明開化のィヨコハマを舞台にした推理モノというだけで浜っ子的にはわくわく。西洋幽霊や英国人切腹事件の謎、歌舞伎役者を巻き込んだ山高帽子盗難事件、教会の密室殺人などを、実在したイギリス人記者ワーグマンが解く。表題作に登場する歌舞伎役者が大層かっちょいいので要チェックや(彦一)。

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2008年9月24日 (水)

『SLAMDUNK』全31巻

先日スラムダンク芸人を号泣しながら見ていたら無性に読み返したくなった。休日だし、井上雄彦の大傑作マンガ『SLAMDUNK』(全31巻・集英社)を一気読み。もう何度読んだか。しかし未だにきっちり泣け、どーんと感動できる素晴らしさだ。ほんとにイイ。イイとしか言えない。スラムダンクだけで一晩中飲める。バスケっていいっすね。今シーズンから田臥が栃木のチームでプレイすることだし、またJBLも観に行きたい。

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2008年9月22日 (月)

『エンデュミオンと叡智の書』

マシュー・スケルトンの『エンデュミオンと叡智の書』(新潮文庫)を読む。”図書館から始まる冒険ファンタジー”という帯につられて買ってみた。オックスフォードの図書館で不思議な古書をみつけた少年が、その本を巡って色々巻き込まれる物語。15世紀のドイツと現代のオックスフォードでの出来事が交互に語られるのが興味をそそるけれど、結局本の力と言うより紙の力が重いような気がして、そこがちょっと本好きとしては残念な感じ。しかし何はともあれ大好きなオックスフォード(行ったことないけど)が舞台故、その描写だけでも酔える。本書は映画化らしいので、その雰囲気を味わう為にも是非観たい。

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2008年9月20日 (土)

映画『パコと魔法の絵本』

映画『パコと魔法の絵本』を観に行く。中島哲也監督の『嫌われ松子』が案外好きだったので。溢れんばかりの色彩に加えて何だかキラッキラしており、もしや監督って日本のディズニー...?とまで思ってしまった。それは間違いかな。最初の方は、変人ばかりいる病院のそれぞれの変人ぶりがどうなんだ的な空回り感があったけど、そんなこともだんだん気にならなくなります。ベタだけどいい話よ。ベタな泣かせどころにいちいちはまって泣いたよ。とにかくパコが可愛い。なんであんなに可愛いとですか、アヤカ・ウィルソン。このままうまく思春期を乗り切って、素敵な女性になって欲しいです。大きなお世話。

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